ボイメンには医者はいない

──ちなみに、メンバーそれぞれを船の乗組員としての役割に当てはめるとしたら、どういった分担になりますか？

辻本　俺ルフィ……。

土田　なんでお前が船長や。付いて行かんわ！（笑）

水野　僕がリーダーなので、船長のポジションですよね。「こっちに行こう」って、みんなを導く判断をしないといけない役目だと思ってます。で、勇翔は船大工だね。意外と修理とかが得意なんですよ。

辻本　（小林を指して）料理長で決まりじゃん？

小林　僕は料理長ですね。それ以外の選択肢はないです（笑）。

水野　土田は掃除係？

土田　確かにそうかもしれないです。僕、いつも楽屋掃除してるんで。

吉原　本田くんは航海士だと思う。話し合いとかしてる場面で、「こうしたほうがいいんじゃない？」ってけっこう助言するもんね。

本田　ああ、そうかも。

田村　俺と辻本が海に潜って食料を取る係かなあ。

辻本　サメに食われそうになりながらも、アジとかがんばって取りますよ！（笑）

小林　賢人は記録係かな？

吉原　いや、僕は真の掃除係は彼なんじゃないかなって思う。

本田　確かに賢ちゃん、ちゃんと掃除してるよな。

小林　じゃあつっちーは掃除係降りてもらって（笑）。

辻本　めっちゃいいの思い付いた。つっちーはイカリです。みんなの足を引っ張るという意味で……（笑）。

全員　あはははは！（笑）

土田　ちょっとこれ、記事にするのやめてもらっていいですか？（笑）

田中　メモ取ったりもしてるし、そうしたら土田が記録係だな。

辻本　俊さんはなんやろうなあ。

勇翔　警備係的な存在じゃないかな？ 船を守ってくれる。

辻本　そうだね。パワーがあって強い男ですから。

田村　で、吉原は……ペット？

本田　なんか急に力抜けたな（笑）。

吉原　土田以上に足引っ張るじゃん、それー！

田中　腹減ったら標的にされるやつや（笑）。

田村　いや、弟的な存在だし、みんなにかわいがられるからね。

──皆さん出そろいましたね。

水野　……医者がいないな？

田村　それはしょうがない、ボイメンには絶対医者はいない（笑）。

辻本　なんでも自然治癒やもんな。舐めときゃ治る！

田村　ケガした奴は自分で治さないとアカンしな。

手で漕いで来たプライド

──最後に、ボイメンの目指す“新大陸”とはどんな場所か……どんな未来を目指しているか、教えてください。

水野　名古屋のエンタメをもっと盛り上げていきたいです。僕らは今、東海エリアを発信地に大きな夢を見させてもらっているので、これから出てくる次の世代の子たちも夢を見られる環境を作っていきたい。観光客の方にもっと名古屋のエンタメを見に来てもらえるような土壌を固めるために、今僕らはがんばっている、というところですね。

──では、今ボイメンが漕いでいる船の周りには、いろんな“船”がいると思うのですが……その中でボイメンが一歩先を行くために、意識していることなどはありますか？

水野　やっぱり地元愛の力じゃないですか？

全員　うん。

水野　僕らはこれからも地元を大事にしながら……「行けるところまで行けるんだぞ」って言うところをアピールしていきたいですね。ほかと違うのは、やっぱりそこかな。

──そこは負けない。

水野　はい。あとはガッツ。ここまで手で漕いで来たプライドがあるんで。

辻本　だって、ほかの船はみんな、キレイなモーター付きでしょう？

本田　最初からスクリュー付いとる船もあるもんな。

平松　でもそういう船の後ろにしがみ付きたくはない。

本田　だから、俺らはスクリュー付いてる船の人たちが二度見するくらい、思いっきり手で漕いで進んでいきたいな（笑）。

田村　「こいつらめっちゃ速いけど、どんなモーター付いとんの……え、素手で漕いどる！」ってね（笑）。