レコードは、なんだか大事にしたい
──CHAIはアルバム「PINK」のアナログ盤をリリースされましたけど、なぜアナログ盤を作ったんですか?
ユウキ まず、見た目がかわいいから。大きくてそこにあるだけでかわいいし、飾ってもかわいい存在。
マナ そう、“存在”のために作ったかも。
ユウキ CDよりもずっとずっとずっとかわいいね。
マナ それに、残るよね。
ユウキ 残したいって思っちゃう。レコードは、なんだか大事にしたい。
マナ なんか厳かなイメージなんだよね。限定盤を作る意味があるのはレコードかなって思う。レコードってCDより大切にするよね。なんでだろうね?
ユウキ なんか、重みがあるよね。
──丁寧に扱いたくなりますよね。
マナ そうそう。
──じゃあ、見た目にはかなりこだわりが詰まっているんですね。
ユウキ うん、本当にかわいい。
──今回は「PINK」を聴きましたけど、ほかにこのTechnics Sound Trailerでアナログ盤で聴いてみたい作品はありますか?
カナ けっこう大きな音が出るからJusticeかな。
マナ 私もJusticeがいい。
カナ Justiceの1stアルバム「Waters of Nazareth」だね。
マナ 私も! イケイケなやつがいい!
ユウキ あとBasement Jaxx。低音感じたい。下の音がカッコいい曲が聴いてみたいです。
夢を持てるね。私たちも夢が広がった!
──Technics Sound Trailerはいろいろな場所に行くと思うので、これからこのトレーラーを楽しんでみたい、という方へ向けてのメッセージをお願いできますか?
ユウキ 1回ここで試聴体験してみたら、変わることがあるんじゃないかな。
ユナ 確かにね。
カナ なかなかアナログ盤を爆音で聴く機会って、ないじゃないですか。聴いてみたら、音楽の楽しみ方が変わると思う。
ユナ この場所で、大きな音で聴いて全身で曲を浴びたときに、音楽がすごい好きになると思う。で、その人はきっとフェスとかにめっちゃ行くようになるんじゃないかな? もっと全身で音楽を浴びたくなると思う。だからここで“開花”してほしい!
ユウキ 音の粒、飛んできたもんね。
カナ 夢を持てるね。うん、私たちも夢が広がった!
Technics Sound Trailer(テクニクスサウンドトレーラー)
パナソニックがTechnicsブランドの移動式試聴室として開発したトレーラー。音の躍動感、歌い手の息遣い、楽器から放たれる音色、指揮者が動き出す前の緊張感など、Technicsだからこそ表現できる音楽の世界をリスナーに体験してもらうべく作られた。トレーラーではTechnicsの主要ラインナップすべてが試聴でき、試聴音源もハイレゾ音源からCD、レコードまで幅広く取りそろえている。
SL-1200GR
アナログレコード再生の楽しみを音楽ファンに届けることをコンセプトにした、Technicsのダイレクトドライブターンテーブルシステム。世界中のユーザーに愛用されたSL-1200シリーズの新たなスタンダードモデルで、SL-1200Gのよさを継承しつつ、新たに開発された専用のコアレスダイレクトドライブモータを搭載している。
- CHAI「わがまマニア」
- 2018年5月9日発売 / OTEMOYAN record
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[CD]
1728円 / CHAI-006
- 収録曲
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- We Are Musician
- アイム・ミー
- フューチャー
- FAT-MOTTO
- Center of the FACE !
- CHAI(チャイ)
- マナ(Vo, Key)、カナ(Vo, G)、ユウキ(B, Cho)、ユナ(Dr, Cho)の4人によって結成された“ニュー・エキサイト・オンナバンド”。“NEOかわいい”“コンプレックスはアートなり”といったコンセプトを掲げて活動を行い、2016年12月には初の全国流通盤「ほったらかシリーズ」を発表。その後活動拠点を東京に移し、2017年には「SXSW」出演や全米ツアーなど海外でライブを行った。帰国後の4月には2枚目のCD「ほめごろシリーズ」を発売。「FUJI ROCK FESTIVAL」のROOKIE A GO-GO枠出演の際には満員で観られない人が続出したり、ユウキとユナが藤原ヒロシのライブにサポートメンバーとして参加したりするなど各所で話題を集めた。そして10月25日、バンドにとって初のフルアルバム「PINK」をリリースした。2018年5月には3rdミニアルバム「わがまマニア」を発表。