インドネシアで起きた大合唱
──インドネシアでは「すきっ!~超ver~」がSpotifyのデイリーチャート「バイラルトップ50」で1位に輝きました。「Impactnation Japan Festival 2023」に出演したときに、その反響を身をもって実感できたんじゃないですか?
坂井 もうすごかったです……! 本当にチャートで1位になったんだ、距離は離れていてもちゃんととき宣の曲が届いてるんだって実感できました。日本だとコールは入るけど、お客さんも一緒になって歌うってことはなかなかないじゃないですか。でもインドネシアではコールを叫んでくれるのはもちろん、「すきっ!」のサビが始まった瞬間に「すき! すき! すき! すき!」の大合唱が起きて感動しました。
小泉 ライブ中に泣きそうになりました。こんなに浸透していたんだって。サビだけじゃなく、曲の頭から歌ってくれたんですよ。「なんでこんなにみんな歌えるんだろう?」と驚いて、最初は日本から来てくださった宣伝部員さんが歌っているのかなと思ったんですけど、よく見たら現地の人たちでした。
吉川 冒頭にあるあきちゃんの「この気持ち~! とまりません~!」というパートから、みんな一緒に叫んでくれたんですよ。すごく驚いて、思わずメンバーと目を合わせました。
辻野 しかも、私たちのグッズを身に付けてライブに参戦してくれた方もいたんです。インドネシアに自分を推してくださってる人がいることを知れて、本当にうれしかったです。
圧は強いけど、楽しく聴ける“とき宣マジック”
──続いて、ニューシングルのカップリング曲について話を聞かせてください。今回の収録曲はいつも以上に珠玉のナンバーがそろっていると感じましたが、まずは独占欲あふれるラブソング「もっともっと もうちょっと」について。
辻野 とき宣らしい圧の強い曲ですね。
坂井 愛を求め続けてます(笑)。
辻野 「思っているだけじゃなくて、言葉でちゃんと伝えてよ」という気持ちが前面に出ていて。「わたし一筋でいて」と歌っているので、宣伝部員の皆さんにはこの曲を聴いてもらって「とき宣一筋でいよう!」と思ってもらいたいです(笑)。歌詞の最後のほうに「ちゃんと×6」とありますが、ここはメンバーが1人ずつ「ちゃんと」と歌っているんです。全員で圧をかけているイメージですね。でも、宣伝部員さんたちはどう思うんだろう?(笑) 「かわいいメモリアル」も独占欲が強い歌だし、新曲を出すたびに圧が強くなっていて。
坂井 「もう十分伝わってるよ!」と思ってるかも(笑)。
小泉 「まだ愛が足りないの? どうしたらいいの?」って(笑)。
杏 でもこの曲では「もうちょっと 愛を伝えて」と歌ってるから、そこまで欲張ってはいないです(笑)。この「もうちょっと」というニュアンスがこの曲のポイントですね。メロディに乗ると、そんなに重たく感じない歌詞だと思います。宣伝部員の皆さんも「あともうちょっと愛が必要なのね。オッケー!」って受け入れてくれるんじゃないかな(笑)。
──この曲、単純にサビのメロディがすごくいいですよね。
坂井 私もサビのメロディがすごく好きで、癖になります。
吉川 とき宣マジックですね。歌詞の圧は強いけど、楽しく聴けるという。
小泉 ひよりちゃんの「ねぇ? 聞いてる?」というセリフもかわいいです。いつもは“バブみ”が強いひよりちゃんが言ってるから、なおさらいいんですよね。
吉川 私のパートになると思ってなかったから、びっくりしました。けっこういろんなパターンを録ったんですけど、そこまで癖を付けてない、一番自然な言い方のテイクが採用されて。ライブではみんなにちょっと圧をかけながら言いたいと思います。
選ばれたベストオブキス
──乙女の煩悩を歌ったディスコナンバー「WANTED」も聴いていて癖になる楽曲です。とき宣がこういうグルーヴ感のある曲を歌うのは少し意外で、個人的に今回のシングル曲の中で特に気に入っています。
坂井 レコーディングではノリノリで歌って、楽しかったです。
吉川 乙女の欲望が詰め込まれている曲ですね。
坂井 あきちゃんとジュリアの「乙女の煩悩とまらないよっ!」というパートが特にかわいいです。
──セリフっぽい歌い方になってるパートですね。
杏 心の声が出ちゃっているような言い方に注目してほしいです。
辻野 あと、「キミのハートにロックオン」というとき宣の決めゼリフが歌詞に入っているのが、意外にも初めてで新鮮ですね。
小泉 「おデコがジンジンピッタンコ」とか、一見意味がわからないけど、かわいい表現もあって面白いです。
杏 全部の歌詞にインパクトがあります。
──「キミのハートにロックオン」のところにキスの音が入っているのも印象的です。
小泉 1番にひよりん、2番にかなみん(辻野)、3番に私の音が入っているんです。(ドヤ顔で)なんか私たち3人のキスがよかったみたいで。選ばれたベストオブキスです。レコーディング中は何をやっているんだろうと思いましたけど(笑)。
辻野 ちょっと恥ずかしかったです(笑)。ブースの向こうに大人の方がいっぱいいる中でレコーディングして。
吉川 1人でマイクに向かってキスの音を出さなきゃいけないからね(笑)。チューニングじゃないけど、いろんな音の出し方を試してからブースに入りました。
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横アリ2DAYSで「え、とき宣が!」