NARGO(Tp)、北原雅彦(Tb)、GAMO(Tenor Sax)、谷中敦(Baritone Sax)、沖祐市(Key)、川上つよし(B)、加藤隆志(G)、大森はじめ(Perc)、茂木欣一(Dr)からなるスカバンド。1989年のデビュー以降、インストゥルメンタルバンドとしての確固たる地位を築く中、日本国内に留まることなく世界31カ国での公演を果たし、世界最大級の音楽フェスにも多数出演。2021年8月には「東京2020オリンピック競技大会」の閉会式でライブパフォーマンスを披露。2022年3月にニューシングル「君にサチアレ」を発表し、4月よりツアー「BEST OF LUCK」を開催する。
2021年に本格始動を果たしたソロアーティスト。作詞、作曲、アレンジはもちろん、ジャケットやミュージックビデオなどのビジュアルプロデュースも自身で手がける。2021年にTikTokに投稿したオリジナル曲「分かってないよ」がヒット。3月に3曲入りの作品「檸檬の日々」を自主レーベル・W's Projectより配信リリースした。12月に1stアルバム「ワンス・アポン・ア・リバイバル」を発表。初のオンラインライブ「WurtS ONLINE LIVE 2021 supported by ZONe」を開催した。
「ちょっと思い出しただけ」を観て
空音
過去を思い出し歌詞にし言葉にすることもある仕事をしている自分は、“ちょっと思い出す”ということがちょっとやそっとどころじゃなくなる時もある。それと重なった映画でした。そして思い出される人や場所、愛情が未来のきっかけをくれるのかもしれない、そんな風にも感じました。恋愛だけじゃなく夢やその他の何かにケジメをつけたい方や諦めが付かず胸に何かが突っかかってる方にはきっと大きなメッセージを与えてくれる、素晴らしい映画でした。
にしな
この宇宙に無数に存在する夜と人生。
バラバラだった一つと一つがある瞬間ふとぶつかって重なったり。ずっと一緒だと思っていた二つが、たわいもないことでバラバラに戻って、もう上手く重なれなくなったり。
愛しかったり苦しかったり混じり合ったり、どうしようもない感情を抱えながら私たちは、ぐるぐる巡り、言葉にしたりしなかったり、出会ったりすれ違ったりしながら進んでゆく。
どんなにだらしなくて、くだらなくて、情けない感情も事象も、全てそれでよいのだ、よかったのだと、ただそこに存在するクリープハイプの音楽と世界が受け入れてくれるような気がした。
ほしのディスコ(パーパー)
観終わった後、映画の感想と共に自分の恋愛や恋の悲しい記憶も掘り起こされました。何年経ってもふと思い出してしまうのは何故なんでしょうか。それを肯定してくれるようなあたたかい映画でした。クリープハイプファンは知っています。松居大悟さんとクリープハイプさんの組み合わせは神である事を。映画とクリープハイプさんの曲の親和性が神がかっています。そして、尾崎さんの演技。ファンには堪りません。僕の同期であるニューヨーク屋敷君の演技も見どころです。この先もずっと思い出したい作品でした。
谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)
丸々2回見ました。そして2回とも良かったです。
ガチすぎて照れるほどの恋と、ちょっぴり切ない人生。
想像するほどにパラレルで、でも実はリアルに、
そこら辺に転がっている幸せを信じられる映画でした。
つまり最高の映画でした。
WurtS
大切な人と夜中にお洒落な「ナイトオンザプラネット」を観ると映画の中の主人公みたいな気分になります。誰にも知られないあの世界で、時にラブストーリーの台詞を口にしたり、哲学者みたいに当たり前を疑ったり、恥ずかしいほど変態になったり、そんな一人一人の何にでもなれる世界をタクシー運転手は垣間見ることができて羨ましいです。
スポットライトで照らす後部座席は振り返らずに前進する人々、でもたまに「そういえばあの人どうしてるかな?」って思い出すこと。ありふれた二人の出会いと別れを逆走する作品で、観ている僕自身も「そんなことあったな。」「あの人どうしてるかな?」って思い出してしまいました。まるで二人の世界を垣間見るタクシー運転手のように。
コロナ禍の中で起こる様々な人々の様々なドラマがこの作品を通してきっと「あの頃のあのこと」として夜から朝に前進するような作品です。