4人組アイドルグループ・Clef Leafが2ndシングル「Everlasting First Kiss」をリリースした。2016年に立ち上げられた日本コロムビア初のアイドルレーベル・Label The Gardenに所属する彼女たちは、昨年3月に同レーベルからのメジャーデビュー第2弾グループとしてCDデビューを果たした。今回音楽ナタリーでは表題曲がアップテンポな恋愛ソングに仕上げられている2ndシングルのほか、アイドルを目指したきっかけやグループの特徴についてメンバー4人に話を聞いた。

取材・文 / 近藤隼人　撮影 / 曽我美芽

4人そろったら大きな力が生まれる

──最初にClef Leafがどういったコンセプトのグループなのか教えてください。

板橋加奈　グループ名のClefは音部記号、Leafは葉っぱを意味していて、「音楽と言葉」をコンセプトにしたグループです。メンバーはそれぞれの個性を重視して集められました。

──日本コロムビアの初のアイドルレーベル・Label The Gardenから誕生したグループというのも特徴の1つですよね。

板橋　はい。LTGは2016年に誕生した、「お庭」がコンセプトのレーベルなんです。その中に葉っぱやお花、光をモチーフにしたグループがあって、みんなで育っていける大きなお庭になったらいいなという思いが込められています。

──Clef Leaf が持つ、LTGのほかのグループとの違いはどんなところでしょう？

幸重なな　Clef Leafにはダンスや歌が苦手なメンバーもいるんですけど、4人で団結してできないことを助け合おうという気持ちが強いです。

坂下雅　4人そろったら大きな力が生まれると言うか。

──4人の個性はバラバラだけど団結力があると。伊原さんはClef Leafの特徴はなんだと思います？

伊原佳奈美　ライブのMCについてメンバー同士でかなり話し合うところですかね。

板橋　MCに力を入れていて。歌やダンスがパーフェクトなグループではないので、MCで1人ひとりの個性を見ていただきたいなと思っています。でも、みんな自由でマイペースなんですよ。日頃事件が起きることも多くて。

──事件とは？

板橋　一番事件を起こすのは、はち（幸重）なんです。携帯を忘れて来たり、お財布やクレジットカードや家の鍵をなくしたり。

坂下　鞄のチャックが開けっ放しで中のものが全部出ちゃったり。

板橋　みんなで一緒に移動していて気が付いたらはちだけいなくなっちゃたり。問題児なんです。

──天然なんですかね？

板橋　すごく天然だよね。

幸重　でも私はClef Leafの中で唯一のLTG1期生なので、みんなを引っ張っていきたいんです。

──「はち」と呼ばれているのはどうしてですか？

幸重　オーディションの一環としてアプリで配信をやっていたとき、緊張して何をしたらいいかわからなくて黙っちゃうことがあって。しゃべっても中身はアホだし（笑）。そしたらファンの人が「名前を『なな』から『はち』に1つランクアップさせておけば、中身も成長できるんじゃない？」と言ってくれたんです。