音楽ナタリー Power Push - 超特急

8号車と立った夢の舞台 代々木の2日間を振り返って

ユースケ - 代々木がスタート地点なんじゃないかなって思ったんです。東京ドームへの第1歩

──ユースケさんは、自分のどのシーンを観てもらいたいですか?

ユースケ 「バッタマン」の、キメじゃないところでの変顔!

カイ 「HACHIGOSHaaaaaaaaaaaaaA!」じゃないところでやってる変顔ってこと?

ユースケ そうそう。それを言いたかったの。「バッタマン」はやっぱり好きだなあって思います。ステージを大胆に使ってこの曲をパフォーマンスできたのがうれしかったし、みんなで思いっきり走り回ってるのもいいなって。

──メンバーから見たユースケさんの名シーンはどこでしょう。

カイ 「Burn!」でユースケ以外のダンサーがトロッコに乗っているとき、ユースケとボーカルだけがステージでパフォーマンスしている姿は新鮮だったよね。あと、落ちサビのソロ。あれよかったね。

リョウガ ユースケは代々木の2日間、ダンサーの中で一番声出してたよね。

ユースケ

──「Burn!」でユースケさんが歌ったソロ、映像を観返すと替え歌をした歌詞がはっきりとわかりました。

タカシ うん。ちゃんと聞こえた。

ユースケ そう、ライブ終わったあと「あの歌、なんて言ってたの?」ってたくさんの方に言われて(笑)、僕ちゃんと言えてなかったんだ……って思ってたんです。でも映像観たら「あれ? 言えてるじゃん」って!

カイ 当日は全然わからなかったよ(笑)。

リョウガ 「ユースケ何言ってんだ!? ヤバい、歌詞間違えてるぞ!」って思ってましたから(笑)。で、なんて替え歌したんだっけ?

タカシ ♪みんなで叶えたよー

ユースケタカシ ♪代々木でのワンマンライブー!

ユースケ イエーイ!(タカシとハイタッチ)

リョウガ タカシなんでそんなに覚えてるの(笑)。

ユースケ 僕、「Burn!」のこのパート、いつか歌詞を替えて歌いたいってずっと考えてたんです。それで、替えてもいいライブは代々木がスタート地点なんじゃないかなって思ったんです。東京ドームへの第1歩と言いますか……まだまだ始まったばかりだと思うけど、この代々木はメンバーが演出を考えたり、本当に大きくて特別なステージだったから「よし、僕は替え歌で思いを伝えよう」って決めました。だから、今後もし大きなライブができたら、またその日だけの歌詞を作りたいなって思ってます。

──あと、その「Burn!」のソロを聴いて、ユースケさん歌唱力が上がったんじゃないかなと思いました。

ユースケ そう、それがね! 前はひどかったのに、ライブで「8号車ー!」っていつも声を出しているからか、声量がアップしましたよね(笑)。最初に歌ったときよりは成長してるかなって、自分でも思います。

「No More Cry」で感極まるユースケがモニターに映し出される。

リョウガ ボーカル面で成長してるのか(笑)。

ユースケ お腹から声を出せてる感じなの。

──コーイチさん、どう思いますか?

コーイチ そうですね! でも、ユースケはもともと歌えるほうなんですよ。ユーキと比べたら。

ユーキ おい! 比べるな!(笑)

コーイチ (笑)。普段おちゃらけてる分、ああいうところで真面目に歌うとグッと来ますよね。

ユースケ 終演後コメント

大切なライブって本当にあっという間で、夢のような時間だったなって。実感があるような、ないような感じですね。

ライブ中には「今年も1年間超特急でやってこられてよかったな」っていう思いがありました。個人の仕事もあったけど、超特急に戻ってくると「やっぱりこの7人だな」って思うし、ライブをすると「8号車さんがそばにいてくれてるんだな」って実感できるんです。そんな気持ちがあったから、「代々木まで来られてよかった」って泣けちゃいました。涙が出てきたあとは、「もっと進んでいきたい」って思った。

ステージを走り回ってみて、目が何個もあればいいなって思った。それくらい、周りの景色をもっといっぱい見たかったです。

これからは、まだ会えてない8号車さんに会いたい。会場の規模が大きいから距離が離れるなんて思わないで。これからも8号車さんと一緒に作り上げるライブができたらいいなって、僕はそういうふうに思ってます。

タカシ - 8号車のみんなと同じ空気を吸って、同じ思いをしているんだ

──それではタカシさん、自分の中で印象に残っているシーンを教えてください。

タカシ 僕は「Fantasy Love Train~君の元までつながるRail~」ですね。初披露だったし、このライブのテーマ曲だからこそ、歌っていて気持ちが自然と入りました。この曲で「8号車のみんなと同じ空気を吸って、同じ思いをしているんだ」っていうことを感じられたのが一番よかったなって思う。今、この時を楽しめているなって思えた瞬間だったんですよ。

超特急

カイ 僕は「Snow break」でボーカル2人が向かい合って歌ってるときの、タカシのコーイチを見るまっすぐな瞳がすごく印象に残ってる。

コーイチ ふふふ(笑)。

カイ あのときのタカシの表情、すごく儚げだった。コーイチはちょっと照れてるんですけど、そのコーイチとタカシの表情の違いが、なんかいいなって思いました。

──タカシさんはコーイチさんのこと、ずっと見ていましたもんね。

タカシ 見てました(コーイチを見ながら)。

──目、合いましたか?

タカシ 合わなかったです。リハーサルで目が合わないのは仕方ないなと思ってたんですけど、まさか本番でも合わないとは思わなかったんですよ!

一同 あはははは!(笑)

コーイチ いや、僕も見てるんですけどね? ただ目が合わないだけで。

タカシ どういうこと?

コーイチ 瞳の奥を見つめてるから。

タカシ ……歌詞みたいなこと言う(笑)。

左からタクヤ、カイ、ユーキ。

タクヤ あとタカシ、役者の仕事がリハーサルの時期と重なっていたからすごく大変そうでした。撮影があるからリハに来れないときがすごく多くて。僕も過去にそういうことがあって大変さは知っていたから、どちらもがんばったタカシはすごいなって思います。

──そうだったんですね。

タカシ はい。リハと撮影期間が丸かぶりだったんです。みんなと会えない分、自分は何をすればリハの穴を埋められるんだろうっていうことを、撮影の空き時間に考えたりしていました。昔、地元の大阪と東京を往復していたときに、自分はどんなふうに過ごしていたかな?って、思い返したりもして。だからこそ、代々木の2日間を成功できたときはすごくうれしかった。みんなに迷惑をかけたかもしれないけど、誰もケガをせず無事にライブを終えられたことが、本当にうれしかったですね。

タカシ 終演後コメント

代々木ってめっちゃ大きいなあと思ったし、8号車がいっぱい“乗車”してくれてたから「どうなるのかな?」と思っていたけど、距離はめっちゃ近かった。みんなの顔がくっきりと見えるところまで行けたし、あの会場で8号車全員の顔がしっかり見えたってことがめっちゃうれしかったです。ひさびさのライブでもあったけど、8号車が笑顔でいてくれたのもすごく感激しました。だからこそ、その笑顔に応えたくて全力でがんばった。

そして、このライブでは、ボーカリストとしてのだいご味を感じられました。2時間半、この大きな空間で2人だけで歌い続けられるってなんて贅沢なんだろうって。

8号車を笑顔にして、8号車に音楽の素晴らしさを伝えて、みんなを笑顔にするのが僕らの役割だと思っているので、これからもそのスタンスを変えることなく進んでいきます。だから、これからもずっとずっと一緒に走ってきてください。

ライブBlu-ray「超特急 CHRISTMAS ONEMAN LIVE 2015 Fantasy Love Train~君の元までつながるRail~ at 国立代々木競技場 第一体育館」2016年5月18日発売 / SDR
ライブBlu-ray「超特急 CHRISTMAS ONEMAN LIVE 2015 Fantasy Love Train~君の元までつながるRail~ at 国立代々木競技場 第一体育館」
通常盤 [Blu-ray] / 6980円 / ZXRB-3008
Loppi・HMV限定盤 [Blu-ray+PlugAir 2個] / 9980円 / ZXRB-3009
Blu-ray / Loppi・HMV限定盤付属PlugAir-1
  1. TRAIN [Fantasy ver.]
  2. No More Cry [3rd Anniversary Special!!!!!!!!ver.]
  3. No.1 [Christmas ver.]
  4. Burn!
  5. Secret Express
  6. Dancer's Solo
  7. One/O Signal
  8. Snow break
  9. Beautiful Chaser featuring マーティー・フリードマン
  10. Love again featuring マーティー・フリードマン
  11. HOPE STEP JUMP
  12. OVER DRIVE
  13. バッタマン
  14. Drive on week
  15. Shake body [Yoyogi National Gymnasium ver.]
  16. Fantasy Love Train~君の元までつながるRail~
  17. 走れ!!!!超特急
  18. fanfare
  19. Starlight
  20. Signal [Yoyogi National Gymnasium ver.]

<特典映像>

  • メイキング映像
Loppi・HMV限定盤付属PlugAir-2

BULLET TRAIN ONEMAN SHOW SPRING HALL TOUR 2015 “20億分のLINK 僕らのRING” at NHKホール

  1. Gravitation
  2. Superstar
  3. What's going on?
  4. Star Gear
  5. Time Wave
  6. Kura☆Kura
  7. Burn!
  8. Believe×Believe
  9. Kiss Me Baby
  10. Secret Express
  11. Bad Boyz / Bad Boyz
  12. キャンディ・ナイト / cologne
  13. Cosmic岬 / タクヤ
  14. COMP!!COMP!!COMP!!
  15. メドレー
    Rush Hour~Drive on week~No.1~Shake body
  16. Billion Beats
  17. ikki!!!!!i!!
  18. Bye Bye Bye
  19. One Life
  20. 走れ!!!!超特急
超特急(チョウトッキュウ)
超特急

ボーカル2人の美しいハーモニー、奇抜で独特なダンスパフォーマンスで人気を集めている“史上初!! メインダンサー&バックボーカルグループ”。メンバーは1号車コーイチ(お父さん担当)、2号車カイ(神秘担当)、3号車リョウガ(ガリガリ担当)、4号車タクヤ(筋肉担当)、5号車ユーキ(ドジっ子担当)、6号車ユースケ(元気担当)、7号車タカシ(末っ子担当)の7人。2012年6月に1stシングル「TRAIN」でCDデビューした。2014年3月には6thシングル「ikki!!!!!i!!」を発売し、ホールツアーを実施。12月に1stフルアルバム「RING」を発表する。2015年6月にはデビュー3周年記念の9thシングル「スターダスト LOVE TRAIN / バッタマン」を発表。さらにインドネシア・ジャカルタでのライブイベントに出演し、海外“初開通”を果たす。9月に10thシングル「Beautiful Chaser」をリリースし、12月23、24日には東京・国立代々木競技場第一体育館でのワンマンライブを成功させた。2016年3月に関西テレビ・フジテレビ系ドラマ「お義父さんと呼ばせて」の主題歌を表題曲とするシングル「Yell」を発表。5月にライブBlu-ray「超特急 CHRISTMAS ONEMAN LIVE 2015 Fantasy Love Train~君の元までつながるRail~ at 国立代々木競技場 第一体育館」をリリースする。