メンバーの“ここがナンバーワン”
──ここからはアルバムタイトルにちなんで、メンバーの“ここがナンバーワン”と思うところを、それぞれ別のメンバーから語っていただければと思います。
前田 凌介はめっちゃシンプルですけど顔ですね。王子様的なルックス。
萩 そういうキャラでやらせてもらっています(笑)。
前田 街中で凌介と一緒に歩いているとすれ違う女の子の目がハートになってるのがわかるんですよ。通りすがりに「あの人カッコいい!」って言われるので、僕も一緒にいい気分を味わってます。
萩 純基くんのことかもしれないよ(笑)。
山内 顔がカッコいいというのもあるんですけど、見せ方が上手ですね。ステージ上でもそうですしMVを撮るときの角度1つ取っても上手で、ずば抜けていると思いますね。
濱中 人への接し方が最強ですね。普段一緒にいて気遣いもできるし、ふとしたときにボディタッチしてきたりするんですよ。
萩 それは元嗣だからだよ。女性は触らないよ(笑)。
山内 先日僕と純基くんと凌介とで撮影をしていまして、ちょっといちゃいちゃするシーンがあったんですよ。そのときに僕も手を握られたんですけど、その握り方1つで男の僕でもキュンとしちゃいました。
馬場 凌介は“朝の弱さナンバーワン”だよね。
萩 涼真には言われたくないよ!(笑)
馬場 僕も弱いですけど凌介には勝てないと思いますね。
──濱中さんのナンバーワンのところは?
馬場 ないですね。
濱中 ちゃうちゃうちゃう! 早い早い!(笑)
前田 ライブ中ってMCのときもパフォーマーは基本的にマイクを持たないんですけど、たまに元嗣にマイクがいくと、それだけでファンの皆さんがクスクス笑うんですよ。あとは下ネタを元嗣が言ってもドン引きしないで笑いに変えられるのが元嗣にしかない強みかなって。
萩 “愛されキャラナンバーワン”だよね。本当に裏表がないんですよ、元嗣は。
山内 人柄のよさが出てるからフレンドからも愛されるんだと思いますね。
濱中 裏の顔があるかもしれないけどね。
一同 こわっ!
──では次は馬場さんお願いします。
前田 やっぱり“Cool-Xの声”とも言うべき歌声ですね。テクニックの話になりますが、涼真は細かいビブラートが上手なんですよ。それは僕にはできないので、すごくうらやましいです。あと僕はハモるから余計にわかるんですけど、小さい声量のところから大きくしていくのがすごく上手です。声がファーッと広がっていって、それで楽曲の世界観を作り上げているので聴いている人たちも感動するんだと思います。そういうのは涼真にしか作れない歌声だと思いますね。
馬場 ありがとうございます。……皆さん以上ですか?(笑)
山内 “車の中で寝ない人ナンバーワン”ですね。
萩 あと“柄シャツ持っている人ナンバーワン”ですね。
濱中 緑色のとか、いろんな柄シャツを持ってるよね。
馬場 まあそうですね……柄シャツ好きだからね。
萩 あと“ナンバーワン体重”ですかね?
馬場 わからないよ!? 体重はみんな公開してないからホントは俺じゃないかもしれない。それはご想像にお任せします。
──(笑)。山内さんはいかがでしょう。
前田 大輝のナンバーワンは世界観のあるダンスですね。元嗣とはまた違うタイプで、前に一度僕と凌介と大輝の3人でライブをやったときのことが印象に残っていて。僕がピアノを弾いて、凌介が歌って、大輝が踊るという編成だったんですけど、体操座りからスタートして踊りで歌詞を表現していたんですよ。ボーカルは歌声で歌詞の意味を伝えるけど、大輝は全身を使って表現していたので衝撃を受けました。
──それはコンテポラリーダンスですか?
山内 そうですね。コンテンポラリーダンスが好きでYouTubeでレッスン動画をよく観てます。どの角度で見せれば映えるのかとか、どういうふうに表情を作れば歌詞の意味を汲み取れるのかとか、家で鏡を見ながら練習して。もともと僕はコンテンポラリーダンスをやっていて、最近はCool-Xのライブでやるようなポップな振り付けもやって踊りのジャンルを広げようと思ってます。
萩 しょっちゅうダンス動画を観てますね。勉強熱心ですごいなと思います。
濱中 大輝はグループの中で一番頭がいいんですよ。一方で末っ子だからか、わがままな一面もある。そこがまた可愛らしいんですけどね。知れば知るほど可愛いですね。
馬場 初見じゃわからないよさがあるよね。
濱中 ファンになればなるほど沼にハマっていくと思います。
山内 言えば言うほど嘘くさく聞こえるよ(笑)。
──じゃあ最後に前田さん。
萩 純基くんは“マメな男ナンバーワン”ですね。LINEの返信とかめちゃくちゃ早いし、それ以外にもマメなんで、絶対記念日とか覚えてるタイプだと思う。
前田 確かに記念日は覚えてますね。
馬場 飾り付けとかまでしてサプライズの準備をしてくれそう。
山内 純基くんはこんな怖い見た目なのに優しくて。以前ダンススクールに通っていたときに映画撮影のエキストラで呼ばれたことがあって、知り合いがいなくて心細かったんですよ。そのとき純基くんも参加していて、クラスが違うからそれまで全然接点なかったのに話かけてくれて。そういう優しさもあるし、めちゃくちゃ面白い。
濱中 間違いなく“面白さナンバーワン”ですね。
前田 自分の中では“ナンバーワン方向オンチ”ですね。
萩 確かに! 運転はうまいけど、気付いたら目的地と逆方向に行ってる(笑)。わかっているよなと思いつつ「純基くん逆じゃない?」って聞くと「あっヤバい!」みたいな。
前田 仕事なのにただのドライブしてたという(笑)。Cool-Xに入ってから気付きました。涼真がめっちゃ方向感覚が優れてるんですけど、僕は全然わからなくて。
馬場 行き先を思い浮かべながら運転するじゃないですか。純基くんは本能のままに直進みたいな(笑)。
前田 道は続いているから。
馬場 続いているけど逆だからね! いい感じのこと言ってる感あったけど(笑)。
Zepp Nagoya公演にかける思い
──いろいろな面を知ることができて面白かったです(笑)。最後に、特集公開時にはすでに終了していますが、8月9日に開催するZepp Nagoya公演にかける思いをお聞かせください。もともと昨年7月、その後今年5月にやる予定だったもののコロナ禍で延期を余儀なくされ、3度目のトライになりますね。
萩 ようやくという思いが強いですね。5月はやる気満々で構成とかも全部できあがった中で直前に延期になってしまったので非常に悔しい思いをしたんですが、とにかく8月の公演はめちゃくちゃ気合い入ってます。5月以降に新曲ができてイチから練り直したので、今までの集大成を見せるとともにこれからのCool-Xを表現できたらと思っています。
濱中 Zepp Nagoyaでやることがゴールというわけではないけど、Cool-Xとして活動していくうえで大きな節目になると思っています。なので、普段からライブに遊びに来てくれている方はもちろん、Cool-Xをまだあまり知らない方にも来てほしいです。僕らは今これほどのグループになったんだぞっていうのを見せつけるライブをして、「応援したいな」とか「応援してきてよかったな」って思ってもらえるグループになりたいと思います。
山内 Zepp Nagoyaでのライブは過去に2回やっているんですけど、回を追うごとにCool-Xにしかないエンタテインメントが進化しているところを見せたいです。個人的には加入して3周年になるので、最高のライブをしていい締めくくりというか、4年目につながるライブになればいいなと思っています。しばらく余韻に浸れるようなライブにしたいですね。
馬場 Zepp Nagoyaのライブは“ワン”をテーマにしています。Cool-Xは僕ら5人とフレンドが1つになって初めて輝ける。その思いをライブでどれだけ表現できるか、どれだけ伝えられるかという思いが強いです。実際に観に来てくれている人がいてこのライブが成り立っている、Cool-Xが成り立っているという感謝の気持ちを表現してフレンドと1つになれたらと思いますね。
前田 今回Zepp Nagoyaで1人ひとりオリジナル曲でソロをやるので、そういう意味で“ワン”というテーマもあります。こういうご時世の中でライブを楽しみにして貴重な時間を使って足を運んでくれる方がいて、ライブ自体は一瞬かもしれないんですけどその時間だけでも本当に幸せにしてあげたいし、初めてライブを観た人に「名古屋のCool-Xヤバい!」と思ってもらえるライブにしたいですね。
──ちなみにZepp以降の秋冬は何か予定していることはあるのでしょうか?
前田 どうなるかわからないんですけど、新曲を出したり、ツアーで全国を回ったりしたいねという話は出ています。コロナ前は東京や大阪にも行っていたんですけど、もっと福岡とか北海道とか全国を回れたらと思っていて。状況次第ではありますが、今後の活動も楽しみにしていてほしいです。
- Cool-X(クールエックス)
- 2017年7月に活動を開始した名古屋・大須発のダンス&ボーカルグループ。メンバーは前田純基、萩凌介、馬場涼真、濱中元嗣、山内大輝の5人。馬場の透き通った声、前田のハーモニー、萩が繰り出す確かなラップと、濱中と山内のアグレッシブなパフォーマンスが特徴で、路上ライブからスタートし徐々に人気を獲得していく。2018年12月に愛知・Zepp Nagoya公演を成功させ、翌2019年11月にメジャーデビューシングル「この街でキミと ~NAGOYA LOVER~ / Hands Up」をリリースした。2020年1月にZIP-FMとコラボして自主レーベルZIP-Xを設立。同年11月にSEAMOとコラボした「My Friend feat. SEAMO」を発売。2021年8月にアルバム「I -one-」をリリース。