バーッと飛び出していきたかったです
──ダンサー陣は、メドレーの中で印象に残っていることはありますか?
カイ 「Star Gear」はひさびさにやったので印象に残っています。「ライオンライフ」からつながる流れもきれいだったと思うし、7人がステージを広く使って踊っている光景はなかなか壮観でカッコいいなって思いました。と言うか、ここ「Star Gear」「We Can Do It!」「LIBIDO」って、僕のセンター曲が3曲続くんですね。今気付いた! 「We Can Do It!」は出てないけど。
──そう、センターのメンバーがその曲を踊らないっていう演出は新鮮で面白かったですね。
カイ ユーキの「Beasty Spider」とかね。リョウガの「Bloody Night」も、いつもはヴァンパイア役のリョウガが、襲われる側の女の子役だったり。
リョウガ ホントだよ。どういうこと?
カイ そうやって今までにない見せ方がたくさんあった。だから、8号車にとっても……推しメンバーのセンター曲って好きになる傾向があると思うんですけど、今回は曲の新たな魅力を知ってもらえるきっかけにもなったんじゃないかな。
──自分のセンター曲をパフォーマンスしないというのはどういう気持ちでした?
ユーキ 「踊りたいな」って思いますよ。でも新鮮でした! めちゃくちゃ面白いチャレンジ方法だなって。決まりを覆すような見せ方を武道館でやる、っていうお祭り感もよかった。でも……やっぱり、バーッと飛び出していきたかったです(笑)。
リョウガ 僕が印象的だったのは「Drive on week」で8号車からもらったコール。サビでセンターにいるメンバーの名前を連呼するコールがあるんですけど、本来のバージョンだと僕だけ呼ばれないんですよ。けど武道館バージョンでは立ち位置的に僕がセンターにいたので、今まではなかったリョウガコールが……8号車が気付いて途中から「……リョウガ! リョウガ!」と声が上がったので、グッときました。「おお、呼んでくれた! アザッス!」みたいな。念願と言うか、うれしくて記憶に焼き付いてますね。
──あの立ち位置は、狙ったわけではなく?
リョウガ 次の「Bloody Night」につなぐための場所だったので、たまたまセンターにいただけなんです。本当にこの日だけのコールですよね。感動しちゃいました。
ユースケ 僕は「COMP!! COMP!! COMP!!」。すごくひさしぶりにやったので、きっと初めて聴いた人も多かったんじゃないかなって思うんです。実際にこの公演では「知らない曲が多すぎてビックリした」っていう声ももらったから、新しめの曲だけじゃなく昔の曲もどんどんやっていったほうがいいなっていう気付きがありました。ずっと僕らのライブに来てくれている8号車さんは聴けてうれしかったんじゃないかなと思いますし!
タクヤ 僕は「Shake Body」ですね。センターの僕の代わりにコーイチが「Beauty」の決めポーズをやったところ、すごく面白かった。
コーイチ イケてましたよね? なかなかいい「Beauty」だったんじゃないかなと思います。やっぱりタクヤを超えていかないとアカンから、気合い入れないと。
リョウガ え、超えられたんですか?
コーイチ “瞬間風速”では、超えたと思いますよ。
リョウガ って言ってるけど、タクヤさんはどう思う?
タクヤ はい、超えてたと思いまーす。
リョウガ 適当かよ!(笑)
タクヤ コーイチ、リハのときはオリジナルのポーズを付けて踊ってたんだけど、誰かが「同じことをやったほうが面白いんじゃないか」ってアイデアを出してくれたんです。で、僕が実際にやっているポーズをそのままコピーしてやってもらったから、個性が際立って面白かったですね。
感謝の気持ちが届くように
──センターの“シャッフル”もそうですが、メドレーではボーカルも歌うパートをチェンジする場面がありましたよね。タカシさんが「refrain」のコーイチさんパートを1人で歌い上げたり。
タカシ 歌うパートが変わると、曲の捉え方も変わるなって感じられました。「refrain」のコーイチのパートを歌わせてもらえるとなって「どういった解釈で表現したらええんやろう」ってすごく考えたし、今僕が持っている力すべてをぶつけようって思いながら歌いましたね。でも……ちょっとぶっちゃけた話、「自分まだまだだな」って感じたところも多かった。そうやって足りないところに気付けたことは進歩だと思うけど。
──コーイチさんは、タカシさんが歌うのを聴いてどう感じましたか?
コーイチ いやあー……ヤバいなと思いました。
ユーキ どうヤバいの。
コーイチ ノコノコとしてられないなあって。
ユーキ ……ん? ノコノコおー?
──“うかうか”ですかね?
一同 あははははは!(笑)
カイ 甲羅から引きずり出してやろうか!?
コーイチ あはははは(笑)。いや、あのね、あのタカシが……出会った頃は初々しい中学生だったタカシが、武道館で堂々と歌ってる姿を見てると、なんかもう親戚みたいな気持ちになりました。「こんなに大きくなったか……!」って。うれしかったですね。タカシ、大きかったです。
タカシ ありがとうございます(笑)。
──これまでに見られなかった表情や表現で言うと、ユースケさんが「We Can Do It!」で踊った色っぽいソロも印象的でしたね。
ユーキ よかったですよね! たぶんユースケ推しの8号車は、あのシーン何度も観るんでしょうね。巻き戻して観て、もう1回巻き戻して観て、次はスローで観て、最後に写真撮る!
ユースケ (笑)。いやあ……最初はもっとガツガツ踊ろうと思ってたんです。でも「ちょっと違うな」って考えていたときに、ユーキが遊び半分で「ユースケはこういうふうにやったらいいんじゃない?」って提案してくれたのが、あのダンスが生まれたきっかけだったんですよ。「こういうカッコいい路線の曲は、表情もセクシーな感じにしてみよう」って。そうやって遊びの中からダンスのアイデアが生まれたりするんです、意外と。僕ユーキのソロもすごい好きなんですけど、そこもずっとリハで遊んでた中から生まれた振りだし。「こういうのやりたいよね」って体を動かしている中で、ハマる振りが見つかる。だからあのソロに関しては「きっかけをくれてありがとう、ユーキ!」って感じです。
──メンバー間のやりとりの中でダンスのアイデアが生まれるんですね。
ユーキ 自分たちの引き出しをもっと増やしたいなっていう思いもありますしね。意見交換するとアイデアの幅が広がるし、すごく刺激になるんですよ。
ユースケ ソロダンスで言うと、「Peace of LOVE」にも今回ソロがあって、僕はそこがすごく印象的でした。リハでそれぞれが考えた振りを踊っているのを観たとき、4人がこの曲に感じている思いが見えて。「こんなに柔らかい表情をしているんだ」って……曲に対する優しさを感じたんです。
──そうだったんですね。この曲はユースケさんの思い入れも強い曲だと思いますが、ご自身はどんなふうに表現したんですか?
ユースケ 僕は、実は「既存の振りで踊らせてください」って演出の方にお願いしたんです。披露するのはまだ2回目っていうこともあったし、何より自分のソロパートには振りを付けてくれた先生の思いがこもっているから、頑固だけどオリジナルのままいきたかった。気持ちの面では、5周年の感謝の気持ちが目の前の皆さんに届くようにって思いながら、手を伸ばしたりしていました。
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CD出るならもっとがんばったのに!
- 超特急「Bullet Train 5th Anniversary Tour 2017 Super Trans NIPPON Express」
- 2017年11月15日発売 / SDR
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初回限定盤 [Blu-ray2枚組]
8888円 / ZXRB-3025~6 -
Loppi・HMV限定盤
[Blu-ray+2CD]
8888円 / ZXRB-3027 -
通常盤 [Blu-ray Disc]
4800円 / ZXRB-3028
- Blu-ray収録内容(共通仕様)
-
- Overture~Opening
- One/O Signal
- No.1
- Believe×Believe
- 超えてアバンチュール
- Superstar
- DJ Dominator
- One Life
- Pretty Girl
- What's going on?
- Seventh Heaven
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- panipani
- refrain
- Turn up
- ライオンライフ
- Star Gear
- We Can Do It!
- LIBIDO
- COMP!! COMP!! COMP!!
- STYLE
- Beasty Spider
- Billion Beats
- Drive on week
- Bloody Night
- Beautiful Chaser
- Yell
- EBiDAY EBiNAI
- Secret Express
- 走れ!!!! 超特急
- 超ネバギバDANCE
- Peace of LOVE
- バッタマン
- fanfare
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- Burn!
- Clap Our Hands!
- gr8est journey
- Summer love
- PAPAPAPA JUMPERS
- HOPE STEP JUMP
- Documentary of Trans NIPPON Express with Ryoga ※初回限定盤、Loppi・HMV限定盤特典映像
- 初回限定盤付属Blu-ray収録内容
-
「Trans NIPPON Express Live Visual Selection」
- Kiss Me Baby
- Opening Visual
- Opening Visual ~ One/O Signal(Intro) Super ver.
- fanfare(Tour Final Special edit)
- Burn! 超全力サビver.(コーイチ・カイ・リョウガ・タクヤ・ユーキ・ユースケ・タカシ)
- Loppi・HMV限定盤付属CD収録曲
-
DISC 1
- Overture
- One/O Signal
- No.1
- Believe×Believe
- 超えてアバンチュール
- Superstar
- DJ Dominator
- One Life
- 5thAnniversary Super Medley
- Pretty Girl
- What's going on?
- Seventh Heaven
- Shake body
- panipani
- efrain
- Turn up
- ライオンライフ
- Star Gear
- We Can Do It!
- LIBIDO
- COMP!! COMP!! COMP!!
- STYLE
- Beasty Spider
- Billion Beats
- Drive on week
- Bloody Night
- Beautiful Chaser
- Yell
- EBiDAY EBiNAI
- Secret Express
- 走れ!!!! 超特急
- 超ネバギバDANCE
DISC 2
- Peace of LOVE
- バッタマン(Performance)
- バッタマン(Super ver.)
- anfare
- Kiss Me Baby
- Burn!
- Clap Our Hands!
- gr8est journey
- Summer love
- PAPAPAPA JUMPERS
- HOPE STEP JUMP
- BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 the end for beginning
-
- 2017年12月24日(日)千葉県 幕張イベントホール
- 2017年12月25日(月)千葉県 幕張イベントホール
- 2017年12月27日(水)神奈川県 横浜アリーナ
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- 2018年1月6日(土)大阪府 大阪城ホール
- 超特急(チョウトッキュウ)
- ボーカル2人の美しいハーモニー、奇抜で独特なダンスパフォーマンスで人気を集めている“史上初!! メインダンサー&バックボーカルグループ”。コーイチ(1号車 / バックボーカル / お父さん担当)、カイ(2号車 / メインダンサー / 神秘担当)、リョウガ(3号車 / メインダンサー / ガリガリ担当)、タクヤ(4号車 / メインダンサー / 筋肉担当)、ユーキ(5号車 / メインダンサー / ドジっ子担当)、ユースケ(6号車 / メインダンサー / 元気担当)、タカシ(7号車 / バックボーカル / 末っ子担当)の7人で構成されている。2012年6月に1stシングル「TRAIN」でCDデビュー。2014年3月には6thシングル「ikki!!!!!i!!」を発売し、ホールツアーを実施する。同年12月に1stフルアルバム「RING」を発表。2015年6月にはデビュー3周年記念の9thシングル「スターダスト LOVE TRAIN / バッタマン」をリリースし、インドネシア・ジャカルタでのライブイベントに出演して海外“開通”を果たす。さらに12月23、24日には東京・国立代々木競技場第一体育館でのワンマンライブを成功させた。2016年3月にカンテレ・フジテレビ系ドラマ「お義父さんと呼ばせて」の主題歌を表題曲とするシングル「Yell」を発表。10月に2ndアルバム「Dramatic Seven」をリリースする。2017年4月に、デビュー5周年を記念したシングル「超ネバギバDANCE」を発売し、同作で自身初のオリコン週間シングルランキング1位を獲得。7月にはフジテレビ系ドラマ「警視庁いきもの係」の主題歌「My Buddy」をシングルリリースした。11月15日には、6月に行われた初の日本武道館公演の模様を記録したBlu-ray「Bullet Train 5th Anniversary Tour 2017 Super Trans NIPPON Express」を発表する。