カシオトーンCT-S200特集 ヒャダイン×たなしん対談|みんな、本当は楽器やりたかったんでしょ?ヒャダイン&グドモたなしんが語るウィズコロナ時代の音楽の楽しみ方

インスタストーリーズに上げてください

──この機種をどんな人におすすめしたいですか?

CT-S200

ヒャダイン 幅広い層におすすめできますよね。今から始める人だけでなく、いろんな楽器の経験者も面白く使えると思います。あと、お子さんのいる親御さん。

たなしん 間違いないですね。僕は、この機種の最大の特徴は「“本物”を感じながら、技術がなくても弾ける」ところだと思うんですよ。その感じと波長が合う人におすすめしたい。楽器選びって、直感だと思うんです。「見た目がかわいい」とか「触った感触がいい」とか「最初に出た音がよかった」とか、そういう感覚に従っていいと思う。そして、この時代は即行動です。ピンと来たら即ポチですね。

ヒャダイン 通販ならワンクリックですぐ届くんでね。

たなしん この記事を読んで何かを感じたら即ポチっていただいて、届いたらすぐさまInstagramのストーリーズに上げてください。

ヒャダイン そういえば前回の特集を見た未鈴ちゃん(古川未鈴 / でんぱ組.inc)がこのモデルを買ったみたいでTwitterに動画を上げてました。

たなしん おー、これはうれしいですね。

ヒャダイン それから、YouTubeなどで動画を作る人だったら、オリジナルのSEをこれで簡単に作れます。

たなしん (手を叩いて)そうなんですよ! 今、自分のYouTubeチャンネルでも自分でSEとかを作り始めていて。最初は無料の音源素材を使ってたんですけど、そうするとやっぱりほかの人と被るんで。

ヒャダイン 確かに。QuizKnockとFischer's、同じ音源使ってんなーみたいな(笑)。

たなしん どっちが先だろうみたいな(笑)。かといって有料の音源を使おうと思ったら、ちょっと価格が本格的すぎてハードル高い。だったら自分でやっちゃおうと。それをDTMでやろうと思ったらまた敷居が高くなっちゃうけど、CT-S200なら本当にパッと作れますから。

ヒャダイン 生放送中に鍵盤をピッと押すだけでもいいですよね。ジングル的にも使えるかもしれない。

左からヒャダイン、たなしん。左からヒャダイン、たなしん。

──このCT-S200をもっと進化させて、「こうなったらもっとうれしい」みたいなアイデアなどはありますか?

ヒャダイン なんでしょうか……Bluetooth接続とかですかね。

たなしん その機能は、今はないんですか?

カシオスタッフ 接続できる機種はあります。

ヒャダイン やっぱり(笑)。ここでパッと出るようなアイデアなんて、会議ではとっくに議題に上がってるんですよ。

たなしん これって、電源は乾電池かACアダプタですよね。それが唯一ちょっと不便だなと思っているんですよ。USB-Cとかモバイルバッテリーみたいなもので充電できたら、さらに世界が広がりそうな気はします。

ヒャダイン もしかしたら、そういう機種もすでに……?

カシオスタッフ ないです(笑)。

たなしん 今すぐ制作チームに伝えてください!(笑) それがあったら、マジで海外にも持っていきやすいと思います。

音楽は身近なもの

──前回、ヒャダインさんがおっしゃっていた「趣味で音楽をやる人が高いレベルを目指す必要はない」というお話がとても印象的で。

ヒャダイン 音楽ってついついハードルが上がりがちというか、とくにピアノやバイオリンの場合は「ちゃんとした先生に習わないといけない」みたいな変な風潮がありますよね。プロを目指すならそうかもしれませんが、楽しむだけなら別に下手でもいいんじゃんっていう。

たなしん 僕のYouTubeチャンネルは、そういう目的でやってるんですよ。

ヒャダイン へえー。

左からヒャダイン、たなしん。

たなしん 今って特別な教育を受けなくても、YouTubeを覗けば大抵のことは勉強できてしまう。ハードルは明らかに下がっていると思うんです。なので自分が経験してきたような、音楽をやることで心が豊かになる体験をできるだけ多くの人に味わっていただきたくて。もちろん、押し付けるつもりはないですけど。

ヒャダイン 確かにハードルは下がってますよね。コロナ禍以降、楽器の売れ行きがすごくいいらしいですし。やっぱり、みんな本当は楽器やりたいと思ってたんですよ。今までは時間がなかったからやっていなかっただけで。

たなしん ステイホーム期間は、その気持ちに向き合うきっかけになったんだと思います。

──家庭内で子供たちがセッションをするようなことが増えたみたいな話も聞きますね。

ヒャダイン 最高じゃないですか。YouTubeやTikTokなどの影響も大きいと思いますが、楽器に限らず歌やダンスも含めて、「表現することは照れるようなことじゃない」っていう時代になってきたんじゃないですかね。大変喜ばしい状況だと思います。

たなしん ワクワクしますね!

ヒャダイン めっちゃいいことなんで、カシオさんにはこういうCT-S200のような楽器をこれからも量産していってほしいです。

たなしん とはいえ、音楽を“作る”となるとまだハードルは高いと思います。それをより身近なものにしていきたい気持ちもめちゃくちゃありますね。

ヒャダイン 確かに、この機会にDTMとかを始めている人も多いと思うんですけど、ちょっと難しさを感じていたり、つまずいている人もいるかもしれない。そんな人こそCT-S200で簡単にビートを鳴らしたりしながら、音楽を作り出す楽しさの片鱗を超気軽に味わってほしいですね。

左からたなしん、ヒャダイン。