僕はグルートに似てる
──マーベル作品を映画館で観る醍醐味というのはどういうところでしょうか?
まずは映像がめっちゃきれい。「ドクター・ストレンジ」は観てるだけで酔ってしまうくらい凝ってた。アクションにも力を入れているから劇場で観ると迫力がありますね。あとは音楽にもこだわっている作品ばかりなので、映画館だといい音響で楽しめるのがいい。4DX作品だったら作品を“体感”もできるし。あとはMCU作品と言ったら、エンドロールの間に出てくるシーン! 関連作品の伏線が張られていて、映画館だとほかの人の反応も見られるから面白いんです。そういう感じは映画館じゃないと味わえないですね。
──同じ作品を観に何度も劇場に足を運ばれたりは?
あります。それこそ「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」は2回観に行きました。2回目のときにはgo!go!vanillasの牧(達弥)くんを誘っていったんです。もちろんBlu-rayで観ることもありますし。そのときは出てきた単語とかキャラクターの名前をスマホで調べながら観てます。バックグランドやプロフィールをわかったうえで観ると面白さが増すし、観返すとそれまで気付かなかった伏線に気付いたりもするし。マーベル作品は何回観ても飽きないです。
──マイケルさんが初めて観たマーベル作品はなんでしたか?
トビー・マグワイアが出演していた「スパイダーマン」か、最初の「X-MEN」がマーベルの入り口やったと思います。同時期にカートゥーンネットワークでアニメシリーズの「スパイダーマン」や「X-MEN」を放送していたのでそれも観ていて。
──子供の頃から触れていたんですね。
はい。どの作品も登場する1人ひとりのキャラクターがしっかり確立されていて、それぞれ違う性格だから面白い。そういうキャラクターが団結して敵を倒すアベンジャーズとかはスケールがデカいし、映像にも迫力が出るし。主人公が1人だけだとそいつだけがカッコよく描かれるけど、「アベンジャーズ」だとヒーローが1人じゃないから。特撮ドラマとかでいったら、全員が赤レンジャーみたいな存在なんです。たぶん僕はマーベル作品のそういう世界観に惹かれたんだと思います。
──ちなみに初めて観たMCU作品は?
おそらく「アイアンマン」だったと思います。でも、そこからすぐハマったわけではなくて、「アベンジャーズ」でハマったんです。そこからさかのぼってMCU作品を観る中で、出てくるキャラクターにも興味を持ち始めて。「このキャラクターは原作ではどういう扱いなんだろう?」とか気になって、調べ始めたら止まらなくなっちゃった。MCU作品は一度ハマったら終わりがないんです。
──MCUの中で特に好きなキャラクターやヒーローはいますか?
ビジュアルで言ったらアイアンマンですけど、トニー・スターク(アイアンマン)のキャラクターも好きです。なんか一番人間らしいキャラクターだなって。あとはキャプテン・アメリカの親友のバッキー(ウィンター・ソルジャー)は影があってカッコイイですね。
──MCUの中で自分に一番似てると思うキャラクターは誰ですか?
誰ですかね……「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に出てくるグルートかな(笑)。僕、「何を考えてるかよくわからへん」って言われるんですけど、グルートも何を考えてるかわからないキャラクターだから。
ベースヒーローになりたい
──マーベル作品が音楽活動に影響しているところはありますか?
あります。僕は「ずっとベースヒーローになりたい」と言ってて。
──そのベースヒーロー像というのは具体的には?
演奏どうのとかではなくて、ベースを持ってるだけでカッコいい存在ですね。例えばLUNA SEAのJさんとかGLAYのJIROさんとか、名前が挙がったときにベースを担いでる姿が想像できる人というのが自分が目指してるところなのかな。もちろんちゃんと演奏もしますけど(笑)。アイアンマンとか、MCUのヒーローって立ってるだけでヒーロー然としてるじゃないですか。そういう佇まいに憧れてて近付けたらいいなと思ってるんですが、そこまでの道のりは長いですね(笑)。
──ほかに活動に影響しているところはありますか?
僕が映画を観てもらった力や感動をライブに反映することで、それを観た人が元気になってくれることとか。映画の影響が伝染というかライブやファンに循環してるんです。とにかく活動の糧になってますね。
アベンジャーズはまとまらなくていい
──マーベル映画を一緒に観に行く友達は身近にいらっしゃいますか?
うーん、僕、基本的に1人で映画とか行くので……だから牧くんくらいですかね。彼がたまたま「『アベンジャーズ』観たいんだよね」と言ってたので、「じゃあ一緒に行く?」って誘ったんです。MCU作品はクオリティが高いので、自信を持ってオススメできるというか。
──「キャプテン・マーベル」は誰と観たいですか?
ウチのボーカルの米田(貴紀)もマーベルがめっちゃ好きなんで、連れて行ったら絶対喜ぶでしょうね。米田とは「アベンジャーズ/エンドゲーム」の予告が解禁になったときにも盛り上がりましたし。「キャプテン・マーベル」は「アベンジャーズ/エンドゲーム」とつながる作品なので、一緒に行きたいです。
──「アベンジャーズ/エンドゲーム」にはキャプテン・マーベルが出てくる予定ですが、彼女にどういう活躍を期待されていますか?
名前にキャプテンって入ってるぐらいですから、リーダー的な役割をするのかな? でも、アベンジャーズってまとまってるようでまとまってないところがいいので別にまとめなくていいと思います。だってハルクとか絶対まとめられないでしょ(笑)。キャプテン・マーベルには存分に自分の力を発揮してもらえたら。「キャプテン・マーベル」の舞台は90年代ですけど、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の舞台は現代ですから。その間にキャプテン・マーベルがどんな成長を遂げているのかにもすごく期待しています。個人的には彼女と「ガーディアンズ」の面々との絡みが見たいですね。
──最後にこれから「キャプテン・マーベル」を観る人にメッセージをお願いいたします。
MCUシリーズは始まってから10年が経ってるし、関連作品も多いので、「途中から観てもついていけないんじゃないか」と思う人もいると思うんです。でも、「キャプテン・マーベル」はアベンジャーズ誕生以前の話なので、MCUに触れたことがない方でも楽しめる作品だと思いますし、普段はヒーロー映画を観ない方でもハマるような面白さがあります。映像も然り、音も然り、予想をはるかに超えて素晴らしいのであまり劇場に行ってない人が観たら「映画館って楽しいな」と思ってもらえるんじゃないかな。もちろんマーベルが好きな人も楽しめる要素が盛り込まれてるので、ぜひ劇場に足を運んでみてほしいです。
- 「キャプテン・マーベル」
- 大ヒット公開中
- ストーリー
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記憶を失ったヒーロー、キャプテン・マーベル。彼女の過去に隠された“秘密”が、恐るべき戦いの引き金となってしまう。自在に姿を変える正体不明の敵に狙われ、孤独や不安に打ちのめされても、彼女は不屈の精神で何度も立ち上がる。果たして彼女は記憶を取り戻し、この戦いを終わらせることができるのか? そして、最後につかむ“衝撃の真実”とは……? 禁断の記憶の謎を追う、サスペンスフル・アクションが幕を開ける。
- スタッフ / キャスト
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監督・脚本:アンナ・ボーデン、ライアン・フレック
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:ブリー・ラーソン、ジュード・ロウ、サミュエル・L・ジャクソン、クラーク・グレッグほか
©Marvel Studios 2019
- 「S.H.Figuarts キャプテン・マーベル」
- 2019年3月30日発売 / S.H.Figuarts
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6480円
発売元:BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部
対象年齢:15歳以上 - <S.H.Figuartsとは?>
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「可動によるキャラクター表現の追求」をテーマに、「造形」「可動」「彩色」とあらゆるフィギュアの技術を凝縮した手の平サイズのBANDAI SPIRITSが展開するスタンダードフィギュアシリーズ。
商品特徴:頭部は「魂のデジタル彩色」で再現する圧倒的なクオリティ。交換用頭部パーツや、エフェクトパーツが付属。
- 夜の本気ダンス(ヨルノホンキダンス)
- 米田貴紀(Vo, G)、鈴鹿秋斗(Dr)、マイケル(B)、西田一紀(G)からなる4人組ロックバンド。2008年に京都府で結成された。2014年2月にタワーレコード限定シングル「Bitch」を発表したのち、3月に初の全国流通ミニアルバム「DANCE STEP」をリリース。同年11月にアルバム「DANCE TIME」を、2015年にシングル「By My Side」を発売する。2016年2月から3月にかけてスペースシャワーTV主催のライブツアー「スペースシャワー列伝15周年記念公演 JAPAN TOUR 2016」に出演。同年3月にアルバム「DANCEABLE」でビクターエンタテインメントからメジャーデビューを果たす。9月に前ギタリストの町田建人がバンドを脱退し、10月に西田が加入する。12月に新体制後初の作品となるメジャー1stシングル「Without You / LIBERTY」を、2017年10月にメジャー2ndアルバム「INTELLIGENCE」を発表。2018年に結成10周年を迎えた。2019年6月5日には3rdアルバム「Fetish」をリリース予定。