- パーソナリティ
- Tom-H@ck
ラップで自分の気持ちを出せる
──皆さん沖縄に住んでいらっしゃるんですよね?
karin はい。ライブやラジオの収録があるので沖縄と東京を行ったり来たりしていて、ほぼ3人で一緒にいることが多いですね。
hana ホテルの部屋が違っても、ちょっと時間が空いたら1つの部屋にずっと3人で一緒にいる状態なんです。
──修学旅行みたいですね(笑)。沖縄でも3人でいつも一緒にダンスの練習をしているんですか?
karin はい。
──そもそも皆さんはどうしてダンスを始めようと思ったんですか?
karin 昔友達と一緒にダンススクールに行く機会があって、そのときに踊ってる人を見てカッコいいと思ったんですよ。そこから自分も踊れるようになれたらいいなと思うようになって、ダンススクールに入りました。
──憧れからダンスを始めたんですね。
karin みんなバキバキに踊ってて楽しそうだったから、自分もやってみたいなと。
hana hanaはお母さんに勧められてダンススクールに入ったんですけど、いざ入ってみたら踊ることがどんどん楽しくなっていって。
──mionさんはどうですか?
mion マイケル・ジャクソンに憧れてダンススクールに入りました。
──mionさんはDEVIL NO IDでラップを担当されています。聴いている側が骨抜きにされるような、ものすごく特徴的なラップですよね。
mion DNIに入ってから初めてラップをやることになって、ゼロから教えてもらいました。すごく楽しくて……共感する歌詞が多いから、ラップで自分の気持ちを出せるんです。
──もともとダンスをされていたことで、リズム感がしっかり身に付いていると思います。「自分はラップに向いてるかもしれない」と感じることはありますか?
mion うーん……わからないんですけど、でもラップはやっていて楽しいです。もっともっとやりたい。
karin mionはレコーディングがすぐ終わるんですよ。音程やリズムの取り方が天才的なんです。
hana もともとラップをやってたのかなと最初は思ってました。
──皆さんお互いの第一印象はどうでした?
mion karinは……怖い(笑)。
hana karinは黒い服を着ていることが多くて、髪も長いじゃないですか。なんかバリバリダンスしている感じがあって、ちょっと怖かったんですよね。
karin 2人とはちょっと年が離れてるから、話しかけたいけどどうしたらいいのかなって思ってました。だからツンとしてるように見えたのかもしれないですね。
──一緒に活動していく中で、2人が最初にkarinさんに対して持っていたイメージは変わっていきましたか?
hana はい。karinは真面目そうな人だと思ってたんですけど、けっこう不思議なところがあるんですよ。
mion たまに……変(笑)。
hana 急に変なこと言ったり、モノマネするんです。
karin ははは(笑)。普段は抑えてるんですけどね。
“オールジャンル”を楽しむ
──今後DEVIL NO IDでやってみたい楽曲のジャンルはありますか?
karin 個人的にはバラードをやってみたいです。
hana うん。今は強くてカッコいい感じの曲が多いので、そことのギャップも見せられたら面白いかなって思います。
karin ジャズダンスとか、柔らかい動きの振り付けでバラードをやってみたいよね。
──さっきhanaさんが3人共得意なダンスのジャンルが違うとおっしゃってましたが、それぞれどんなダンスが得意なんですか?
karin ハウスダンスです。足技が多いジャンルですね。
mion mionはヒップホップが得意。ヒップホップは歌詞が入ってる曲が多くて、あと踊ってる人の表情がイカつい(笑)。
hana hanaはガールズヒップホップ。いわゆるヒップホップとはまた違って、ジャズの要素も入れながら女性らしい動きを見せるんです。
──3人共得意なジャンルがまったく違うんですね。今までDEVIL NO IDで取り組んできたジャンルは、どれに当たるんでしょう?
karin うーん……「まよいのもり」では新しくヴォーギングもやったし、ヒップホップの曲もあるし、フリースタイルだよね。
mion オールジャンルです。
──確かに1曲の中にもいろんなジャンルが交ざってますよね。お話を聞いていると3人共ダンスが好きなのがすごく伝わってきます。
3人 はい。
──ライブも楽しいですか?
mion 楽しいです。ライブ中に煽りを入れると、お客さんがちゃんと答えてくれるので。
──DEVIL NO IDをイラストレーターのうとまるさんがマンガ化するプロジェクトも進行しています。マンガを読んで、どういう感想を持ちました?
karin 1人ひとりのキャラクターがリアルですね。
hana 実際の私たちの姿とマッチしていると思います。
──皆さんマンガ映えするキャラクターですよね。
karin マンガ、音楽、ダンス、いろんな方面から楽しんでもらえるグループだと思います。
3人のこれから
──昨年9月にデビューしてから1年が経ちます。
karin あっという間でした。学ぶことが多いので、すぐ時間が過ぎてしまいますね。
hana 1年の間にいろんなことを経験しました。
──この1年間で皆さんにとって一番大きかった出来事は何でしょう?
karin ももいろクローバーZさんのライブに3回出演させていただきました。
hana 「Sweet Escape」を「バズリズム」の4月度のエンディングテーマに選んでいただいたのも大きかったです。「バズリズム」を観てライブに来てくださった方もいて。
karin 今まで自分たちはテレビを観る側だったので、画面に自分たちが映っているのは不思議な感覚ですね。
──2年目は今まで経験したものを消化して、さらに上を目指す1年になりそうですね。
3人 はい。
──今後チャレンジしてみたいことはありますか?
karin 全国ツアーをやってみたいですね。私たちは音楽的に尖っているところがあるので、ロックフェスにも出てみたいです。
──DEVIL NO IDがフェスに出たら、すごく盛り上がりそうですね。
karin いつかみんなで会場を爆発させるくらい、すごいライブをしてみたいです。
hana 数万人の人が私たちの曲で一緒にジャンプして盛り上がっているのを見てみたいですね。
──mionさんはどうですか?
mion いろんなアーティストさんとコラボしてみたいです。
──どのアーティストさんとコラボしてみたいですか?
mion 水曜日のカンパネラさん。
hana hanaもほかのアーティストさんとコラボしてみたいなって思います。TeddyLoidさんや「まよいのもり」をプロデュースしてくださっているMonster Rionさん、あとBABYMETALさんとコラボしたら一体どうなるんだろうって。
──BABYMETALさんとのコラボは、ロックとエレクトロのバトルになりそうですね。
karin DEVIL NO IDはダンスが強みだと思ってるんですけど、BABYMETALさんは歌もすごいので。2つのグループのダンスと歌が組み合わさったらどういう音楽が生まれるのかなってワクワクします。
──DEVIL NO IDはサウンドがかなり本格的だから、3人で海外に出てみるのも面白そうです。
karin そうですね。英語はしゃべれないけど(笑)。
- DEVIL NO ID「シグナル 」
- 2017年9月6日発売 / VAP
- 収録曲
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- シグナル
- まよいのもり
- シグナル -Instrumental-
- まよいのもり -Instrumental-
- イベント情報DEVIL NO ID「シグナル」リリースパーティー
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- 2017年9月17日(日)東京都 下北沢SHELTER
- 2017年9月24日(日)沖縄県 HUMAN STAGE
- DEVIL NO ID(デビルノーアイディ)
- karin(Vo)、hana(Vo)、mion(Rap)の3人からなる沖縄出身のユニット。2016年9月にTeddyLoidのサウンドプロデュースによってシングル「EVE -革命前夜-」でデビューした彼女たちは、EDMやヒップホップなどジャンルを横断した幅広いダンスミュージックで注目を集めている。2017年6月に東京・渋谷エリアで行われたやついいちろう(エレキコミック)の主催イベント「YATSUI FESTIVAL! 2017」、8月に東京・味の素スタジアムで行われたライブイベント「SIF(しがこうげんアイドルフェスティバル)」に出演。音楽のみならず、クリエイティブチームのPOPCONEとイラストレーターのうとまるがメンバーをマンガ化するプロジェクトも進行している。
- Tom-H@ck(トムハック)
- サウンドクリエイター、プロデューサー。2009年に放送がスタートしたアニメ「けいおん!!」の楽曲を手がけ、注目を集める。作編曲家としてT.M.Revolution、でんぱ組.inc、ももいろクローバーZ、清 竜人25、SuG、ロッカジャポニカ、LiSA、マジカル・パンチライン、UROBOROSといったアーティストの楽曲制作に携わっているほか、映画やアニメなどの劇伴音楽なども多数手がけている。またOxT、MYTH & ROIDとして自身もアーティストとして活動している。2016年5月に総合エンタテインメント会社・TaWaRaを設立。TaWaRaではサウンドのみならずエンタテインメント事業全体のプロデューサーを務める。