同じタイプの人との邂逅

──お2人は「ハローマイライフ」で共演する以前からのお知り合いだそうですが、知り合ったきっかけは？

石橋光太郎（toconoma）　2組がイベントなどで対バンする機会がちょくちょくあったんです。それでいつしか僕がfulaのファンになって、昨年末に開催した「ビッグジョイントフェスティバル」っていう自主イベントにも「fulaにも出てほしい」ってオファーしました。

字引佑麿（fula）　「fula好き」って言ってくれたときは「ほかに好きなバンドいっぱいいるんでしょ？」なんて思ってたけど、fulaのライブ中にフロアで石橋さんが歌ってくれてるのが見えて「ああ、マジのファンだな」って思った（笑）。

石橋　はい。家でfulaの曲を歌って弾いてるくらいですから（笑）。

字引　その後徐々に打ち解けてきて。お互い活動しているシーンが似てたし、音楽的にも人間的にも同じタイプの人なんだろうなって感じてましたね。

らしさを失わずに作る

──石橋さんはデザイン制作会社に勤務していて、今回のサイトには主題歌の提供や演奏を行うtoconomaのメンバーとしてだけでなく、サイト制作にも携わっているとお伺いしました。

石橋　そうなんです。だからコンセプトを理解した上で、サイトのデザインだけでなくどういう曲がいいのかっていうことも両方考えていて。音色やテンポとかがサイトの方向性とズレないように、それでいてtoconomaらしさも失わずにっていうことを意識しました。

──どんなコンセプトで、それに基づいてどういったことを心がけたのでしょうか。

石橋　「外に出て遊びに行こう」っていうメッセージが込められたサイトとして、デザインだけでなく曲もそういうところに合ってないといけないなって。まずはホンダアクセスさんのサイトなので、ドライブミュージックとして機能する気持ちいいテンポや空気感を心がけています。テンポはめちゃくちゃ速いわけじゃないけど、シンコペーションをたくさん使って前に前に出ていく感じを出したり、リフレインの部分も工夫したりしていて。車から見える風景に合わせて気持ちよく聞こえるようになればいいなと思って作りましたね。