音楽ナタリー Power Push - CHEERZ
「CHEERZ」ランキング上位入賞記念インタビュー Vol.08 私たち、夢を叶えるために挑戦し続けます!
謎解きに失敗すると曲が減ります
──活動をしていて思い描いていたアイドル像とのギャップを感じたことはありますか?
もともとアイドルって華やかなことばかりではなくてきっと大変なんだろうなって思っていたので想像してた通りではありました。それと私たちはイベント制作の運営としての役回りもあるからアイドル活動だけじゃない楽しみも多いです。ただパズルガールズ時代は追加メンバーとして加入して、最年少ということもあってどうやってがんばっていけばいいのかわからず、悩みましたね。入ってすぐに総選挙イベントがあって、そのときダントツの最下位になってしまって。
──そのとき、安藤さんはどうやって気持ちを上げていったのですか?
最下位だったので、それ以上落ちることがないじゃないですか。ここからはもう上がっていくしかないんだってポジティブに考えるようにして。リアル脱出ゲームのスタッフとしての活動や好きなダンスや歌でがんばろうって、できることから始めていくことにしたんです。
──今年の1月には東京・渋谷CLUB QUATTROで単独公演を行いましたね。ミッションをクリアしていかないとパフォーマンスできる曲数が減っていくというライブだったと伺いました。
ちょうど1年前にも同じ会場で単独公演をやったんですけど、そのときは課題や反省点も多くてまたリベンジしたいと思っていたんです。それで前回やれなかったことの1つとして謎解きの結果でライブの内容が変化していく演出に挑戦しようということになりまして。ミッション失敗で曲数を減らすという、ライブではありえないような試みをやってみました。私たちとしてもどうなっちゃうんだろうってドキドキでしたね。
──実際に曲数は……?
減りました(笑)。いくつかミッション失敗してしまったのでできない曲が5曲ありました。最初のミッションから失敗してお客さんも「あー!」って叫んでしまって。ミッションが失敗するごとに自分たちでどの曲を削るか決めるんですけど、12月にリリースしたばかりのアルバム「QUEST」に収録していた楽曲もどんどん削ることになってしまって。この日初披露しますって言ってたメンバーの浅川琴音のソロ曲もできなかったんですよ。
──せっかくのワンマンライブなのに曲がどんどん減っていくってけっこうシビアですね(笑)。
あまりにもかわいそうだったので、浅川のソロ曲は1フレーズだけ歌いました(笑)。
──リベンジ公演ということでしたけど、皆さんとしては結果に満足できましたか?
1年前には披露できなかった楽曲もたくさん歌うことはできましたし、謎解きの部分でも多くの方々を楽しませることができたと思うので、ある程度リベンジできたという実感はあります。
皆さんがいるから私たちは輝ける
──今後グループとして新たに挑戦してみたいことは?
リアル脱出ゲームや謎解きっていうコンテンツは1人ひとりが物語の主人公になることができるんですが、ラストクエスチョンを観ているお客さんも主人公になることができるんです。皆さんがいるから私たちは輝けると思うので、もっと素晴らしい景色を作っていきたいと思ってます。
──個人的にやってみたいことは何かありますか?
実は先日個人として「ナックルゲーム」という心理戦ゲームに参加したんです。簡単に説明すると「ライアーゲーム」みたいな騙し合いゲームなんですが、そういうイベントや、あとはクイズ番組にも出演できればと思ってます。メンバーもゲームが得意な子が多いので、ゲームに関わるお仕事も広げていきたいですね。
- アイドル応援アプリ「CHEERZ」
「CHEERZ」はアイドルが投稿した写真に対して「CHEER=応援」することでランキングが変動するアプリ。順位によってさまざまな特典が参加アイドルに与えられる。現在参加アイドルは400人以上で、今後も続々と増える予定。
ラストクエスチョン
桃井美鈴、浅川琴音、南杏果、安藤ひかるの4人からなる謎解きアイドルユニット。リアル脱出ゲームを数多く手がけるSCRAP発のユニットで前身のパズルガールズ、クエス?チョンを経て2015年2月に東京・渋谷CLUB QUATTROにて行われたワンマンライブにてラストクエスチョンへの改名が発表される。同年12月に1stアルバム「QUEST」を発表。2016年1月に東京・渋谷CLUB QUATTROで約1年ぶりの単独公演を開催した。