「Coming Next Artists」#18 DROP DOLL|初期衝動で突き進む女子高生バンドの始まりと行き先

Tom-H@ck

パーソナリティ
Tom-H@ck

「日本のガールズバンドと言えばDROP DOLL」って言われたい

──皆さんはもともとバンドを組む前から音楽が好きだったんですか?

U はい。形は違うけど、3人共音楽が好きなのは共通点でした。

──どんなアーティストが好きなんですか?

I 私はBABYMETALさんをよく聴いています。年齢も同じくらいだし、私たちもあんなふうに世界で輝いていきたいなって。

──JさんとUさんは?

J 私は中学生のときからずっとアリアナ・グランデさんが好きです。当時学校で流行っていて、私も好きになりました。

U 私はSHOW-YAさんはもちろん、LUNA SEAさんもすごく好きですね。

──LUNA SEAさんは僕の世代に大好きだという人が特に多いと思うんですけど、Uさんはどういう経緯で知ったんですか?

U(B, Vo)

U 初めて行ったライブがLUNA SEAさんだったんです。小学2年生くらいのときのクリスマスに、LUNA SEAさんのファンの母に連れられて東京ドームに行って。「ライブか。音がすごそうだな」と思って行ったんですけど、そのときの衝撃がすごかったんですよ。なんかもう、バンドの音圧とか……そこから私は邦楽ロックをよく聴いてきました。

──少し話がズレちゃうんですけど、3人に聞きたいことがあって。高校生の皆さんから見て、今の音楽業界や芸能業界はどういうふうに見えているんですか?

J 1人ひとりのアーティストさんが輝いていて、輝かしい世界だと思っています。私にとってはキラキラしている場所で、そこに飛び込みたいという気持ちでした。

──今もその気持ちは強いですか?

J 強いです。とにかく上を目指して今もやってます。

──IさんとUさんはこの業界に対して何か思うことはあります?

I やっぱりキラキラはしてるけど、全部が全部楽しいというわけでもないのかな。今のアーティストさんも大変なことが多い中でやっている業界だと思うので……でもつらいことがあったとしても、それでも乗り越えて前に出ている皆さんがカッコいいなと思っているので、自分もそういう存在になりたいです。

U 私は今日本中で誰もが知っているというアーティストさんの中に、同年代の子があんまりいないかなと感じていて。高校生とか大学生で活動している子はいっぱいいると思うんですけど、例えば紅白に出てるアーティストさんって少ないかなと。だから私たちはまだ新人なんですけど、いつかは「日本のガールズバンドと言えばDROP DOLL」って言われるようになりたいという強い気持ちがあります。今の業界の中で、私たちならではのフレッシュさを大事にして日本中の誰もが知っている存在を目指したいですね。

世界に届けたい

──今Uさんが「誰もが知っている存在になりたい」とおっしゃいましたが、皆さんの一番の夢はなんですか?

U 世界的に活動できるアーティストになるのが夢です。たまに、日本人でも海外のiTunesのチャートの1位を取っている方がいらっしゃるじゃないですか。そういうことにすごく憧れています。私たちが今歌っているのは日本語の曲だけど、将来的には英語の曲にもチャレンジしたいと思っていますね。

J 世界でも「ガールズバンドと言えばDROP DOLL」って、誰に聞いても口をそろえてみんなが言ってくれるようになるのが夢です。

I 私も大きな夢は世界に行くことですね。年齢とか関係なく小さい子に勇気を与えられるような存在になりたいし、大人の方にも何かを届けたい。私たちの音楽を届けて、聴いてもらって、いろんな国の方にDROP DOLLの音楽を愛してもらうのが夢です。

──「人に伝えたい、届けたい」という気持ちが強いんですね。

I 自分が音楽を好きでバンドをやっているというのもあるんですけど、皆さんのために音楽をやりたいという気持ちもあります。自分がやっていることによって少しでも多くの人が救われたり夢に向かって走ってくれる子がいたら、自分もうれしいし。みんなの笑顔を見るのが自分の幸せなので、自分の好きなことでそういうことができたらすごく幸せですね。

──その3人の夢を叶えるために、これから具体的にどういうことをしていきたいですか? 例えば、フェスに出るとか。

U フェスにはすごく憧れています。あとはもう1つ、主題歌をやってみたいですね。映画、ドラマ、アニメと形はいろいろあると思うんですけど、そういった作品にDROP DOLLが関われたらいいなって。

──確かに主題歌をやると聴いてくれる人の幅も広がりますし、先ほどIさんがおっしゃっていた「たくさんの人に音楽を届ける」という夢にも近づきますね。IさんとJさんはどうですか?

I 私はほかのアーティストさんと共演したいなって思います。

──例えばどなたと?

U みんな共通してMIYAVIさんが好きなんですよ。

──まさに世界的に活躍しているアーティストさんですね。コラボレーションできたら面白そうです。

一同 はい!

──話を聞いていると、皆さん今まさに初期衝動のど真ん中にいるんだろうなと感じました。

I ホントに初めてのことばっかりです。

U インタビューもまだ2回目で、ドキドキしました(笑)。

DROP DOLLとTom-H@ck。
DROP DOLL「未完成なDreamer」
2017年12月13日発売 / 徳間ジャパンコミュニケーションズ
DROP DOLL「未完成なDreamer」初回限定盤

初回限定盤 [CD+DVD]
1800円 / TKCA-74614

Amazon.co.jp

TOWER RECORDS

ローチケHMV

DROP DOLL「未完成なDreamer」通常盤

通常盤 [CD]
1300円 / TKCA-74615

Amazon.co.jp

TOWER RECORDS

ローチケHMV

CD収録曲
  1. 未完成なDreamer
  2. We Go
  3. JUST MY WAY
  1. 未完成なDreamer(Instrumental)
  2. We Go(Instrumental)
  3. JUST MY WAY(Instrumental)
初回限定盤DVD収録内容
  • JK★ROCK(Short Story Music Video)
DROP DOLL(ドロップドール)
DROP DOLL
U(B, Vo)、I(G, Vo)、J(Dr, Vo)の3人からなるバンド。女子高生のガールズバンドを描く映画のメインキャストに選出されたことをきっかけに、2016年11月に結成された。2017年3月にライブ活動をスタートさせ、7月に東名阪でツアー開催。11月に初のワンマンライブ「DROP DOLL 1st ANNIVERSARY ! ~spread our wings~」を東京・青山RizMで行い、結成1周年を迎えた。12月にはメジャーデビューシングル「未完成なDreamer」をリリース。2000年代生まれならではのフレッシュなパフォーマンス、そしてYouTubeやTopbuzz Videoへの個性あふれる動画投稿でも注目を浴びている。
Tom-H@ck(トムハック)
Tom-H@ck
サウンドクリエイター、プロデューサー。2009年に放送がスタートしたアニメ「けいおん!!」の楽曲を手がけ、注目を集める。作編曲家としてT.M.Revolution、でんぱ組.inc、ももいろクローバーZ、清 竜人25、SuG、ロッカジャポニカ、LiSA、マジカル・パンチライン、UROBOROSといったアーティストの楽曲制作に携わっているほか、映画やアニメなどの劇伴音楽なども多数手がけている。またOxT、MYTH & ROIDとして自身もアーティストとして活動している。2016年5月に総合エンタテインメント会社・TaWaRaを設立。TaWaRaではサウンドのみならずエンタテインメント事業全体のプロデューサーを務める。