- パーソナリティ
- ピエール中野
「Coming Next Artists」第15回に登場するアーティストは、名古屋を拠点に活動する4人組ロックバンド・Cellchrome。8月にビーイングよりメジャーデビューシングル「Stand Up Now」を発表した彼らは、ポップな音楽性やMizki(Vo)のクリアな歌声でファンを増やし続けている。
今回は凛として時雨のピエール中野が聞き手を務め、バンドのバックグラウンドや12月13日発売のニューシングル「Don't Let Me Down」について話を聞いた。
取材 / ピエール中野 文 / 大橋千夏 撮影 / 西槇太一
- Cellchrome(セルクローム)
- Mizki(Vo)、陽介(G)、ニワケン(B)、tatsuma(Dr)からなる4人組ロックバンド。2015年に名古屋を拠点に活動をスタートさせると、翌年には愛知・ell.FITS ALLにて結成1周年のワンマンライブを開催し大成功に収める。2017年8月にビーイングよりシングル「Stand Up Now」でメジャーデビュー。表題曲はテレビアニメ「コンビニカレシ」のオープニングテーマとしても話題を呼ぶ。12月13日に2ndシングル「Don't Let Me Down」をリリースする。
ポップでキャッチーなメロが好き
──僕、Cellchromeの楽曲を聴いたときにEXILE要素があるなと思って。なんて言うか、ちょっとLDH感あるじゃないですか。
tatsuma(Dr) あ、本当ですか! ハッピーな感じですかね(笑)。
──そうそう。サウンドの作り方がバンドのそれと言うよりは、LDHグループの持っている高揚感みたいなものをバンドに取り入れている感じなのかなって。この高揚感はほかのバンドには出せないものだと思うんです。
Mizki(Vo) 僕はL'Arc-en-CielやGLAY、X JAPANとかが好きだったんですけど、tatsumaはEXILE好きだもんね。
tatsuma ロックもルーツの1つではあるんですけど、バンドとしてそれを変にアピールしようとは思わないと言うか。「ポップであればいい」と思っている部分はあります。
──なるほど、そっちに振り切ってるんだ。
ニワケン(B) 僕はベースを始めたきっかけがマキシマム ザ ホルモンだったり、陽介(G)はアメリカのハードロックが好きだったり、それぞれ趣味もバラバラなんですけど。
陽介(G) メンバー全員好きなバンドとして挙がるのはSIAM SHADEですね。
──なるほど。SIAM SHADEはメタルとかハードロック、プログレの要素もあるけど、やっぱりとてもポップな要素を兼ね備えてるバンドですよね。メッセージ性もあるし。
Mizki そうですね。4人共ポップでキャッチーなメロが好きって部分は共通しているので、そういう部分が今のCellchromeの音に出ているのかもしれないです。
イオンでライブは全バンドマンの憧れ
──確かに今はポップな路線で一貫してますよね。実際、メジャーに行ってからのお客さんの反応ってどうですか?
Mizki 観に来てくれるお客さんの年齢層の広がりを感じます。お子さん連れの家族とか、男の子も増えたし。「Cellchromeがきっかけでバンドを好きになった」と言ってくれる子もいたりしてうれしいですね。僕ら、イオンや名古屋パルコとかでインストアイベントをやらせてもらうことが多くて。
──めっちゃいいじゃないですか。イオンでインストアができるのは、全バンドマンの憧れですから。
全員 え、そうなんですか!
──うん。クラムボンなんかは以前、そういう場所で自分たちの音楽を届けるために「イオンモールツアー」と銘打って全国のイオンを回っていたりして。それができているのはすごく幸せな状況だと思う。
tatsuma そうなんですね。でもたぶん、デビュー前の曲だけだったらやれなかったです。
Mizki うん。歌詞の内容も、今よりバーンとぶつけるような感じだったので。パフォーマンスもそうで、ニワケンなんて……。
ニワケン もうステージ飛び出しちゃってました。フロアでゴリゴリに頭振って(笑)。
──そういう振り幅もちゃんと持っている人たちなんだ。じゃあいざとなったら……まあでも、やる場所は選んだ方がいいかもね(笑)。
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しょっちゅう飲みに行ってます
- Cellchrome「Don't Let Me Down」
- 2017年12月13日発売 / Being
- CD収録曲
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- Don't Let Me Down
- Shake It On
- DVD収録内容 ※初回生産分のみ特典DVD付き
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- 「Don't Let Me Down」MUSIC VIDEO
- 「Don't Let Me Down」MUSIC VIDEO メイキング