音楽ナタリー Power Push - Bowline 2015 curated by Dragon Ash & TOWER RECORDS
Dragon Ashと「TMC」を作る13組
HIROKI 俺が今ちょうど彼らの作品のプロデュースをやっていて。そういう縁もありつつ、ライブもけっこう観に行ってるんですけど、どんどん上り調子になっているので。このタイミングでDragon Ashもツバを付けておいたらいいんじゃないかと。後々「Dragon Ashは早くからあいつらに注目してた」って言えるだろうし(笑)。
Kj 彼らは事務所が同じというのもあるんですけど、俺はこれくらいの立ち位置にいるバンドの中でダントツに曲がいいと思っていて。すべてのロックバンドがホントにいいメロディを曲に注入しているわけではないと思うんだよね。当たり前だけど、音楽においてメロのよさってすごく重要で。一方で、メロディに比重を置きすぎると、ロックバンドとしての魅力が欠けてしまう部分も出てくるんだけど、彼らはすごく全体のバランスがいいんだよね。
Xmas Eileen
幕張メッセ! 夢のようなステージです。
僕達をここに立つ事を願ってくれた人を想うと、心が引き締まります。
ただこのステージを夢で終わらす訳にはいかず、「自分達の現実」にする為に胸を張って挑ましてもらいます!
たくさんの人に出会えるのを楽しみにしてるんで、みんな元気な顔で遊びに来て下さい!
Kj わかりやすく言うと、MAN WITH A MISSIONより明らかに企画性の低い覆面バンドですね!
一同 ははは(笑)。
Kj 特に関西では人気のあるバンドで。でも覆面バンドなのにアメ村を歩いていて、普通に客に「あ、昨日のライブよかったです!」とか言われちゃうっていう(笑)。
桜井 独特の刺青をしているから即バレ(笑)。
Kj 子供が、バレてるのに嘘をつき通してるのと同じなんだよね(笑)。でも、いろんな音楽を通過しているし、苦労して、失うものも失って、獲得すべきものも獲得してるバンドだから。その上でメンバー同士が強く手をつないで活動してるのがいいなって。
Kj 数年前からちょいちょい現場で会うようになって。とにかく音楽がめちゃくちゃカッコいいなって思う。ライブを観てもあの2人のステージングに相当ヤられる。俺は例えばマッチョイズムを丸出しにして、体に刺青を入れるとか、そういうロックカルチャーを愛してる人も大好きだけど、ミュージシャンが音楽に投影する熱はそれだけじゃないからね。音楽にはいろんな捉え方があって、優しいやつがすごく暴力的な曲を作ることもあるし、人殺しが美しい曲を作ることだってある。イノウも見た目は普通の兄ちゃんだけど、音を聴けば、ライブを観れば、こいつらがいかにヤバいかわかると思うから。そういう意味でも音楽というアートの裾野の広さを体現しているやつらだと思う。こいつらのフリーキーさはどうやっても俺らには纏えないものだし。音だけではなく、MVやアートワークも含めてね。
the telephones
「Bowline2015」呼んで頂きありがとうございます!
僕たちの活動休止前にDragon Ashと共演することが出来て本当に嬉しいです。
僕らがガキんちょの頃からリスペクトしているDragon Ashに呼んで頂けるなんて当時の僕らは予想していなかったでしょう。
なので、その嬉しさをエネルギーにして当日のフロアを灼熱のダンスフロアへ変えようと思います。
俺らなりのミクスチャーを鳴らしてDISCOの向こう側へ皆さんを連れて行きます! よろしくお願いします!
Kj 石毛(輝 / Vo, G, Syn)とは桜井がやってる店で飲んだりする仲なんですけど。活動休止をアナウンスするときも事前に連絡をくれて。その発表の前日に俺らはライブがあったんだけど、そこにテレフォンズはいないのに俺がテレフォンズのTシャツを着てライブをしたりもして。ホントはね、俺は活動休止や解散話って嫌いなんだよ。解散ライブとか絶対に行かないようにしてるくらいで。だけど、こいつらは活動休止を発表したあとにめちゃくちゃ健全なロック活動をしてるから。なんて不思議なバンドなんだろうって思うんだよね。俺、これジェイ・Z作戦なんじゃないかと思ってるくらいだよ。引退宣言しておいて、素知らぬ顔でその後も活動してるっていう(笑)。それは冗談として、やっぱり唯一無二のバンドだと思うし、活動休止前に一緒にやりたいなと思った。
桜井 個人的には理解できない感覚だけど、彼らにとってはこのタイミングで活動休止することが必要だったんだろうね。1回別れたのにまたよりを戻して結婚するカップルとかっているでしょ。テレフォンズも自分たちのバンドに対してそういう感覚なんじゃないかと思ってる。
四星球
何かの手違いであり、ドッキリかと思ってました。コミックバンドがBowline…。
Dragon Ashの漢気に感謝して、TMCの一端を担えるよう幕張を掻き回します。
四星球的TMC精神で
T(とっておきの)M(見世物)C(コミックバンド)
Kj 俺にとっては、涙腺崩壊ナンバーワンバンド。こいつらは高松のヒーローなんだよね。「MONSTER bash」で、チケットのもぎりのバイトから始めて、そのあと7年連続出演して、去年は大トリを務めたというドラマを作って。「おまえらは神か!」って感じだよね。とにかくライブが素晴らしい。コミックバンドって自称してるけど、ふざけてるだけじゃないからね。マジなエモさありきのバンドだから。芸人さんみたいだなって思う。悲しみも痛みも笑いに変えるっていう。本来は打ち上げにも来ないくらいおとなしいやつらで。だから、ここに寄せてくれたコメントのテンションも相当無理してると思うよ(笑)。ライブを観るたびに見習わなくてはいけないところがたくさんあるなって思う。そう、四星球の好きなエピソードがあって。去年の1月1日に「起死回生だ!」って意気込んでアルバム(「親孝行orDIE」)をリリースしたんだけど、元日だからレコ屋がどこも営業してなくて初動が0だったっていう(笑)。そういうエピソードもいちいち最高。
Kj 現場で一緒になったことはないんだけど、去年、俺らが福岡・Zepp Fukuokaでのイベントに出演したその夜に、街のクラブイベントにKenKenと遊びに行ったのね。そのイベントにSUPER SONICSが出てたんだよ。もう、ライブがめちゃくちゃよくて。「今のヒップホップシーンにはこんなやつらもいるのか!」ってビックリした。DJ IZOHは2012年に「DMC」(世界最大のDJバトル大会「DMC World DJ Championships」)でチャンピオンになってるんだよね。あのターンテーブルのスキル、もはや演奏家だし、音楽家と言っていい。TARO SOULのラップと歌のスキルもハンパじゃないし。で、初めてライブを観たときに「今度何かあったら誘うね」って話をして。そしたら思いのほか早く実現することになりました。
Bowline 2015
TOWER RECORDS presents Bowline 2015 curated by Dragon Ash & TOWER RECORDS
2015年9月26日(土)
千葉県 幕張メッセ国際展示場9~11ホール
OPEN 9:30 / START 11:00
出演者
Dragon Ash / AIR SWELL / Xmas Eileen / group_inou / the telephones / 四星球 / SUPER SONICS / SPECIAL OTHERS / 10-FEET / TOTALFAT / MAN WITH A MISSION / 山嵐 / ROTTENGRAFFTY / wrong city(オープニングアクト)
TOWER RECORDS presents Bowline 2015 curated by クリープハイプ & TOWER RECORDS
2015年9月27日(日)
千葉県 幕張メッセ国際展示場9~11ホール
OPEN 10:30 / START 12:00
出演者
クリープハイプ / indigo la End / きのこ帝国 / 銀杏BOYZ / 私立恵比寿中学 / ストレイテナー / 東京スカパラダイスオーケストラ / 04 Limited Sazabys / フジファブリック / BLUE ENCOUNT / miwa / go!go!vanillas(Warning Act)
TOWER RECORDS presents Bowline 2015 curated by HEY-SMITH & TOWER RECORDS
2015年10月12日(月・祝)
大阪府 Zepp Namba
OPEN 12:30 / START 13:30
出演者
HEY-SMITH / グッドモーニングアメリカ / DUB 4 REASON / PUFFY / POTSHOT / LIFE IS GROOVE / and more
Dragon Ash(ドラゴンアッシュ)
Kj(Vo, G)、桜井誠(Dr)、IKUZONE(B)の3人で結成されたミクスチャーロックバンド。1997年2月にミニアルバム「The day dragged on」でメジャーデビューを果たす。1999年に発表したシングル「Let yourself go, Let myself go」がヒットを記録し、一躍有名に。2002年にはシングル「Fantasista」がサッカーワールドカップのFIFA公式テーマソングの1つに選出された。その後もオルタナティブロックやヒップホップ、ラテンなどさまざまなジャンルを取り入れたミクスチャーサウンドで独自の活動を続けるが、2012年4月にIKUZONEが急逝。以降はKj、桜井、BOTS(DJ)、HIROKI(G)、DRI-V(Dancer)、ATSUSHI(Dancer)の6人にサポートベーシストを加えた編成で活動している。2014年1月に3年ぶりのオリジナルアルバム「THE FACES」をリリース。同年5月にはキャリア初となる日本武道館ワンマンライブを成功させた。なおKjをはじめとするメンバーは、それぞれソロやユニットとして多方面で活動中。
2015年10月8日更新
オープニングアクト:wrong city
初めての大舞台。
まさか学生時代から憧れのDragon Ashのイベントに出れるとは10年前の僕は思ってもいないでしょう。。。
OAだからといって、手を抜くつもりはありません。
誰よりも楽しみ、全力で挑みます!
(Victor / Vo, G)