ディズニーの公式カバーアルバム「Connected to Disney」が3月13日にリリースされた。
本作では「星に願いを」「アンダー・ザ・シー」「レット・イット・ゴー~ありのままで~」など、ディズニー作品を彩った楽曲を、まふまふ、天月-あまつき-、96猫、そらる、うらたぬき、となりの坂田。の6人がカバーしている。音楽ナタリーではボーカリスト6人がそれぞれの楽曲への思いを語るコメントを掲載。彼らのほか、「夢はひそかに」「輝く未来」の2曲のピアノ演奏を担当した宇都圭輝、6人全員が歌唱に参加した「美女と野獣」の編曲を手がけた40mP、ジャケットイラストを描いた松田崇志ら、参加クリエイター陣のコメントも紹介する。
構成 / 倉嶌孝彦
- ジャケットイラスト担当 イラストレーター 松田崇志
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とても個性的な、アーティストの方々。
とても個性的な、ディズニーのキャラクターたち。
この両者のコラボレーションは、今までに誰も見たことがない世界を創造します。
音楽を通して広がるその世界を、皆様に目で見ていただけるようにそのままイラストへ落とし込みました。
アーティストの方々がディズニーの世界観の中で、
生き生きとパフォーマンスするその姿が目に浮かびます。
- 特典イラスト担当 イラストレーター nanae aoya
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今回、「Connected to Disney」のデフォルメイラストを作成させていただきました。
ディズニーのキャラクターをイメージして、チャーミングで愛される、豊かな表情を表現できるよう意識して描かせていただきました。
それぞれ個性豊かなアーティストの皆さんを描き分けながら、だんだんとそれぞれに愛着が湧いてきて、愛されるキャラクターになるよう願い、楽しんで作成できました。
このような素敵な作品に携われたこと、とても感謝しております。
ありがとうございました。
- 動画制作担当 お菊
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今回、「CM映像」、「クロスフェード動画」、「美女と野獣」のミュージックビデオ、3つの映像を制作させていただくことになりとてもうれしかったです!
制作するとき、世界観を統一したく、それぞれの映像を1つの物語にしようと思いました。
1つ目の「CM映像」は物語が作られていくシーンをイメージし、
2つ目の「XFD映像」はこれから物語が始まっていくような映像にしました。
3つ目の「美女と野獣」のMVは、物語を読み進めていくようなイメージで作りました。
観ている人にもこのイメージが伝わっているとうれしいです!!
以上です!
星に願いを 「ピノキオ」より
まふまふ
聴けば誰でもすぐにわかるような世界的な名曲。
子供の頃からいろんなアーティストさんのカバーでも聴いていた楽曲で、いつか自分も「星に願いを」をカバーさせていただけるようなアーティストになりたいと、子供ながらに思っていたことがあります。
このような形で叶えていただけるとは光栄な限りです。
自分らしく高めの裏声で優しく歌いたかったので、本来の高さのオクターブ上で歌わせていただいております。
星空を見ながら気持ちよく聴いていただけたら幸いです。
ホール・ニュー・ワールド 「アラジン」より
まふまふ
子供の頃、熱を出しがちな自分に両親が買ってくれたアラジンの映画。
ディズニーシリーズで最も好きな作品は「アラジン」でした。
いつか自分も魔法の絨毯に乗り、世界を見渡してみたいなんて思いを馳せては、熱を出しながらもこの布団が浮いてくれないかなあと夢見た日々です。
そんな思い出の曲に自分の歌声が乗り、世界へ羽ばたいていくと思うと大変感慨深いです。
本来はデュエットですが、高低差のある楽曲を歌ってきた自分ですので、男性パートも女性パートも挑戦させていただきたいと思いました。
楽しく伸びやかに歌うことができましたので、ぜひ聴いていただければと思います。
フレンド・ライク・ミー 「アラジン」より
天月-あまつき-
「アラジン」の劇中歌、ジーニーの登場シーンにかかるこの楽曲。
素晴らしい映像に日本版では山寺宏一さんの声が加わり、1人ミュージカルかのようなエンタテインメントが詰め込まれたこの曲が大好きです……!
僕自身のスパイスも加えながら、とにかくリスペクトを込めて楽しく歌わせていただきました。
聴いていて、まさにアラジンの絵が思い浮かぶような音源になっていればうれしいです……!
アンダー・ザ・シー 「リトル・マーメイド」より
天月-あまつき-
セバスチャンがアリエルを説得するために、こんなにも海は素晴らしいんだぞ!という楽しさと言葉の力強さを持った楽曲、とにかく聴いていてこちらもワクワクしてきます!
セバスチャンらしさも持ちつつ、こちらの楽曲では普段の僕らしさを多めに笑顔で一緒に踊るかのように歌わせていただきました!
歌詞にある1つひとつの言葉がキラキラと輝いていて本当に大好きな曲です!!
パート・オブ・ユア・ワールド 「リトル・マーメイド」より
96猫
この曲を歌う際に気を付けたことは、「リトル・マーメイド」の世界観と映像です。
収録しているときに何度も歌っている映像を流しながら、頭にしっかりとイメージを叩き込み、その上で私なりの抑揚を付けてみたり……。
んー? これはアースラが欲しがる声になれてるのか?なんてことを考えたり(笑)。
アースラに欲しがられるような声を模索してました。
そして、気付けば私がアースラになってました。アリエルの声欲しいいいいい!!!ってずっと嘆いてました(笑)。
人間の世界に憧れる、まだ知らない世界を早く見てみたい、そして自分の足で歩いたり走ったり、人間の世界にたくさん触れてみたい。そういった好奇心と願いが歌に表せれているといいのですが……!
アリエルの歌っているシーンを想像しながら聴いてもらえるとうれしいです。
レット・イット・ゴー~ありのままで~ 「アナと雪の女王」より
96猫
こちらの曲は、私自身がずっと歌いたくて歌えなかった曲の1つ。
今まで英語版を聴いていたので日本語版での収録と聞いたときは「うあああ日本語版の譜割りわからない……!! 聴かねば!! 聴かねば!!」と全力で聴いてました(笑)。
いつもは歌動画収録のときハモリも入れたりするのですが、「パート・オブ・ユア・ワールド」と「レット・イット・ゴー~ありのままで~」はどうしてもメイン1本で収録したかったので、そこはすごく難しかったです。というのも劇中ではどちらもハモリがなく、メインボーカル1本であそこまで人を引き込む歌を歌っている。
そこがとってもとっても魅力的で、歌を録っていて初めてハモリなしのほうがいいんじゃないかと思った曲たちでした。
音に負けない力強さと、その半面すぐに壊れてしまいそうな表現が少しでもできているとうれしいです。
改めて、ディズニーの世界で音楽活動をなさっている方のすごさを感じました。
生まれてはじめて 「アナと雪の女王」より
そらる
アナとエルサの2人のパートを1人で歌ったので2人の性格に合わせて歌い方を少しずつ変え、デュエット感が出るようにしました。
作中歌で好きな曲が多い作品ですが、その中でも特に好きな曲だったので歌うことができてうれしかったです。映画の続編も楽しみです。
どこまでも ~How Far I'll Go~ 「モアナと伝説の海」より
そらる
サビのロングトーンがすごく印象的で以前から歌ってみたいと思っていた曲でした。
自分もずっと海の近くで育ってきたので、故郷を思い出しながら歌いました。
曲の中の自由さをうまく表現できていればうれしいです。
君はともだち 「トイ・ストーリー」より
うらたぬき
この楽曲を選んだ理由は、映画「トイ・ストーリー」が好きだったのもあるのですが、この曲の歌詞の「俺がついてるぜ」というシンプルなメッセージ性の歌詞に惹かれ、自分にも仲間がいること、いつも応援してくれている方のために、歌わせていただきました!
真実の愛のキス 「魔法にかけられて」より
となりの坂田。
「魔法にかけられて」のことは以前から知っていましたが、アニメーションと実写の世界が組み合わさった映画ということで話題になっていたので、気になって観た記憶があります。
メロディがすごくきれいで、男女の声や動物の声が交わるハーモニーがとても素敵で、初めて聴いたときにも、とてもいい曲だなーと思いました!
今回歌わせていただいたのですが……僕は男なんで、女の子のパートが存在しないんです(笑)。
オリジナルと違って、最後の最後まで男しかいない不思議な世界感となっておりますが、がんばって録音したので、お楽しみください。
君がいないと 「モンスターズ・インク」より
うらたぬき
普段活動で、坂田(となりの坂田。)と2人でコラボをして歌うことが多いのですが、今回ディズニーさんの曲を歌うということで、選曲を考えたときに初めに思い浮かんだのが「『君がいないと』を2人で歌いたい」でした。
ということで、無理を言って収録させてもらいました。
となりの坂田。
歌詞や作品内にもあるようにサリーとマイクの関係が「君がいなきゃだめ」とお互いが必要としあってるいるように、僕とうらたさんもお互い協力し合って今まで活動してきたので、「2人で歌いたい」というわがままを聞いてもらいました。とても楽曲に共感して歌うことができました。
モンスターズ・インク新作待ってます!!笑
美女と野獣 「美女と野獣」より
40mP
世界中の人々の心を魅了し続けてきたディズニー映画の音楽。
自分もその素晴らしい音楽に育てられた音楽家の1人で、特に「美女と野獣」は幼い頃から大好きな楽曲でした。
そんな名作のアレンジを担当させていただくにあたって、原曲のドラマチックなイメージを生かしつつ、各楽器のフレーズの中で自分らしさを表現できるよう心がけました。
歌い手の皆さんと紡ぐ「美女と野獣」が、また新たな色彩となってリスナーの方々の心に残ってもらえたなら幸いです。
夢はひそかに 「シンデレラ」より
宇都圭輝
原曲がとてもきれいでおしゃれな和音を使っているため、ピアノアレンジをするうえでそれを残しつつ演奏にはかなり抑揚を付けさせていただきました。
イントロ、エンディングはこのディズニーの世界観に入っていただける扉をイメージして、オリジナルで作らせていただいてます。
個人的にもとっても好きな楽曲のため、アレンジさせていただきうれしく思います。
輝く未来 「塔の上のラプンツェル」より
宇都圭輝
多くの人がカバーしている人気曲でもある「輝く未来」ですが、インストアレンジとはいえ歌心を大事に演奏させていただきました。
デュエット楽曲なので2人で歌っている雰囲気をメロディを和音にすることで表現してます。
サビがとても壮大、かつ感動的で弾いてて気持ちがよかったです。