超特急|さいたまスーパーアリーナに刻んだ「僕たちの時代」

本名「船津カオス」なんで

──そんなアンコールがありつつ(笑)、ダブルアンコールでは「超特急です!!!!!!!!」がついに披露されました。ポップアップでヒーロー風の口上を叫ぶ登場からすでに面白かったですが、あれは?

カイ

カイ 各々が考えたんですよ、セリフ。

リョウガ ユーキはなんて言ってたの?

ユーキ 「情熱の赤い」……違うなあ。なんだっけ?(笑)

カイ 「その鼻から出るのは赤い鮮血! 鼻血レッド!」でしょ。

リョウガ ダサ!(笑)

──リョウガさんはすごい早口でなんと言っていたんですか?

リョウガ 「混沌の闇を統べる漆黒の闇の帝王、カオス!」

一同 あはははは!(笑)

リョウガ いやいや、何で笑うの?

タクヤ 誰だよ(笑)。1人だけちゃんと名前言わないから。

カイ いや、本名言ってるんでしょ?

リョウガ そう。僕、本名「船津カオス」なんで。(※本当は船津稜雅)

一同 あはははは!(笑)

タカシ デーモン閣下みたいやな。

カイ しかもリョウガ、これ去年の4月くらいからずっと言ってましたからね。ライブ用に考えたセリフじゃない(笑)。

──登場からそれこそカオスの様相でしたけど、この曲を作ったユースケさんとしては1年越しにファンの皆さんの前で披露できた瞬間でしたよね。

ユースケ 幸せでした。それに尽きるかなって。自分の作った楽曲が最後、ダブルアンコールで披露されて。1年待たせてしまったけど、奇跡みたいな時間だったなと思います。それと、ライブの鉄板曲がまたできたんじゃないかなという思いでいっぱいでした。もう、めちゃめちゃうれしくて。その数分前まで足とかつりそうだったのに、そんなの関係なしに踊ってやろうという強い気持ちになってた。本当に最高でした。

──自分がこれまで観た超特急のライブで一番混沌とした熱狂と一体感を感じたのが、2016年のクリスマスライブ(「BULLET TRAIN CHRISTMAS ONEMAN SHOW 2016 愛す。in Wonder Land」)の「バッタマン」だったんですけど……。

ユースケ わかる!

ユーキ 確かにそうですね(笑)。僕もそこかなあ。

──あの「バッタマン」に匹敵するくらいの時間だったと思います。

ユースケ また、今回「バッタマン」やってないからね。それまでの、なんかこう……。

カイ フラストレーションがね。

ユースケ そう。フラストレーションがここで爆発したと思う。

──そう、それもすごいなと思ったんです。「さいたまスーパーアリーナで『バッタマン』をやらないなんてことがあるんだ」と。

カイ それだけ僕らに選択肢が増えたということでもありますね。

──でも、最後に「超特急です!!!!!!!!」の盛り上がりを見てめちゃくちゃ納得したというか。

カイ 最後でよかったって切実に思うよね(笑)。

リョウガ 体力搾り取られるもんなあ。

──レポートには「超特急の新たなライブアンセムの誕生」と勝手に書いてしまいました。

ユースケ いや、その通りですよ!

カイ ユースケ、アンセムって意味わかる? その団体のシンボルになる曲って意味だからね。

おじいちゃんになってもずっと一緒にいる!

──「超特急です!!!!!!!!」の歌詞はこれからの夢が語られていたりとすごく未来志向ですし、そういった面を見ても「超特急の時代」をきれいにたどるようなセットリストでしたね。このライブを終えて、皆さんの率直な感想を聞かせてもらえますか。

ユーキ 新たな時代の幕開けに向けた第1歩が歩めたんじゃないかなと思いましたし……でも、もっともっと面白いことができるな、とも思いました。そのためのスタートダッシュは、しっかりと踏み切れたんじゃないかなと思います。

──これからに向けた可能性を感じたんですね。

ユーキ はい。「これが始まりだな」って。

リョウガ 「GOLDEN EPOCH」というタイトルにふさわしいライブができたので、もっともっと大きなステージを目指して、胸を張って走っていけるという確信を持つことができたと思います。これからの春夏ツアーでは超特急がずっと昔から掲げていた「全国開通」という夢も叶いますし……これからもさらにたくさん、僕らの“黄金時代”にふさわしい、うれしくて衝撃的な発表をして、超特急という存在を世に知らしめていきたいですね。

超特急

──あと、これは自分の感想になってしまうんですけど、「GOLDEN EPOCH」は6人が超特急のことをすごく好きなんだな、とじんわり感じられる温かいライブだったなとも思ったんです。タイトルから「未来に向けて走っていきます!」みたいなきらびやかな内容を予想していたら、しっかりとこれまでの軌跡を思い出させてくれたりとか。ダンスで見せる新たな表現への挑戦もありつつ、リョウガさんのピアノやユースケさんの曲、カイさんタクヤさんが作った衣装もそうですし、6人がそれぞれのやり方でライブに貢献して、超特急への思いを表現されているなと思って。メンバー自身がグループのことを大切にしていると確信できることが、この先一緒に進もうとするファンにとっては何よりの安心材料なんじゃないかな、なんてことを思ったんですけど、そのあたりの自覚って皆さん持ってたりします?

タクヤ 好きじゃなかったらここまでやってないですし……ってことですよ(笑)。

カイ 恥ずかしくなっちゃってる(笑)。昨日かな、別の取材で「超特急って自分にとってどんな存在ですか」と聞かれたんですよ。前から思ってたんですけど、「家族ってどんな存在ですか?」と聞かれても、答えにすごく困るじゃないですか。超特急は、そういう存在。わざわざ「家族ですね」「大好きです」とか言う必要もないというか。形容するなら近いのは家族なのかもしれないけど、わざわざ意識しない存在。僕はね、そんな感じです。

ユースケ 僕らの人生だからね。本気になるものが、この超特急にはあるから。それくらいこのメンバーとはずっと一緒にやっていきたいし。8号車とも、どこまでも夢を叶えていけるようなグループになっていきたいって思うから。ホントはね、一緒に暮らしたいくらい……。

リョウガ ブッ(笑)。

タカシ ユースケ、定期的に「シェアハウスしたい」って言うよな。

ユースケ したいんですよねえ。どうでしょうか……?

ユーキ ユースケが家賃出してくれたらいいよ(笑)。

ユースケ 僕が全部? ちょいちょいちょい!(笑)

カイ 家賃ユースケ持ちで、1人1部屋ね!

ユースケ ちょっとー。でも、そんな暮らしができるくらいまで、みんなでがんばりたいなと思いますよ。

カイ みんなで暮らせる家の家賃を稼げるまで(笑)。

ユースケ もうね、おじいちゃんになってもみんなで暮らせるようにずっと一緒にいる!

カイ それもう老人ホームでしょ。

タクヤ あはははは!(笑)

カイ わかった、じゃあ同じところ、みんなで同じ施設入ろうね?

一同 あははははは!(爆笑)

ユースケ もう、それくらいの気持ちですよ(笑)。

──(笑)。では最後にタカシさん、お願いします。

タカシ なんかもう、みんなが主人公ですよね。それぞれが違う個性を持ってるし、考え方も違う。けどみんな8号車を笑顔にしたくて。そんな思いで前に突き進んでいって、どんなことがあってもあきらめなくて、ただひたすらに夢を追いかけて。「夢を追いかけてばかりじゃ」と言う人も中にはいるかもしれないけど、でもそれほどに僕らの夢は大きなものだし、夢を追いかけるということが僕らの人生なんだと思います。だからこそ、同じように夢を追いかけている人に僕らの存在が響いてくれたらいいなとも思う。もうすぐ長いツアーも始まりますし、その先もずっと夢は続いていくから、いろんな人と同じ景色を見て、同じ旅をしていきたいなって思います。

超特急を照らす8号車のペンライト。

ライブ情報

全国ツアー
BULLET TRAIN SPRING / SUMMER TOUR 2019 EUPHORIA ~Breakthrough, The Six Brave Stars~
  • 2019年4月20日(土) 千葉県 森のホール21
  • 2019年4月21日(日) 千葉県 森のホール21
  • 2019年4月28日(日) 神奈川県 カルッツかわさき
  • 2019年4月29日(月・祝) 神奈川県 カルッツかわさき
  • 2019年5月2日(木) 大阪府 大阪国際会議場
  • 2019年5月3日(金・祝) 大阪府 大阪国際会議場
  • 2019年5月5日(日・祝) 大阪府 大阪国際会議場
  • 2019年5月11日(土) 鳥取県 とりぎん文化会館
  • 2019年5月12日(日) 島根県 島根県民会館
  • 2019年5月17日(金) 福岡県 福岡サンパレス
  • 2019年5月18日(土) 長崎県 長崎ブリックホール
  • 2019年5月25日(土) 愛知県 愛知県芸術劇場
  • 2019年5月26日(日) 愛知県 愛知県芸術劇場
  • 2019年6月1日(土) 神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
  • 2019年6月2日(日) 埼玉県 大宮ソニックシティ
  • 2019年6月8日(土) 広島県 上野学園ホール
  • 2019年6月15日(土) 北海道 札幌文化芸術劇場hitaru
  • 2019年6月16日(日) 北海道 札幌文化芸術劇場hitaru
  • 2019年6月29日(土) 千葉県 市川市文化会館
  • 2019年6月30日(日) 千葉県 市川市文化会館
  • 2019年7月6日(土) 宮城県 仙台サンプラザホール
  • 2019年7月7日(日) 宮城県 仙台サンプラザホール
  • 2019年7月14日(日) 新潟県 新潟テルサ
  • 2019年7月15日(月・祝) 石川県 本多の森ホール
  • 2019年7月20日(土) 大阪府 大阪国際会議場
  • 2019年7月21日(日) 大阪府 大阪国際会議場
  • 2019年7月27日(土) 愛媛県 西条市総合文化会館
  • 2019年7月28日(日) 高知県 高知市文化プラザ かるぽーと 大ホール
  • 2019年8月8日(木) 神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
  • 2019年8月9日(金) 神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
  • 2019年8月12日(月・祝) 佐賀県 佐賀市文化会館
  • 2019年8月13日(火) 熊本県 市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
  • 2019年8月17日(土) 沖縄県 沖縄コンベンションセンター