超特急|“8号車の日”に贈る3タイトル!2つのライブと「ギラギラ超特急」を大いに語る

ユースケの思ってることがすべて理解できたから

──では、皆さんが選ぶこの公演でのユースケさんの名場面も聞いていいですか?

タカシ 曲で言うと初披露の「8号車との歌」だと思うんですけど、パフォーマンスだとどこやろな。

ユーキ やっぱり「バッタマン」じゃない? ブッ飛んでたよ、駆け回って。

カイ そうだ、フリーで動きまくったんだ(笑)。面白かったよね。

──ユースケさんが「超特急はご自由に!」と号令をかけて6人があちこちに散らばって。ユーキさんがユースケさんの代わりに叫んだりしてましたね。

ユーキ えー、そうだっけ!

カイ もう、記憶飛んでるんだよな(笑)。

超特急

ユーキ しかもほら、さいたまスーパーアリーナでは「バッタマン」をあえてやらなかったから。

カイ もったいぶっちゃってね(笑)。僕らもそんな選択肢ができるようになったってことですよ。

ユーキ それって強いよね。今では「超特急です!!!!!!!!」が「バッタマン」の役割を担ったりもするからね。

──では、タカシさんの話にもありましたが「8号車との歌」の話を。この日のラストナンバーとして初披露されたユースケさん作詞作曲の歌ですが、まずは皆さんがこの歌を最初に聴いたとき、どう思ったかを聞いてもいいですか?

リョウガ 僕が覚えてるのは……タカシ、この曲初めて聴いたとき泣いてたよね?

タカシ

タカシ (頷く)

リョウガ 仮歌がメンバーに一斉に送られてきたんですよ。で、タカシがケータイにイヤホン差したから「あ、曲聴き始めたな」なんて見てたんですけど、突然ウルウルウルー!と目が潤んだから「なんだなんだ!?」と。そのうちボロボロ泣き始めたので「ヤバい、タカシ闇抱えてるぞ」と。

タカシ ちゃうから(笑)。

リョウガ そんなことを思っていたら彼がおもむろにイヤホンを取って、ボロ泣きのままユースケのところに行って「『8号車との歌』聴いたで。泣けるなあー、これ!」とか言ってて。

タカシ なあ、関西弁のイントネーション完全にバカにしてるやろ!(笑)

リョウガ (大げさに)「めっちゃええ曲やなー!」つってね。

タカシ でもな、間違ってはない(笑)。

リョウガ で、僕もそのあとに聴いて「なるほど」と。ホントにユースケらしくてね。8号車思いでまっすぐなユースケだからこそ書ける歌詞だし、アイツだからこそ、その思いをこうやってまっすぐな形のまま、維持できるんだろうなと思いました。

──タカシさんはどうして涙が出てきたんだと思いますか?

ユースケ

タカシ 単純に、ユースケの言っていること、思っていることがすべて理解できたから。「こういう気持ちでこの歌詞を書いたんだろうな」とか、全部わかった。ホントにこの7年間、ほとんど毎日を一緒に過ごしてきているメンバーなので、それぞれの持ってる超特急に対しての思いみたいなものも、少なからず見えてくる。だから、仮歌の声はユースケの声じゃないけど、本当にユースケが言っているような感覚ですごくリアルに聞こえたんです。それに、この歌を制作するにあたっても……それこそ「Sweetest Battlefield」の時期にはもう作り始めていたんですよ。めっちゃ時間をかけてる(発表は11月リリースのアルバム「GOLDEN EPOCH」)。そういうところもすべて含め、ですね。思いが全部伝わってきたんです。

僕らのライブの一番の“武器”。僕らも持って、照らしたい

──振り付けはユースケさん、ユーキさんとU★Gさんで作っていったんですよね?

超特急

ユーキ はい。サビとかを見てもわかるように、8号車への愛であふれた振り付けですよね。彼の中では、一番に「キャッチーにしたい」というテーマがあったと思う。ペンライトを持っている8号車も、みんなで踊れる曲にしたいって。間奏なんかは僕が振り付けをさせてもらいましたけど、僕のエキスよりもユースケから発信されるものをフィーチャーしたいなと思っていたから、ユースケから言われない限りは見ているようにしていて。

タクヤ 間奏の振り、実は変わっているんですよ。もともと最初にユーキが考えたものがあったんですけど、もっとキャッチーな動きに変わった。ユースケが「もうちょっとわかりやすくしてほしい」とリクエストして。

カイ 確かにそろいやすくなったよね。

ユーキ そうだね。とにかく、作っている段階から8号車の笑顔で満ちあふれている空間が想像できました。

──ペンライトを使って踊るというアイデアはどこから?

ユーキ 「(ペンライトで)8を作りたい」ってことはずっと言ってましたね。8号車がペンライトを持ってるから、自分たちも使いたいとユースケは思っていて。やっぱり、僕らのライブの一番の“武器”でもあるじゃないですか。それを僕らも持って、照らしたいっていう思いがあったんだと思います。

タクヤ ユースケ悩んでたよね、全部ピンク(8号車のイメージカラー)にするか、それぞれのメンバーカラーにするか。

──特に気に入っているパートなどはありますか?

リョウガ

リョウガ 俺ラスサビの……。

タカシ 円陣組んで 走って行こう♪

一同 愛してるぞ、大好きだぞ♪

リョウガ そうそう。そこの、みんなが親指“連結”させて前向いたまま進んで行く感じがね、突然なんかねえ、そこだけ様子がおかしくなるところが(笑)。

ユーキ ユースケっぽいよね。

リョウガ 面白くて好きですね。

──そして、大阪公演が2018年最後のライブだったので、「8号車との歌」が超特急の2018年を締めくくる1曲にもなりましたね。

カイ うん、いいですよね。8号車はいろんな気持ちになった1年だったと思うし、そこで最後にしっかりと絆を確かめ合って終われたのは、2018年の締めくくりとしてよかったと思います。

一同 そうだね。

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