ナタリー PowerPush - DDTプロレスリング
DDT両国大会前哨戦!? オーケン、プロレスを語る
真夏に「冬のオペラグラス」を歌ってもらう
大槻 両国なんですけど、何時間ぐらいの興行なんですか?
高木 初日は一応5時間ぐらいを考えてます。
大槻 5時間!
高木 はい。15時開始の20時終了ぐらいで。試合は8試合でガッチリやるんですよ。あと「オールナイトニッポン」さんとコラボして、“オールナイトニッポンパーソナリティ権争奪バトルロイヤル”とか、先ほどお話したアイドルとのコラボマッチも、僕が木高イサミに負けてアップアップガールズ(仮)を推せなくなっちゃったので、「じゃあ俺が秋元康プロデュースのアイドルを連れて来る!」って言って新田恵利さんを連れてきて、“アイドル4WAYランバージャックマッチ”になるっていう(笑)。
大槻 新田恵利さんはセコンドで?
高木 セコンドです。で、真夏に「冬のオペラグラス」を歌ってもらって(笑)。
大槻 いいなあ(笑)。
高木 でも軸は試合ですね。
──写真集絡みの企画とかもあるんですか?
高木 写真集絡みはないですね。あれは単純に今回、レスリー・キーという写真家にヌード写真集を撮ってもらった。
大槻 ああ、あれいいですね。売れるんじゃないですか?
高木 そうですね。ちょっと怖かったんで限定2000部ぐらいにしたんですけど。
──新宿2丁目に卸したりするんですか?
高木 卸すぶんもないかもしれないです。たぶん2日間で売り切れちゃうと思うので。
大槻 あれは面白そうだと思ったな。
高木 あれは撮影に18時間ぐらいかかったんですけど。まずポスターを撮ったんですよ。レスリーが「躍動感を表現したいから、全員跳んでくれ」と言ってきて。当然みんな服を着て跳ぶもんだと思ったら「違うよ、ヌードだ」って言われて、全員全裸でフルチンの状態でジャンプしました。フルチンでジャンプなんで僕ら「チンジャン」って呼んでて。「次のチンジャン誰だろう?」みたいな。
大槻 あれカメラマンの人は……。
──そっち系で有名な人ですよね(笑)。
大槻 だよね? 異常に時間かけて撮ってるっていうのも記事に出てたから、相当楽しかったんだろうな、彼は。
高木 飯伏は6時間ぐらい撮ってましたね。
──特別に(笑)。
高木 飯伏6時間、ケニー・オメガが3時間ぐらい、征夫くんも3時間ぐらいで。
大槻 好みがわかりやすいですね(笑)。
高木 僕が1時間で、男色ディーノが30分。
──ダハハハハ! 男色キャラなのに!(笑)
大槻 わかりやすいなあ、その人(笑)。飯伏選手、それ災難だな。
高木 あいつ、最初は恥ずかしいって嫌がってたんですけど、後半はどうでもよくなったのか、全裸でライオンにまたがったり、いろんなことやってましたね。要はDDTが世間に打って出たいという部分で、いろんなコラボをしてみようっていうのが両国の初日ですね。
やっぱりレスラーバンドもいいですね
大槻 入江選手の試合はあるんですよね?
高木 もちろんあります。
大槻 じゃあオレやっぱり中村あゆみさんの格好を揃えないと。
──まだそのプランでいくつもりなんですか(笑)。
大槻 だって、なんかやりたいじゃない! 中村あゆみ以外でレスラーのテーマ曲を歌った人いないから、プロレスファンにハッと思われるような。あ、じゃあ「デュオ・ランバダ」歌ったときの木村健悟とか、誰もわかんないよっていうのもいいよね。じゃあ筋少スタイルで出るか、ピンで出るかを決めたいんですけど、やっぱり筋少で出たほうがいいですかね?
──ピンの場合は中村あゆみになるわけですか?
大槻 いや、筋少でも中村あゆみ。東京ドーム「風になれ」歌唱バージョン。
──頑固だなあ(笑)。
高木 「タチムカウ」は筋少さんの曲ですからね。
大槻 当て振りでも、まあファンはわかってくれるだろうな。あと宏樹さんがなんか絡みたがってるようだから、それもどうしたらいいか。ギターソロのときにヌンチャクしててもらえればいいかなあ。
──ヌンチャクでドラでも叩くとか。
高木 もしあれだったら試合のほうに入れ込むパターンもありますから。
大槻 そうですね、あ、筋少のコスプレしたプロレスラーバンドってのは?
──そのときリッキーさんが橘高(文彦)さんのコスプレしてたらおもしろいですよ(笑)。
大槻 ああ! やっぱりレスラーバンドもいいですね。
高木 僕らとしてはできれば筋少さんでやっていただければ。
大槻 了解しました。筋少で登場しますよ! でも、ベースだけはリッキー・フジさんだったりして。
──ダハハハハ! 内田(雄一郎)さんのスケジュールが埋まってたらリッキーさんで。
大槻 マンガ家の喜国雅彦さんとか。
──それっぽい感じのビジュアルの人が代打で(笑)。
大槻 ミスターデンジャー松永光弘さんにウッドベース弾いてもらうのもいいなあ。
DDTプロレスリング 両国国技館大会
- DDT万博 ~プロレスの進歩と調和~
- 2013年8月17日(土)東京都 両国国技館
OPEN / 13:30 START / 15:00 -
席種
- アリーナ席 / 完売
- マス席 / 4000円(当日5000円)
- 2階席 / 3000円(当日4000円)
- 両国ピーターパン2013 ~プロレスの傾向と対策~
- 2013年8月18日(日)東京都 両国国技館
OPEN / 12:30 START / 14:00 -
席種
- ドラマティック・ドリーム・シート(大会特製パイプ椅子のお土産付き) / 完売
- アリーナ席 / 完売
- マス席A / 完売
- マス席B / 7000円(当日8000円)
- マス席C / 完売
- 2Fイス席A / 5000円(当日6000円)
- 2Fイス席B / 4000円(当日5000円)
- 2Fイス席C / 3000円(当日4000円)
大槻ケンヂ(おおつきけんぢ)
1966年東京出身の男性シンガー/作家。中学の同級生だった内田雄一郎と筋肉少女帯を結成し、1988年にアルバム「仏陀L」でメジャーデビュー。不条理かつ幻想的な詩世界と卓越した演奏力で、独自の世界観を確立する。またバンド活動と並行して、小説やエッセイを執筆。青春小説「グミ・チョコレート・パイン」は2007年に映画化され、話題となった。また1995年にはソロアーティストとして、アルバム「ONLY YOU」をリリース。1999年には新バンド・特撮を結成し、精力的なライブ活動を展開する。2006年に筋肉少女帯が再活動。現在はバンドやソロなど、さまざまな活動を行っている。