ナタリー PowerPush - bump.y
個性豊かな気鋭女優5人組が歌手デビューで世界を目指す
松山はしっかり者でみんなのまとめ役
──ナタリー読者の中にはbump.yの5人ってどういうパーソナリティなのか、よく知らない人もいると思います。そこで、今回のインタビューを通じてみなさんから、メンバーそれぞれについて教えてもらえますか? まずは、松山さんについていろいろ教えてください。
桜庭 しっかり者で、私のことをコントロールしてくれます(笑)。とにかく日々bump.yのことを考えている、みんなのまとめ役ですね。
宮武美 相談をしやすいし、話しかけやすいし、一緒にいて落ち着きます。
宮武祭 東京に出てきた頃、いろいろわからないことが多くて。そんなとき、メアリさんが電車の乗り換えを紙に書いてくれて、すごくうれしかったです(笑)。
「美桜は本当にモテます」
──では、次は宮武美桜さんについて。
高月 美桜は本当にモテます。
宮武美 あはは!(笑)そんなことないですよ。
松山 美桜はbump.yの中では一番“女子力”が高くて、「女の子だな、ああいう要素があったらいいのにな」と思う“ザ・女子”。美桜と祭は姉妹で、最初の頃は2人で1組みたいな感じだったのが、日が経つにつれて自分がしっかりしなきゃっていうのもあるのか、大人になったなと最近感じることが増えましたね。
宮武祭 ケンカもしますけど……(笑)。祭に誰からもメールが来てないときは、美桜が送ってきてくれるからうれしい。
一同 (笑)
松山 毎日ずっと一緒にいるもんね。でも、姉妹だからカバーし合ってるんだなってすごい感じます。
祭がいてくれることで和む
──祭さんについてはどうですか?
松山 初めて会ったときはまだ8歳で、「こんなにちっちゃい子と一緒にグループをやっていいのかな!?」ってすごく責任感じちゃって。でも、私が切羽詰まってるときも自由な感じなので、祭がいてくれることで和む。私が持ってないものを持っているので、そこはbump.yにとっての良さだったりするのかなと思いますね。
高月 祭は本当に元気でかわいいし、いろいろ教えてもらうことも多くて。あとは、ニュースが好きみたいで、ニュースで観たことをみんなに教えてくれるんですよ。
桜庭 私にとってはいい遊び相手(笑)。歳は離れてるけど、友達みたいな存在ですね。
──お姉さんの美桜さんから見て、祭さんはどう映りますか?
宮武美 祭は結構文句を言ったりするんですけど、やらなきゃいけないことはちゃんと最後までやってくれるので、そこはいいところかなと思います。
──bump.yで一緒に活動するようになってから、変わった部分や成長した部分はありますか?
宮武美 個別の仕事で私がbump.yのレッスンに出られないときは、「ここがこう変わったから、家に帰ったら教えるね」みたいなメールもしてくれるようになったし。最近は頼れる部分も出てきたので、助かります。
彩良のギャップにいやされる
──次は高月さんについて聞かせてください。
松山 彩良は都会の子って感じ(笑)。見た目が大人びてるので、初めて喋ったときのギャップはすごかったです。ちょっと天然なんですけど、でも冷静で客観的に見てる部分もあって。歳が5つぐらい離れてるんですけど、あまり差は感じないですね。
桜庭 大人っぽい部分とおちゃめな部分のギャップにいやされます。
宮武美 年齢が一番近いので話しやすいし、よく一緒に遊びにもいくんですけど、歳下なのにお姉ちゃんみたいな感じです。
宮武祭 祭が「今日は何々だったね」って話しかけると、それに乗ってきてくれてノリがいいというか。話していても楽しいし、彩良が泊まりに来たときは、彩良の布団を祭の部屋に持っていくのを手伝ってくれます。
一同 (笑)
宮武祭 それにすごく気が利く! 祭が「○○時に寝る」って言うと、「じゃあ私もその時間まで起きててあげる」って言ってくれたり。優しいんです。
桜庭はbump.yのムードメーカー的存在
──じゃあ最後は、桜庭さんについて。
松山 ななみちゃんはbump.yのムードメーカー的な存在です。一番歳が近いので一緒にいることが多いんですけど、性格もキャラクターも真逆なのでぶつかるところがなくて。私がなんでも先に考えちゃうタイプだとしたら、ななみちゃんは考える前に全力疾走するタイプ。そこがななみちゃんの良さだと思っています。
宮武美 落ち込んでたりすると「どうしたの?」と声かけてくれるし、同じ鹿児島出身だし、本当のお姉ちゃんみたいなあたたかい存在です。
高月 ななみさんは元気で面白くて、一緒に遊んでくれるお姉さんみたいな存在。私は今ドラマの撮影中なんですけど、すごく難しいセリフにななみさんがアドバイスをくれたのがうれしかったです。
それぞれの地元で凱旋ライブもしてみたい
──それでは最後に、bump.yとしてこれからやってみたいことや目標を聞かせてください。
松山 まだまだ未熟な部分がいっぱいなんですけど、イベントも数を重ねてパフォーマンスを磨いて、テレビ番組もたくさん出演してbump.yのことをたくさんの人に知ってもらいたいです。そして、いつかは大きな会場でのライブや全国ツアーをやれたらいいな。bump.yは上京している子が多いので、それぞれの地元で凱旋ライブもしてみたいです。
桜庭 聴いたらファンのみなさんが元気になってもらえるような曲を、これからどんどん歌っていきたいです。
宮武祭 いろんな人がbump.yの曲や着うたを入れてくれるよう、がんばります。
宮武美 まだまだ知られていないグループだと思うので、もっとがんばって、いずれはみんなから憧れられるようなグループになりたいです。それと、やっぱり大きなところでライブをやりたいですね。
高月 bump.yは本当にまだまだこれからのグループ。歌もまだまだだし……まだまだばっかりだな(笑)。これから歌をもっと練習して、もっとうまくなって、日本だけじゃなく世界中の人にbump.yを知ってもらえるようにがんばります。
CD収録曲【初回限定盤A/通常盤】
- voice
- One Emotion
- voice (Instrumental)
- One Emotion (Instrumental)
CD収録曲【初回限定盤B】
- voice
- One Emotion
- voice (Narration)
- voice (Instrumental)
- One Emotion (Instrumental)
DVD収録曲【初回限定盤A】
- voice Video Clip
bump.y(ばんぴー)
同じ事務所に所属する松山メアリ、桜庭ななみ、宮武美桜、高月彩良、宮武祭からなる5人組アクトレスシンガーグループ。2009年公開のネットドラマ「bump.y」で共演したことをきっかけに、本格的に活動開始。翌2010年1月には初の舞台公演「bump.y第1回公演『まっぴるまのエレベーター!』」を行い、話題を集めた。同年6月よりデビュー曲「voice」の着うた先行配信がスタート。8月25日にCDシングル「voice」で本格的なメジャーデビューを果たした。音楽活動以外にも、メンバーそれぞれが女優としてテレビドラマや映画、舞台などに出演し着実にキャリアを重ねている。