「運命」がテーマなのにヨーグルト

──最新シングル「それじゃ、よろしく」についても話を聞かせてください。CUBERSのシングルリリースはひさびさですよね。

綾介　「STAND BY YOU」以来ですから、2年ぶりくらいですね。表題曲「それじゃ、よろしく」とカップリングの「Listen to Miracle」はどちらも「運命」をテーマにしてるんです。「それじゃ、よろしく」は、「これから運命の相手を見つける」って曲。

優　アップテンポな曲調なので僕らも歌ってて楽しい曲ですね。振り付けもワイワイした感じなので、みんなで一緒に騒げたらいいな。

TAKA　裏拍で叩く手拍子も楽しいよね。ライブですでに何度かやってるんですけど、ファンの皆さんが楽しそうに手拍子をしてくれてうれしいですね。

春斗　僕はこの曲の中の「退屈だらけの時間が 色を変え」って歌詞がめちゃめちゃ好きで。恋愛に限らず、何か初めてのことに挑戦する人みんなに当てはまる言葉だと思うし、レコーディングでは自分のこれまでの経験を思い起こしながら歌いました。

優　あと今回の歌詞ではDメロに「ヨーグルト」って言葉が出てくるんです。「運命」というわりと抽象的なテーマの曲の中で突然「ヨーグルト」っていう日常的なモノが出てくるのが面白いなって。

春斗　「ヨーグルト」はインパクトあるよね。

9太郎　もしかしたら小中学生の方とかは「運命」って聞いてもピンと来ないかもしれないんです。でも「それじゃ、よろしく」では、「運命の人となら朝ヨーグルトを食べるとき、何を入れたらおいしいか意見が違っても小さいことは気にしないよ」ってことを歌っていて。少しでも「運命」って言葉を身近に感じてもらいたいなって思ってます。ちなみに、「ヨーグルト」のところはメンバー全員でヨーグルトを食べる振り付けになってるんです。

綾介　それぞれ何を入れてるのか、振りで想像してほしいよね。

──シングルのType-Aのジャケットアートワークがヨーグルトなのは、そういう理由があってなんですね。

TAKA　そうなんです。僕らも最初は驚いたよね。「ヨーグルトがジャケになってる！」って。

──ミュージックビデオは吹奏楽部の学生やチアリーダー部の方々が出演した壮大な映像に仕上がりましたね。

綾介　CUBERSのMVの中で、過去最大の人数が出演する映像になっています。100人くらいをバックに僕らがパフォーマンスするっていう、今までにない経験をさせてもらいました。

優　結婚式場で撮影したんですけど、メンバーそれぞれが色違いのタキシードを着てるんです。衣装にも注目してほしいですね。

TAKA　9太郎だけ“結婚式に出席した親戚の子供”みたいだったけどね（笑）。

9太郎　カッコよく映ろうと思って美容院で「山崎賢人くんみたいにしてください」って言ったら、なんかちょっとイメージと違う髪型になっちゃって……。タキシードと相まって子供みたいになっちゃって、僕のファンの方々にはちょっと申し訳ないところですね（笑）。

──カップリング曲「Listen to Miracle」も「運命」をテーマにした楽曲なんですね。

綾介　はい。こちらは「それじゃ、よろしく」よりもさらに壮大な「運命」というもの自体をテーマにしています。聴く人それぞれによって捉え方が変わりそうだし、いろんな角度から楽しめる曲じゃないかと思います。

TAKA　神奈川にあるDMM VR THEATERで4月に行われる朗読劇「メイクヒーロー DMM VR THEATER Version」の主題歌に決まっている曲で、朗読劇のエンディングに僕らが登場して生パフォーマンスをするんです。この会場はVR映像を駆使した演出ができる会場なので、僕らがアニメのキャラクターと共演する、みたいな感じになるんです。僕らにとって初めての試みですし、ライブをするのがすごく楽しみですね（取材は3月に実施）。

春斗　劇中でも僕らの曲が使われるので、生歌を聴いてガッカリされないようにがんばらないとね。

TAKA　バンドサウンドがゴージャスですごくカッコいい曲だから、CUBERSのライブでも早く披露したいですね。

武道館と味の素スタジアムに立ちたい

──5月にはキャリア初のホールワンマン「それじゃ、ホールワンマン」が、東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで開催されます。

TAKA　初めてのホール公演なので、僕ら自身もめちゃくちゃ楽しみにしてます。今までにないCUBERSのライブをお届けできればと思ってます。

綾介　席があるし、ステージの見え方も今までと変わるだろうね。とはいえ、ぜひ立って、スタンディングで盛り上がっていただきたいです（笑）。

9太郎　席が決まってるから、後ろのほうの席になってしまった方にも「楽しかった」って思ってもらえるよう今まで以上にパワーを出さなきゃね。僕は自分のかわいさを伝えるために、いつもよりちょっとメイクが濃くなるかも？

──初のホールワンマンを経て、2018年の下半期はどういう活動にしていきたいですか？

春斗　僕らは毎回、ライブの最後に「日本武道館と味の素スタジアムでライブをしたい」って目標を言ってるんですけど、武道館に向けての助走期間に入りたいですね。

綾介　それもすべて僕らの努力次第。1本のライブも無駄にできないって感覚で、これからもやっていきたいです。

1週間くらい5人で海外に行ってみたい

──取材をしていて、メンバー同士すごく仲がいい印象を持ちました。プライベートでも5人で会うことは多いんですか？

TAKA　けっこう僕らオフの日でも遊んだりしてるんですよ。

9太郎　最近TAKAがずっと「カラオケに行きたい」って言ってるんですけど、なかなか予定が合わなくて。つい昨日も「カラオケに行きたい」って言ってたのに行けなかったから、近いうちに実現させなきゃいけないなって思ってます。

TAKA　俺が駄々こねてるみたいじゃん！

9太郎　いやいや、そんなこと言ってないじゃん（笑）。

春斗　なんかさ、みんなで温泉に行きたいよね。

優　前に草津に行ったときは本当に楽しくて。

TAKA　ちゃんと部屋割りがあったんですけど、夜自然と1つの部屋に集まって、寝ないでずーっとバカな話をしてたんです（笑）。あのときは1泊だけで全然足りなかったから1週間くらい旅行に行きたいよね。

優　1週間なら海外とかいいかもね。

TAKA　部屋は絶対1つで。けっこう歳が離れているメンバーもいるんですけど、もう気を使わない関係になってるし、この5人で騒ぐのがメチャクチャ楽しいんですよ。これからもいろんなことをこの5人でやっていきたいですね。