堀切さんは僕らの道標
──「100円貰えちゃうCD!?」という企画はマネージャー堀切さんの発案なんですよね。
藤井 プレゼンしたときに絶対上司に怒られたんだろうなと想像していました(笑)。メジャーデビュー前はマネージャーさんが曲を作っていらっしゃったんですよね? 珍しいパターンだなと思いました。
TAKA マネージャーの堀切さんはもともとシンガーソングライターで、インディーズ時代の楽曲はほとんど堀切さんが作っていましたね。
堀切マネージャー 経費削減です(笑)。いや、冗談ですが制作者の方にいろいろと指示を出すより、メンバーとファンの近くにいる僕が書いたほうが早いのかなというのが本当の理由です。
藤井 情熱がないとなかなかできないですよ。みんなにとって堀切さんはどんな存在ですか?
TAKA 堀切さんがいなかったら今のCUBERSはありません。堀切さんは僕らにとって道標。
優 堀切さんがボーイズグループを担当するのは僕らが初めてなんですよ。それなのに何から何までやってくれて、「大丈夫か?」って思うときもありました。今は僕らをサポートしてくれるスタッフさんが増えて、業務の分担ができてると思うんですけど。
藤井 (堀切さんに向かって)メンバーが心配してますよ!
9太郎 芸能界のことを一から教えてくれて、すごく感謝してます。最近は僕が余計なことを言うからすぐ怒られるんですけどね。例えば“キャンピングカーツアー”のことを「めちゃめちゃしんどかった」って言ったら、「『楽しかった』って言え」って。
一同 (笑)。
藤井 CUBERSさんのアーティスト資料を拝見したんですけど、ここまで丁寧に書かれたものってなかなかないですよね。5人のキャラクターや活動歴がひと目でわかります。そしてメンバー1人ひとりの担当者の欄に堀切さんのお名前が書いてあるんですよ。CUBERSさんを売り込もうとがんばっていらっしゃることが伝わってきました。
TAKA 堀切さんは熱心に僕たちをプロデュースしてくださって、自然とがんばらなきゃという気持ちになりますね。
「あ、メジャーボーイだ!」
藤井 CUBERSさんの努力はもちろん、周りのスタッフさんの支えもあって、「メジャーボーイ」でメジャーデビューを果たしたわけですけれども、つんく♂さんの提供楽曲はいかがでしたか?
9太郎 スタジオに集まってメンバー全員で聴いたんですけど、そのときは「めっちゃいい曲だね!」って盛り上がりました。僕たちのために書いてもらった曲とは思えなくて、「あのつんく♂さんが書いてくれたんだ!」ってつんく♂さんを毎晩噛み締めました。
藤井 つんく♂さんを噛み締めたんだ(笑)。
TAKA 僕たちにエールを送ってくださってるような歌詞だったので、それがすごく刺さりましたね。
藤井 メジャーデビュー曲がつんく♂さん提供ってインパクトがあっていいですよね。
TAKA 「メジャーボーイ」ってタイトルもなかなかインパクトありますよね。現場に行くたびに「あ、メジャーボーイだ!」って声をかけてもらって、メジャーデビューってこういうことなんだと実感しました。
春斗 歌詞に「踊れ騒げ!」とかお客さんとコール&レスポンスできる部分があって、ライブで披露するごとに曲が磨かれていく気がして、歌っていてすごく楽しいです!
藤井 夏先生の振付はどうでしたか? キャッチーな振付だから、お客さんもマネしたくなりそうですね。
綾介 女性の振付師の方にお願いすることが初めてだったので、とても新鮮でしたね。自分も振付業をやっているので、夏先生とは振付に対する思いをお話しました。
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メジャーデビュー後のCUBERS、歌手デビュー後の藤井隆