横アリ完売は叶わない夢じゃない
──今後の活動の話に移ろうと思いますが、超とき宣の目下の目標はなんと言っても、2024年1月に横浜アリーナで開催される2DAYSワンマンライブを成功させることだと思います。昨年10月には幕張イベントホールでワンマンライブを開催し、およそ7000人を動員して会場を満員にしましたが(参照:超ときめき♡宣伝部、過去最大規模の幕張ワンマンで宣言「私たち世界のスターになっちゃいます!」)、横アリ2DAYSとなるとさらに数段階、規模が大きくなるわけで、かなりのプレッシャーがあるのでは?
辻野 がんばらなきゃいけないのは大前提で、やるって決まったからにはソールドアウトさせたいねとメンバー同士で話していて。この1年が勝負になると感じています。全国10カ所を回るツアーをはじめ、1つひとつのライブを大切にして、宣伝部員さんの心をもっとしっかりつかんでいけば、絶対に叶わない目標ではないと思っているんです。この壁を乗り越えて、新しい未来につげられるようにがんばりたいです。
──2000人キャパの壁を超えることに苦戦していた時期があり、その壁を急スピードで突破してきた最近の勢いを考えると、横アリ完売は遠い夢というわけでもなさそうですが。
坂井 正直、私たちもちょっとびっくりしてるんですよ。前は会場の規模をちょっとずつ大きくしていく感覚だったから、中野サンプラザから幕張メッセ、幕張メッセから横アリっていう、この急な飛ばし具合に驚いていて。でもそれと同時に、多くの方が応援してくださってることをしっかり感じているので、その期待を裏切りたくないですね。横アリのステージには「スタプラフェス」(スターダストプロモーションのアイドルが勢ぞろいするイベント「スタプラアイドルフェスティバル」)で過去に何回か立っていて。横アリワンマンが発表されたあとの今年1月の「スタプラフェス」ではステージ上で感じることがそれまでと違って、「ここを宣伝部員さんだけで満員にできるかな……」と改めて会場が大きく感じられました。でも、不安な気持ちばかりじゃなくて、ここを満員にできたらすごく気持ちいいライブができるだろうな、その先の未来がもっと明るくなるだろうなというワクワク感もありました。
杏 今年の「スタプラフェス」で横アリのステージに立ったとき、「2023年はやることすべてをがんばらなきゃいけないな」と強く思ったんです。会場を押さえてくれたスタッフさん、楽しみに待ってくださってる宣伝部員さん全員の期待に応えたいなって。横アリワンマンが終わったときに後悔だけはしたくないので、自信満々で臨めるようにがんばりたいです。
吉川 4月の野音ワンマンでは、チケットを取れなかった人もいたんですよ。そういう悲しい声を聞くと、大きな会場でライブをして、来たい人が全員来れるのが一番だなって思うんです。横アリには来たい人たちみんなに集まってもらいたいですね。とき宣のライブを観たいと思ってくれる人をもっと増やしていかなきゃとも考えていますし、「横アリでもキャパが足りないよ!」と言われるくらいの状況にできたらうれしいです。
──幕張メッセワンマンを成功させたことで、自信が付いた部分もあるんじゃないですか? 坂井さんは公演終盤のMCで「すごい自信を持ってライブができた」と語っていましたし。
坂井 客席の近くに行ったときに宣伝部員さんがうれしそうに手を振ってくれたり、楽しんでくれているのが伝わってきたんです。あのライブを通して、とき宣がたくさんの方に求めてもらえている、愛されていることを実感して、それが自信につながったと思います。あの大きさの会場でライブを成功させられたのは、決して当たり前のことじゃないと思いますし。
菅田 私たちのことを好きになって、さらにライブを観に来てもらうようになるまでに、いろんな手順というか、ハードルがあると思うんですけど、これからたくさんの人に出会って素敵なものをお届けしていければと思っています。
すべてのことが横アリにつながる
──昨年12月にはクリスマスライブ「ときクリ」で初の生バンド編成でのステージを経験しましたが、それを経て新しく得たものもありましたか?(参照:超ときめき♡宣伝部「ときクリ」で初の生バンドライブ!横アリ2DAYS決定に沸いた聖なる夜)
坂井 新しい音楽の楽しみ方を知ることができたというか。最初はバンドさんの迫力に負けてしまいそうだったんですけど、生バンドの演奏と一緒になって体を動かす感覚が新鮮でしたし、表現の幅が広がった気がします。
菅田 いつも以上にライブでの一体感を感じられて、すごく楽しかったです。
──横アリに向けて、今まで以上に経験値を積んでるんですね。4月にはテレビ東京で冠番組「ときめきを止めるな!~私たち、超ときめき♡宣伝部です!~」がスタートしましたし。
菅田 (拍手しながら)すごいことですよね。
吉川 前からバラエティ番組に出たいという気持ちがあったんですけど、まさか自分たちの番組ができるとは思ってなかったので、すごくうれしいです。
辻野 メンバーの絆を深めつつ、楽しみながらいろんな企画に挑戦していくのが番組のコンセプトなので、しゃべることが台本できっちり決まってるわけじゃないんですよ。だからこそ、わちゃわちゃしてる素の私たちを見てもらえると思います。スタッフさんのパワーもすごくて、みんな楽しんで撮影してくださっています。
──オンエアの時間帯は深夜ですが、地上波のテレビ番組の影響は今の時代も大きいですし、この番組をきっかけにとき宣を知ってファンになる方もいるでしょうね。
坂井 そうですね。すべてのことが横アリにつながると考えているので、そのつながりを大きくできるようにがんばりたいです。
──7月にはインドネシアで開催される「Impactnation Japan Festival 2023」に出演しますが、それも横アリへの“つながり”の1つになりそうですね。
吉川 インドネシアでも宣伝部員さんを獲得したいです!
──インドネシアにおけるSpotifyのデイリーチャート「バイラルトップ50」で「すきっ!~超ver~」が1位にランクインするなど、超とき宣の魅力は海を超えて届いてるわけですが、実際に現地でパフォーマンスするとなると未知数なところがありますよね。ライブでどういう反応が得られるのか。
菅田 ワクワクしますね。飛行機に8時間くらい乗るということで、もうそれだけで大きなことって感じがします(笑)。
辻野 インスタやYouTubeでは海外の方からもコメントが多く届くんですけど、現地の人がどれだけ私たちのことを知ってくださっているのかは正直わからないので、楽しみですね。
小泉 想像がつかないよね。
吉川 もしかしたら、「すきっ!」が街中で流れてるかもしれない。
坂井 ね! とにかく、横アリまでもう8カ月くらいしかないので、その少ない時間をどれだけ上手に使えるかが勝負だと思っています。6人で力を合わせてがんばります!
ライブ情報
超ときめき♡宣伝部のハートロックオンホールTOUR 2023
- 2023年6月3日(土)兵庫県 加古川市民会館 大ホール
- 2023年6月4日(日)京都府 宇治市文化センター 大ホール
- 2023年6月18日(日)広島県 JMSアステールプラザ 大ホール
- 2023年7月8日(土)宮城県 東京エレクトロンホール宮城
- 2023年7月15日(土)福岡県 福岡国際会議場 メインホール
- 2023年7月16日(日)大阪府 NHK 大阪ホール
- 2023年8月13日(日)新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館
- 2023年8月19日(土)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
- 2023年9月3日(日)愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
- 2023年9月9日(土)東京都 昭和女子大学人見記念講堂
超ときめき♡宣伝部 横浜アリーナワンマンライブ
- 2024年1月27日(土)神奈川県 横浜アリーナ
- 2024年1月28日(日)神奈川県 横浜アリーナ
プロフィール
超ときめき♡宣伝部(チョウトキメキセンデンブ)
スターダストプロモーションに所属する辻野かなみ、杏ジュリア、坂井仁香、小泉遥香、菅田愛貴、吉川ひよりからなる6人組グループ。2020年4月に菅田を“新入部員”に迎えると同時に、グループ名をときめき♡宣伝部から超ときめき♡宣伝部に改名した。2021年に入ると楽曲「すきっ!」がTikTok上で大きなブームになり、海外の音楽ストリーミングサービスでチャート上位にランクインした。2022年10月には千葉・幕張メッセ イベントホールでワンマンライブ「行くぜ!超ときめき♡宣伝部 in 幕張メッセ!~星をめざして~」を開催。チケットをソールドアウトさせ、約7000人を動員した。2023年5月にシングル「LOVEイヤイヤ期」をリリース。2024年1月に神奈川・横浜アリーナで2DAYSのワンマンライブを行う。
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