THE RAMPAGEは全員がバズ・ライトイヤー

──バズと言えば「無限の彼方へ」という言葉が「トイ・ストーリー」でも印象的ですよね。「バズ・ライトイヤー」では、この言葉はバズとアリーシャの合言葉でした。これまではバズの決めゼリフのように使われていたこの言葉の印象は「バズ・ライトイヤー」を観てから変わりましたか？

変わったというより、言葉の意味がより深くわかったという感じでした。僕なりの解釈ですけど、「無限の彼方へ」はバズたちのライフテーマ的な言葉なんじゃないかなって。最初は不時着してしまった星からみんなで帰ることが“無限の彼方へ”だったけれど、途中からバズの仲間たちは、その星で暮らしていく方法を模索していくじゃないですか。だから歩みを止めない姿勢こそが“無限の彼方へ”なんだと思ったんです。

──「バズ・ライトイヤー」では、バズがジュニアパトロールのメンバーを率いてチームを結成しますよね。RIKUさんも普段はTHE RAMPAGEというチームで活動していますが、チームである喜びやチームだからこそ感じる大変さみたいなものはこの作品からも感じましたか？

はい。バズのチームは役割がしっかり分かれていて、メンバーがそれぞれ足りないところを補い合っていたと思うんですけど、そこが僕らボーカルとパフォーマーからなるTHE RAMPAGEと重なりました。今はいろいろと個人活動も盛んで、ボーカルの相方たちは映画やドラマに出て活躍しているし、僕も舞台や今回のインタビューのようなお仕事もやるようになりました。でもこれって最初から「LDHのRIKUです」ってデビューをしてもあり得なかったことだと思うんですよ。THE RAMPAGEとしてデビューしたからこそ、今の僕らがあるなと。みんながそれぞれの場所で吸収してきたことをTHE RAMPAGEで活動するときに発揮するからこそ、“無限の彼方”に向かって成長を続けられている。メンバーが活躍している姿を見るのは誇らしいし、自分もがんばろうと思えるんです。こうやって話してみると、僕らの場合は全員がアリーシャでありバズですね（笑）。

バズ・ライトイヤーとRIKU（THE RAMPAGE from EXILE TRIBE）。

──「全員がアリーシャでありバズ」だと結論が出てしまいましたが、もしRIKUさんがバズとなってTHE RAMPAGEのメンバーとチーム組むなら誰と組みたいですか？ ソックス、イジー、モー、ダービーに当てはまるメンバーを教えてください。ソックスは猫型のロボットですが、THE RAMPAGEの猫と言えばやはり藤原樹さんですか？

いやー、ソックスは違いますね。完全にやましょう（山本彰吾）です。ソックスもかわいい見た目で実は頭脳明晰。THE RAMPAGEのブレインはやましょうなので、まさにソックス（笑）。アリーシャの孫のイジーは……うーん、頼りないけどここぞのときにがんばれる鈴木昂秀くんかな。モーはたっくん（後藤拓磨）。一生懸命で空回っちゃうところもあるけど、大事なことはちゃんとわかってるところ。僕らに甘やかされているところもモーと重なります（笑）。

ソックスとRIKU（THE RAMPAGE from EXILE TRIBE）。

──爆弾作りの名人・ダービーは誰ですかね？

ダービーは（浦川）翔平！ 一発どデカいのをかますみたいな感じがぴったり。彼はTHE RAMPAGEの爆弾みたいな感じなので。だから、このチームはもう、やましょうにかかってますね。鈴木くんというポンコツをどうやってうまくコントロールするのかとか……（笑）。土壇場で力を発揮するチームだと思います。

──「バズ・ライトイヤー」には魅力的なキャラクターがたくさん登場しますが、RIKUさんのお気に入りのキャラクターは？

まさかのザーグですね（笑）。「トイ・ストーリー」の世界では完全にヒールですけど、本当に悪者なのかどうか……いろいろ考えさせられました。

「バズ・ライトイヤー」

──ちなみに「トイ・ストーリー」だと、どのキャラがお好きですか？

みんな素敵だから迷うなあ……バズとウッディが好きなのはもちろんなんですけど、ハムも好きですね。しっかり者な感じを出しているのに実は間抜けでひっくり返ったら何もできないところとか、お金持ち風なのに実は全然お金が入っていないところとか、すごくチャーミングだなと思います。レックスの天然さも好きだし、「トイ・ストーリー」について話しだしたらキリがない！

──最後に「バズ・ライトイヤー」をどんな人にオススメしたいですか？

最初にも言いましたけど、大人の人たちにはぜひ観てもらいたいです（笑）。あとは純粋に「トイ・ストーリー」が大好きな少年少女は絶対に観るべき！ バズが実在したらこんな感じだろうなって共感できるし、大きな壁を乗り越えた先にいる自分に出会うのが楽しみになる作品なので、すごく前向きになれるところもいいなと思いました。老若男女問わず、どの世代でもワクワクドキドキできる作品だと思います。

RIKU（THE RAMPAGE from EXILE TRIBE）

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