超特急|全員&ソロインタビュー 「7年目だから挑戦できた」最新作に刻まれた6人の“今”

タクヤ meets Four Seasons「超特急は常に“1月”かもしれない」

タクヤ
Self liner notes

男性目線の詞で、すごく引っ張っていく姿が描かれていて「こんな男性になりたいな」と思います。しかし、最初に「Flashback」と歌っているので、もしかしたら一方通行の愛なのかもしれない。意外と奥が深いんです。 ──タクヤ

Interview

切ない曲にも聞こえるんです

──「Four Seasons」、最初に聴いたときはどう感じました?

僕、歌詞がいい歌が好きなんです。この曲は歌詞がすごく素敵なので、自然と好きになりました。

──特にいいなと思ったところは?

タクヤ

タイトル通り四季を歌う曲なので、季節問わずにいつでも聴けるところかな。あと、男性目線の恋愛ソングで、相手のことを8号車にも例えられますし。ストーリーの中の男性は相手を引っ張っていく人なので、僕的にはうらやましさも感じています。「自分も頼もしい男になりたいな」って。サビに春夏秋冬を感じるフレーズも入っていて、とにかくシンプルにいい曲……と、思いきやなんですけど。

──けど?

ド頭で「何度もFlash back そうFlash back」と歌っているんですよ。だから、もしかしたらここに書かれていることってすべて過去形で、でも相手を忘れられずに熱い気持ちを歌っているのかな?とも捉えられるんです。

──そう捉えると、見える景色がガラリと変わってきますね。

そうなんですよ。切ない曲にも聞こえるんですよね。

──先ほどこの歌の中の相手を引っ張っていくような男性に憧れるとおっしゃっていましたが、自分とは違うように感じる?

そうですね。周りからどう見られているかはわからないけど、自分自身は全然頼もしい存在だと思っていないので(笑)。8号車のみんなが付いて来てくれるような男に自分もなりたいなって、純粋に思いました。

──では、パフォーマンスについてはどんなイメージをしていますか?

それこそみんなを引っ張っていけるような。ライブに来てくれた、観てくれている人が「もっと超特急に付いていきたい」と思ってくれるような表現を、センターにいる僕が率先してできればなと思っています。

超特急は常に“1月”かもしれない

──2ndアルバムの「Dramatic Seven」で作られたモチーフ曲「Clap Our Hands!」もそうでしたけど、今回の曲も明るくて朗らかな感じの曲調ですね。

確かにそうですね。個人的にはバラードが好きだからそういう曲でもセンターを務めていますし、そっちのイメージのほうが強いのかなと思いきや。

──タクヤさんをイメージした曲となると、ポップで優しい感じになるんですね。

タクヤ

今そう言われて気付きました。モチーフ曲が明るい曲だっていうのは、自分的に意外かもしれないです。私はスイッチが入らないと明るくならんのでねえ……(笑)。

──入ったときのテンションはめちゃくちゃすごいと思います(笑)。

気分屋なので(笑)。そこはわかってるんですけどね。でもうれしいです。そういう印象なんだなと思うと。

──また、タクヤさんは自分のセンター曲に対してどういう思いを持っていますか?

正直そんなに特別な感情は持たないかもしれないです、僕は。やっぱりほかの曲より意識はするし気合いも入りますけど、そこまで「センターだ!」という感じはないのかな。もともと嫌なので、センターが(笑)。僕は、どちらかというと真ん中に立つよりも裏で支えたいタイプなんです。なので余計に「Four Seasons」の中の男性は憧れというか。そんな人になりたいなあと思うんですよね。

──ちなみにタクヤさんは四季の中でどの季節が一番好きですか?

冬かなあ。寒いから、些細なことでも心があったまるような気がして。例えばホットコーヒーを飲むだけでもあったまるし。カップルが寄り添ったら、きっと体も心もあったかくなりますよね。それと冬って、心がこう……沈みやすい季節でもあるじゃないですか。そういう感覚もまたいいんですよね。浸りたいというか(笑)。

──なるほど(笑)。

僕はそういう気分に浸りながらガンガンバラード聴きたい、みたいな人間です。

──納得しました。では、今の超特急のムードを四季にあてはめるとしたら、どんな季節にいると思いますか?

今、ですよね……冬の1月くらいかな。1月というか、年の始め。

──それはどうして?

いろいろなことが始まっているから。ツアーも始まったばかりですし、この歳になって「Hey Hey Hey」に挑戦できたっていうのも……今現在すごく楽しく踊れているけど、もっと若い頃だったら背伸びして見えたと思うんです。見た目も中身もやっとカッコよく踊れるところまで来れたという面から見ても、ここからがスタートって感じがするし。超特急ってなんだか、終わりがないというか完成形がないというか……常に1から何かを始めて、その1をみんなで100にしていくみたいな感覚があるんですよ、すべてにおいて。だから、今がというよりも常に“1月”かもしれないです。

──これからの明るい季節に向かって、常に前進していくような感じ。

そうそう。季節もだんだんとあったかく、明るくなっていく。そんなイメージです。

タクヤ
Question for TAKUYA

自分のセンター曲は、どんな気持ちでパフォーマンスしている?

表情、感情、表現で見せられるように意識しています。 ──タクヤ

Question for TAKUYA & members

タクヤのパフォーマンスの強み、いいなと思うところは?

ありません ──タクヤ

表現力 ──カイ

感情表現力 ──リョウガ

バラードの表情 ──ユーキ

体で魅せる表現力がダンスに表れていて好き。特に胸の可動域やばい ──ユースケ

決めるところでしっかり締めてくれる ──タカシ

タクヤの好きなところを1つだけ挙げるなら?

実はすごいゲラ。同級生だし、もう普通に好き ──カイ

童心。 ──リョウガ

ライブのときに、想像を超えたブッ壊れ方をするところ ──ユーキ

筋肉すごい、憧れ ──ユースケ

アツい男なところ ──タカシ


2019年6月9日更新