1秒間に30枚撮れる
──ほかにも「DC-GF10/GF90」には多くの機能が搭載されていますが、若井さんにとって印象的だった機能は?
「4Kフォトモード」はよく使いましたね。1秒間に30枚撮れるっていう。
──連写機能ですね。「4Kフォトモード」では秒間30コマ連写によって、従来の連写モードではシャッタータイムラグが生じて撮れなかった決定的瞬間を写真に残せます。
僕はスタジオでメンバーが演奏しているところを撮ってみました。連写して、あとからベストな瞬間のカットを選べるんですよ。これは山中(綾華 / Dr)がドラムを叩いてるところを「4Kフォトモード」で撮った写真です。運動会みたいなシチュエーションにもいいと思いますね。
──ゴールテープを切る瞬間が撮れますね。あと、ミセスのワンマンライブでは基本的にお客さんが自分のカメラでパフォーマンス中の写真を撮れるので、ライブ撮影にもよさそうです。
めっちゃありだと思います。僕らってライブ中めちゃめちゃ動くので、どうしてもスマホのカメラだとうまく撮れないこともあるだろうから。
──ミセスのライブが撮影OKになったのは一昨年の秋からですよね?
そうです。
──海外だとライブ中にお客さんがステージを撮影するのは一般的な国もありますが、まだ日本ではそういった文化が普及していない中で、若いバンドであるミセスが撮影を解禁されているのはパイオニアだなと。
ありがとうございます。海外のライブって自由に写真を撮ったり、お客さんがそれぞれの楽しみ方をしてるなと思って。日本の写真を撮っちゃいけないみたいな決まりが自分たちにとってはしがらみだったと言うか……もっと自由に楽しんでほしいなって、モヤモヤしていたんです。じゃあ、もうそういうルールを取っ払って、写真を撮る人は撮るでもいいし、撮らない人は撮らないでもいいっていうところで、解禁したらいいんじゃないかなと。僕たちは時期によって衣装のスタイルがけっこう変わるし、ハロウィンに仮装をしたりもするので、そのときの思い出を残してもらえたらなと思っています。
画面をクルッと回して自撮り
──ほかに印象的な機能はありましたか?
やっぱり自撮り機能ですかね(笑)。スタジオの中で、メンバーをバックに撮ってみました。画面をクルッと回すと、自分が映って。使いやすかったです。
──撮影までカウントダウンしてくれるセルフタイマーが10パターン搭載されていて。
カウントダウンは使ってみましたね。
──あと、タッチパネルの人型のボタンを押すと、ビューティ効果機能が使用できるんですよ。美肌にしたり、スリムにしたり。
ええ!
──どのくらいスリムにするかも10段階で調節できます。
ホントだ! スリムになってる(笑)。(カメラのタッチパネルを押しながら)その機能は気付かなかったな。
──この写真は髙野さんが自撮りされたんですか?
あっ、これは僕がめっちゃズームで撮ったやつです! なぜか髙野はズームで撮ることが多いんですよね(笑)。
撮った写真をすぐにSNSに載せたい
──「DC-GF10/GF90」はボタンのほか、タッチパネルでも操作できますが、操作性はいかがでしたか?
めっちゃいいですよ。タッチパネルをピッと押したら、撮りたいところにピントが合ってくれるんです。あと、アプリを使って撮った写真をすぐに携帯に飛ばせる機能が便利でした。
──無料ダウンロードアプリ「Panasonic Image App」を使うと、カメラで撮影した写真をワイヤレスでスマートフォンやタブレットに転送できます。アプリとSNSの連携機能で、転送した写真をTwitterなどに簡単にアップロードすることもできますしね。
やっぱり今って撮った写真をその場ですぐに編集して、SNSに載せたいということが多いじゃないですか。それをすごく画質の綺麗なミラーレス一眼カメラでできるというのは画期的だと思いました。カメラで撮った写真をSNSで加工したり、組み合わせて使うこともできそうですよね。
──今回撮影された中で、特にお気に入りの写真は?
どれだろうー。(写真を見ながら)スタジオでフラッシュを焚いて撮ったやつとかかな。
──このコンパクトなカメラの中にしっかりフラッシュが内蔵されていますよね。レバーをスライドさせるとフラッシュがオープンします。
フィルムカメラでフラッシュを焚いて撮ったような味のある雰囲気をデジタルでも出したいなと思ったときに、このフラッシュを使うと写真に臨場感が出るんですよ。
──確かに写真の質感がおしゃれですね。
あえて部屋を真っ暗にして、フラッシュを焚いて撮ったりもしましたね。この写真もフィルターを使わず、フラッシュだけで撮ってみました。
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これ1台でなんでもできる