フィロソフィーのダンス 楽曲制作陣によるコメント
ヤマモトショウ(作詞)
1988年生まれ、静岡県出身の作詞家、音楽プロデューサー。東京大学文学部思想文化学科を卒業したあと、バンド・ふぇのたすのギタリスト、作詞作曲担当として2012年にデビューした。バンド活動のかたわらシンガー、アイドル、声優などのプロデュース、楽曲提供を行う。2015年9月のふぇのたす解散後に本格的に作詞、作曲家として活動をスタートさせた。
- フィロソフィーのダンスの魅力
-
リスナーとしては、上質な音楽とメンバーの四者四様の個性。クリエイターとしては、常にクオリティを保ちつつ、新しいやり方も試せる環境です。
- フィロソフィーのダンスの楽曲を手がけるうえで心がけていること
-
「哲学」をテーマにするということで始めたので、常に念頭にはあるんですが、広義での「哲学」がない音楽なんてそもそも聴く価値もないので、もう少し踏み込んで具体的に「哲学」という学問でテーマにされるような形而上学的な題材を扱ってます。でもアイドルというフィルターを通すとよくわかるんですけど、「哲学」的な問題というのはすべて日常的な現れをまず持っているので、それらに難しい言葉を使う必要もないし、普遍的な内容を歌い手であるメンバーやファンの方と共有できるようにしています。
- 「ザ・ファウンダー」の聴きどころ、印象に残っている収録曲
-
昔とあるラーメン屋さんで「おすすめなんですか」と聞いたら、「全部おすすめ、おすすめ以外は客に出さない」と怒られたことがあったので、こういう質問には答えづらいなとそれ以来思ってるんですけど、リード曲の「ダンス・ファウンダー」ができたときは、思わずラーメン屋さんなら券売機に「おすすめ」というポップを作って貼りたくなるくらいでした。あとは僕は基本、フィロソフィーのダンスでは作詞家なんですが、「アルゴリズムの海」という曲では作曲もしていてアルバムの中では異色な曲なのではないかと思います。ラーメンというよりはカレーです。
- フィロソフィーのダンス「ザ・ファウンダー」
- 2017年11月22日発売
PHILOSOPHY OF THE WORLD -
[CD]
3000円 / UXCL-140
- 収録曲
-
- ダンス・ファウンダー
- ライク・ア・ゾンビ
- はじめまして未来
- エポケー・チャンス
- 夏のクオリア
- ニュー・アタラクシア
- バッド・パラダイム
- ミスティック・ラバー
- ドグマティック・ドラマティック
- アルゴリズムの海
- ベスト・フォー
- ジャスト・メモリーズ
イベント情報
- レッツ・スティック・トゥギャザー
-
- 2018年2月4日(日)大阪府 Shangri-La
- <出演者>
フィロソフィーのダンス / callme - 2018年2月10日(土)愛知県 SPADE BOX
- <出演者>
フィロソフィーのダンス / callme - 2018年2月12日(月・祝)東京都 WWW X
- <出演者>
フィロソフィーのダンス / callme
- フィロソフィーのダンス
- 2015年に結成された、加茂啓太郎がプロデュースを手がけるアイドルグループ。「Funky But Chic」をキーワードに活動しており、宮野弦士が編曲、ヤマモトショウが作詞を担当するソウルフルな楽曲で注目を集めている。2015年12月に会場限定シングル「すききらいアンチノミー」を発売。2016年1月に定期公演「FUNKY BUT CHIC」をスタートさせ、11月には東京・原宿アストロホールにて初のワンマンライブ「Do The Strand VOL.1」を開催した。同月に1stアルバム「FUNKY BUT CHIC」を発表。2017年10月に東京・渋谷CLUB QUATTROにて4thワンマンライブ「Do The Strand VOL.4」を成功させ、11月には2ndアルバム「ザ・ファウンダー」をリリースした。
宮野弦士(作曲、編曲)
1994年生まれ、東京都出身の作曲家。 2015年春に音楽専門学校を卒業し、音楽活動をスタートさせた。1970、80年代の音楽を主なバックグラウンドとして、楽器演奏、作編曲、ミックス、マスタリングと複数の分野での制作を行う。 フュージョンバンドでのギタリストを務めているほか、アイドルやアーティストへの楽曲提供も行っている。
どんなタイプの楽曲でも、メンバー4人が歌うと不思議と“フィロソフィーのダンスの楽曲”という感触になるところです。
歌詞で扱われているテーマが一貫していることも、その感触を支える欠かせない要素だと思います。
まず、グループのいちファンであり続けるということです。
「こういうこともできそうだ」「こういう一面も見てみたい」というような挑戦を毎回するようにしています。
もう1つは、ライブ会場における一体感を想像することです。
さまざまな層のファンの方々に、それぞれの楽しみ方を見つけてもらえるような音楽的演出を心がけています。
全曲に携わったのでどれも思い入れが強いですが、「ダンス・ファウンダー」は、グループの核になる1曲になるように、という意気込みを持って臨んだので、完成したときには、すぐに誰かに聴かせたい気持ちが押さえられませんでした。
今作は収録曲ごとにまったく違ったサウンドアプローチをしているので皆さんもその中からお気に入りの1曲を見つけてもらえればと思います。
新しいダンスを、ぜひ踊ってください!