ギラギラ超特急
真司のおかげです!
──では続いて、バラエティ番組「ギラギラ超特急」の話を……。
一同 邪悪な敵は絶対 許すことはできない! 地球のピンチだ 今こそ立ち上がれー♪(「ギラギラ戦隊 超トッキュウジャー」のテーマをまるまる1曲合唱)
タカシ いやあ、12話で終わるのがもったいないですよね(笑)。
──(笑)。かなり濃密な12話でしたね。番組の中でさまざまな企画に挑戦された皆さんですが、それぞれが一番ギラギラしていた回を1人ずつ挙げてもらってもいいですか?
ユーキ カイは「MC激おこドッキリ」(第1回)で(ゲストの)山下真司さんが無茶振りしたエアリフティングでしょ?
タクヤ からのドヤ顔ね(笑)。
リョウガ カイはドヤ顔が一番だよ。
──ここで生まれた“ドヤ顔キャラ”は以降、最後まで引きずっていましたね。
カイ そうですね、最後までずっと。真司のおかげです!
ユーキ おい、呼び捨て!(笑) 芸能界の大先輩!
──リョウガさんはどうですか?
カイ やっぱり、「強い男を目指せ!6対1プロレス!」(第4回)でヒールの羆嵐(プロレスラー)さんに投げられたところじゃないですか?
リョウガ 俺、腰から真っ二つになるのかと思ったわ。
タカシ チューペットみたいやったな。
一同 あはははは!(笑)
リョウガ でも羆嵐さん、カットがかかったらすぐ「大丈夫?」と気遣ってくれて。ヒールの裏側に隠された優しさが……。
タクヤ そういうのに弱いよね、リョウガ。
リョウガ そうなんだよ。「いい人だ……!」となったのが思い出ですね。
もうね、「モンスターハンター」のハンターですよ
──タクヤさんはいかがですか?
ユーキ 絶対プロレス(第4回)でしょ!
タクヤ あの、メンバーにもキレちゃいました(笑)。
リョウガ そうなんだよ。わけわかんない。
ユーキ 俺らだってけっこうがんばって羆嵐さんの足元押さえに行ってるのに(笑)。
カイ 「ちゃんと押さえろよ!」と怒られて「なんで?」ってね(笑)。目の色が違ったもん。怖かったわー。
ユーキ ただ、羆嵐さんが本当にすごかった。
カイ 6人がかりでも太刀打ちできないって、ホントに強い人ですよ。
タクヤ 絶対に投げ飛ばされないように、必死にしがみついてたけど……。
カイ それでも関係なく飛ばされるもんね。
リョウガ すごかったわ。もうね、「モンスターハンター」のハンターになった気分ですよ。
ユーキ あはははは!(笑) 確かに。
タカシ 討伐クエストな(笑)。
──なるほど(笑)。ではユーキさんは?
リョウガ 「お~い!追っかけ陸上」じゃないですか?
ユーキ 出てねえよ! 「いいなあ」と思いながら配信観てたわ。
タカシ あれは? 「目指せ日本一!ご当地 珍競技選手権」(第9回)。
タクヤ そう。「めが盛り」(福井県鯖江市「めがねフェス」の“珍競技”)に何度もチャレンジしてた。
カイ 画面を通して伝わっているかはわからないけど、現場では一番ギラギラしていました(笑)。
リョウガ 「もう1回お願いします!」って、ルール違反ギリギリのことやってましたよ。
ユーキ もう、どうにか記録を出したかったんですよ。だけどダメでしたね……。
タカシをキレさせたらヤバい
──では、ユースケさん。
カイ 完全に「戦隊ヒーロー風オープニング映像を撮ろう!」(第10回)でしょ。
ユーキ うん、まぎれもなく。
──この回は大長編でしたね。オープニング映像の撮影は、すべてユースケ監督がディレクションを?
カイ はい、この回のユースケだけ、事前打ち合わせがありました(笑)。
リョウガ けっこう長い時間ね。
──テーマ曲も作り、ヒーロー風決めポーズもユースケさんのセンスが炸裂していたように思います。
タクヤ 本当に。あと、タイトルコールもいろんな声色や言い回しで録ったのに、結局最初に録った普通のバージョンを使ったり(笑)。
タカシ 「(低い声で)超トッキュウジャー!」「よし、じゃあ最初のやつ使うね!」って、オイ!(笑)
タクヤ ユースケ面白いなあ(笑)。
──では最後にタカシさん。
カイ タカシは絶対「お~い! 追っかけ陸上」(自分を置いて出発したロケバスを何m追いかけられるか競う競技)です!
ユーキ MVPです。普段のタカシが見られましたね!
タクヤ 語弊があるなあ(笑)。
カイ タカシの根っこの関西人が出たよね。ソウルの部分が。
タクヤ あの回で、タカシをキレさせたらヤバいということがわかりました。
リョウガ あのタカシ見て、関西人に対する見方が変わりました……。
タカシ やめなさい(笑)。
──バスに置き去りにされて追いかけているとき、タカシさんは何かおかしいとわかっていたんですか?
タカシ いや、もともと聞かされていた(嘘の)企画が、山奥に住む長老に会いに行くというもので。「気難しい人だ」って聞かされていたんですよ。で、僕が車に乗ろうとした時点で2時間押しだった。なのにロケバスが行っちゃうから「そんなことしたら長老に怒られるやろ!」と思って怒っていました。
タクヤ それがすごいですよね。根っからいい子。ずっとおじいさんに会いに行くことを考えてたってことでしょ? 僕は走り出した瞬間「おかしいぞ、これ」と思った。
リョウガ 見ました? タクヤの走り方。(タクヤのマネで)「……意味わかんねっ」とか言って(笑)。
一同 あはははは!(笑)
カイ マジでバカにしてる!
タクヤ ホントやめて(笑)。
──じゃあ、ユースケさんとタカシさんは、おじいちゃんのことを考えての行動だったということなんですね(ユースケはロケバスを追いかけず、自力で長老を探そうと裏山に入山した)。
タクヤ そうそう。すごいよね。
リョウガ 性格がハッキリ出ましたね!(笑)
タクヤ カイなんて論外ですから。おじいさんのことも忘れてるし、全然走らないし。
カイ (得意なIKKOのマネで)何ー! 置き去りー!
一同 あはははは!(笑)
ありがたい、うれしい成長だなと思います
──ではもし続編が決まったら“何駅”に停車したいですか?(「ギラギラ超特急」では、毎回テーマを“〇〇駅”としていた)
カイ ギラギラした芸能人と言えば、ハワイじゃないですか? だからハワイ駅。お正月にハワイに行って、ギラギラを感じてみよう!
リョウガ バカンスに行きたいだけじゃねえか。
──ではリョウガさんは?
リョウガ うーん……レジャースポットしか思い浮かばないですねえ。夢の国駅とかどうですか? ギラギラした芸能人たるもの、バレて声をかけられなければいけないですから。
タクヤ そういう系面白いね! モニタリングしようよ。
──ありがとうございます(笑)。では最後に、「ギラギラ超特急」をやってみて成長したところを教えてください。
ユーキ 僕は何かを残そうとするアグレッシブさ、ですね。これまではノーリアクションだったところも、何かしら反応しなきゃいけないといった雰囲気が6人の中に生まれたんじゃないかなと思う。MC的な立ち位置の方もいなかったから、みんな何かしら積極的に発言していたし。
カイ あと、1つのトピックを広げていく力が付いてきたかなと思います。そういう力をそれこそトレタリ(レギュラー番組「超特急の撮れ高足りてますか?」)に還元できたりだとか、ライブMCが面白くなっていったりとか。自分たちで作り上げる時間における引き出しが増えたかなって。
──なるほど。
カイ 今のツアーでも、リョウガとのMC打ち合わせで「ここはサクッと触れて次に行こう」とか話していても、本番ではその部分がけっこう膨らんだりするんですよ。で、結果として今20分くらいMCしてる(笑)。12~13分くらいがベストという想定なんですけど、盛り上がっちゃって。これってありがたい、うれしい成長だなと思います。