菅野結以

パーソナリティ: 菅野結以

「Coming Next Artists」第21回には1月にメジャーデビューを果たしたばかりのSTU48が登場。国内6番目のAKB48の姉妹グループとして誕生した彼女たちは、瀬戸内地方を本拠地とし、1つの海と7つの県を拠点に活動している。今回の特集ではメジャーデビューシングル「暗闇」の選抜メンバーである瀧野由美子、薮下楓、土路生優里の3人に菅野結以がインタビューを実施。それぞれのメンバーがSTU48加入を目指したきっかけや、グループの活動拠点である瀬戸内の魅力、またメジャーデビュー曲「暗闇」についての話を聞いた。

取材 / 菅野結以　文 / 倉嶌孝彦　撮影 / 上山陽介

STU48（エスティーユーフォーティーエイト）: 国内6番目のAKB48の姉妹グループとして2017年3月に誕生。瀬戸内地方を本拠地とし、1つの海と7つの県を拠点に活動している。キャプテンはAKB48チーム4副キャプテンである岡田奈々が兼任。2018年1月に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて最大規模の単独公演「STU48単独コンサート～ファンになってください～」を開催し、メジャーデビューシングル「暗闇」をリリースした。今後は瀬戸内海を舞台に“船上劇場”で定期公演を行う予定。

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瀬戸内を拠点としてなかったらアイドルになっていなかった

──まずは自己紹介をお願いします。

瀧野由美子　STU48の瀧野由美子です。二十歳の山口県出身です。

薮下楓　大阪府出身、17歳の薮下楓です。

土路生優里　広島県出身、18歳の土路生優里です。

──皆さんは何がきっかけでアイドルを志すようになったんですか？

瀧野　私は小学生のときからアイドルに憧れていたんですけど、山口県に住んでいたこともあって、アイドルになることを現実的に考えられていなかったんです。やっぱり東京だったり大阪だったり、都会で活動するのがアイドルだと思っていましたから。私は広島の大学に進学したんですけど、ちょうどそのタイミングで瀬戸内を拠点としたAKB48グループができるっていうのを聞いて応募してみたんです。

──もしSTU48が誕生しなかったら瀧野さんはアイドルにはならなかったかもしれないんですね。

瀧野　はい。瀬戸内を拠点としてなかったら私はアイドルのオーディションを受けていなかったと思います。

土路生　私は由美子とは逆で、中学生のときからオーディションを受けていて、8回目のAKB48グループのオーディションがSTU48でした。実はSTU48のオーディションを受けるちょっと前にHKT48さんの4期生オーディションに落ちていて、これで終わりにしようって思っていたんです。大学に進学してアイドル以外の自分がなりたい職業を真剣に探さなきゃなって考えていたときに、私の弟がSTU48のオーディションのことを教えてくれて。広島でオーディションをするんだったら、書類だけでも送っておこうと思って応募したんです。

──その結果、メンバーに選ばれたんですね。

土路生　ずっと落ち続けてたから自信はなかったんですけど、STU48の最終審査のときはなんとなく受かる気がしたんですよね。「次、名前が呼ばれる気がする」って。

──薮下さんは大阪府出身ですよね？

薮下　私のお姉ちゃんがNMB48のメンバー（薮下柊）だったので、その影響もあるんですけど、もともと乃木坂46さんが大好きで。アイドルへの憧れがすごく強くて応募しました。NMB48に入ろうともしてたんですけど、姉の苦労を知ったからか親の反対もあって5期生オーディションでグループに入ることができなかったんです。

──地元から少し離れた瀬戸内地方を拠点としたSTU48ができるって聞いてどう感じましたか？

薮下　STU48が拠点とする瀬戸内の7県の中に、大阪の隣にある兵庫が入っていて。兵庫には遊びに行くこともあったから、そんなに遠い場所だとは感じなかったし、これはチャンスだ！と思って応募したんです。