「CDを集めたくなった」高杉真宙 スマートフォン用CDレコーダー「CDレコ6」を体験|自身考案のプレイリストも紹介

「CDレコ6」でドライブも楽しく

──先ほど小さい頃の家族とのドライブの思い出を伺いましたが、現在、高杉さんはドライブされますか?

ドライブしますね。たまに気分転換程度ですけれども。

──「CDレコ6」を活用すれば車内でも気軽に音楽を楽しめて、「CDレコミュージック」アプリに入れた音楽をBluetooth接続(ペアリング)したり、SDカードやUSBメモリーにコピーしたりすることで、簡単に再生できるんです。

ということは、この「CDレコ6」本体を持ち運ばなくてもいい?

高杉真宙

──そうなんです。現在ほとんどの新車には標準でCDプレイヤーが付いていないので、「CDレコ6」は音楽を楽しみたい方にぴったりなんです。曲を変えたいときもカーオーディオのディスプレイ上で操作できるので、スマートフォンに触る必要が一切ないんです。

僕は運転中は怖くて飲み物も飲めないくらい慎重派なので、すごくありがたいです(笑)。ドライブが楽しくなりそうですね。音楽といえばドライブというイメージが強くて。誰かと一緒に車に乗るときって、しゃべるか、音楽聴くかのどちらかの過ごし方が多いと思うんです。そういう意味で音楽は会話を盛り上げるために必要だと思うし、あまりよく知らない人と車内で一緒になるときは音楽がないと気まずいくらい重要なものですよね(笑)。

高杉考案のプレイリスト

──今回、さまざまな音楽に親しんできた高杉さんにオリジナルのプレイリストを考えていただきました。

はい。テーマは「がんばろうと思える曲」です。僕、音楽を聴くときは基本、「がんばろう」と思うときが多いんです。「今ちょっときついな」というときに、心のスパイスとして気持ちを高めるために、よく聴く曲を選ばせていただきました。まずはやはりBUMP OF CHICKENさんの「ダイヤモンド」。

──2000年にリリースされたメジャーデビュー曲です。

バンプは大好きなので、どの曲にしようかいろいろ考えたんですけれども、がんばろうと思える曲ならこれ、ということで選ばせていただきました。歌詞に背中を押されます。同じく高橋優さんの曲もパワーをもらえるものが多いので迷ったんですけれども、「リーマンズロック」にしました。

──ベストアルバム「高橋優 BEST 2009-2015『笑う約束』」リリース時にファン投票で選ばれて、初めて音源化されたインディーズ時代の名曲です。この曲も歌詞を見ながら聴くと、さらに奮い立たされますね。

オリジナルのプレイリストを発表する高杉真宙。

そうなんです。まだ聴いたことのない方は、ぜひ歌詞を読みながら聴いてほしいです。洋楽からはアレサ・フランクリンの「Think」。僕がこの曲を知ったきっかけは映画だったんですけど、この曲を聴くといつもがんばろうと気力が湧いてきます。あと、僕ヘヴィメタルもけっこう聴くので、Judas Priestの「HEAVY DUTY」も入れさせていただきました。

──1984年発表のアルバム「Defenders of the Faith」(邦題は「背徳の掟」)からの1曲です。意外な選曲ですが、ヘヴィメタルを聴かれるようになったのは何かきっかけがあったんですか?

2018年に劇団☆新感線さんの「メタルマクベス」という舞台に出させていただいたとき、毎日準備時間にヘヴィメタルが流れていたんです。「この曲が始まったから、そろそろメイクだな」って思うくらい(笑)。「HEAVY DUTY」は劇団☆新感線の舞台のオープニングに必ず流れる曲で、この音を聴くと「始まるぞ! がんばろう!」って元気が出るんですよね。あの重厚感とスピード感は、「がんばろう」というときにも、「ちょっと疲れたな」ってときにもいい。ヘヴィメタルは僕に元気を与えてくれる存在ですね。

ジョン・シナ選手の入場曲で起床

──小田和正さんの「たしかなこと」、尾崎豊さんの「僕が僕であるために」も挙げていただきました。

ちょっとしっとりとした曲も欲しいなと思ったので入れてみました。小田和正さんの「たしかなこと」はCMで聴いたことある方も多いと思います。尾崎豊さんの「僕が僕であるために」もですけど、聴いていると自分へのエールとして勇気付けられますね。最後にもう1曲入れさせていただいたのが、アメリカのプロレス団体・WWEのスーパースターであるジョン・シナ選手の入場曲「The Time Is Now」です。

──これはアガります! しかもこの入場曲はシナ選手本人がラップしてるんですね。WWE、お好きなんですか?

公式のYouTubeをよく観る程度なんですけど、この入場曲はマジでオススメです。朝、この曲で起きて、仕事に行く前にも聴いてます。

──テーマにぴったりな最高のプレイリストが完成しました。普段からプレイリストはよく作られるんですか?

はい。仕事前にテンションを上げたいときに聴く曲を集めたものが多いです。ただ、もともとロック系が好きなので、昔から聴いていたジャンルに偏りがちなところはあって。これからは新しいジャンルだったり、最新の曲をもっと知りたいなと思っているところです。ちょっとずつ仕事を通して広がっているところではあるんですけど。

ベースとサックスを同時期に練習

──仕事といえば、高杉さんは8月公開の映画「異動辞令は音楽隊!」で警察音楽隊のメンバーを演じられたそうですね。情報公開時、「サックス、頑張りました!!」とツイートされていました。

そうなんですよ。この撮影は本当に大変でした。ちょうどサックスを練習しているとき、別のドラマでベースの練習もしていて。

──昨年テレビ大阪およびBSテレ東で放送された、ゲスの極み乙女。、DADARAY、ichikoroのベーシスト・休日課長さんがモデルのドラマ「ホメられたい僕の妄想ごはん」ですか?(参照:休日課長、高杉真宙主演でレシピ本ドラマ化という展開に「ホントに彼女いなくてよかった」

はい。たまたま撮影時期が被っていたんです。なのでレッスンがどっちもある日にベースを背負ってサックス抱えて家を出ようとしたとき、鏡に映った姿を見て「自分はこれから何をしに行くんだろう?」みたいな(笑)。それぐらい去年はいろんな音楽に触れた1年でした。

──ご自身で演奏する経験があることで、音楽との向き合い方も変わられたのではないでしょうか。

変わりましたね。それまで音楽の中でもインストゥルメンタルってあまり聴く機会がなかったんですけれども、ちゃんと聴くとすごく楽しいし、いいなと思えるようになったのは大きな変化だったなと思います。ただ、僕、リズム感がないんですよ。ツイートでは「頑張りました!!」と見栄を張っちゃったんですけど、ベースとかサックスとかリズム感が必要な役を、なぜ僕に与えてくるんだろうと思うくらい練習中は苦労してしまって(笑)。

──リズム感がないというのは意外です。

ベースを練習しているとき、友人から「リズム感がないのになんでベースが弾けるようになるの?」と聞かれて、「うーん、スピード?」って答えたんですよ。言われたほうも「どういうことだ?」という顔をしてました(笑)。それぐらい楽器のことがわからなくて。だからサックスを習得するのも大変でした。それでも最終的には楽しくできたので、いい経験をさせてもらえたなと思います。

──高杉さんの練習の成果と合わせて楽しみにしています。

ありがとうございます。一生懸命がんばったので、ぜひスクリーンで観て、聴いていただけたらうれしいです。

CDを集めたくなった

──改めて「CDレコ6」を体験していただいた感想はいかがでしたか。

「こんなこともあんなこともできるんだ」という発見がたくさんあったんですけれども、まずはCDを集めたくなりました。これからCDショップに行く機会が増えそうだなって。サブスクにないものとかを探したくなりますね。あと、落語を歩きながら聴きたいときにいいなと思いました。落語に興味を持ち始めたときに調べたことがあるんですけど、配信とかサブスクだとなかなか目当てのものが見つからなかったんです。でも、「CDレコ6」を使えば、CDしかないものもスマートフォンで聴けるなって。

「CDレコ6」のパッケージを持つ高杉真宙。

──海外では再びレコードやCDの売り上げが伸びているそうなんです。アメリカレコード協会(RIAA)によると、昨年のアメリカ国内におけるレコードの売り上げは前年比61%増の約10億ドルと、1986年以来の最高の売上高を達成。CDも前年比21%増の約5億8400万ドルと18年ぶりに増加しました。

日本でもレコードは最近流行ってますもんね。簡易型のプレーヤーも、よくショップで目にします。

──ちなみに「CDレコ」の兄弟機で、レコードやカセットテープの音楽をスマートフォンに録音できる「ADレコ」というアイテムもあるんですよ。これも同じ「CDレコミュージック」アプリで音楽を楽しむことができるんです。

レコードやカセットテープをたくさん持っている人には朗報ですね。

高杉真宙(タカスギマヒロ)
高杉真宙
1996年7月4日生まれ、福岡県出身。2009年に俳優デビュー。出演作は「ぼんとリンちゃん」「逆光の頃」「トリガール!」「散歩する侵略者」「プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~」「世界でいちばん長い写真」「虹色デイズ」「君が君で君だ」「ギャングース」「賭ケグルイ」「糸」「婚姻届に判を捺しただけですが」など。2021年4月に個人事務所・POSTERSを設立した。2022年3月から4月にかけて勝村政信とともに舞台「ライフ・イン・ザ・シアター」に出演。8月には出演映画「異動辞令は音楽隊!」が公開される。