1年前は先輩たちを見てずっとうらやましいと思ってた

──さて、ここからはライブの話題に移りたいと思います。先ほど2月3日に結成1周年を迎えたと言いましたが、ということは今年の「Hello! Project 2014 WINTER」（以下ハロコン）がJuice=Juiceとして初のお正月ハロコンだったわけですよね。

高木　そうです。そう考えると不思議だね。

宮崎　うん。

──今年最初のハロコンでステージに立ったとき、何を思いましたか？

宮本　ハロプロ研修生のときから先輩たちのステージを見ていて、ずっと「うらやましいな。私も早く前に出て歌ったり踊ったりしたいな」と思ってたので、それが実現できたことは幸せだなって思いました。

──しかも自分たちのオリジナル曲を披露するわけですもんね。

宮本　はい。

宮崎　今回のハロコンはメニューが2つあって（「GOiSU MODE」「DE-HA MiX」）、「DE-HA MiX」のほうはJuice=Juiceの「ロマンスの途中」からライブが始まるんです。自分たちの曲が1曲目で、しかも先輩たちと一緒に歌って踊れるのが本当にうれしくって。あれはすごく感慨深かったです。

──それこそ去年は金澤さん、高木さん、宮本さん、植村さんはハロプロ研修生としてステージに立っていたわけで。

高木　はい。

宮崎　私はGREEN FIELDSとして、また違う形で出演していたので。

──そうでしたね。

宮崎　去年は踊ってもなかったし。まさか今、自分が踊ってるのが信じられないっていうか。あれから1年経ったけど、いろんなことがありすぎて時間が経つのが早いのか遅いのかも今はわかんないです。

金澤　私は去年はまだ研修生になって間もない頃で、1年前のハロコンがハロー！プロジェクトに入って初めてのコンサートだったんです。当時は1曲しか出演できなかったんですけど、その1曲に全力を注いで踊って。でもステージに上がるだけでドキドキしてたのに、今はこうやってJuice=Juiceとしてステージに立って歌ってるのが不思議だなって思います。

植村　私は1年前ってまだダンスとか覚えるのが遅くて。宮本佳林ちゃんだったり高木紗友希ちゃんみたいな研修生の先輩を見て、もっと歌もダンスもがんばらなきゃなって考えてパニクってました。そう考えると成長したんですね。

一同　うふふふ（笑）。

がんばろうっていう気持ちでは誰にも負けたくない

──「DE-HA MiX」では先輩方といろんなシャッフルユニットにも挑戦していましたが、特に印象に残っているのは？

金澤　私はメロン記念日さんの「肉体は正直なEROS」を歌わせていただいたんですけど、衣装もダンスもここまでやってしまうのかっていうぐらいセクシーで。もともと歌声がセクシーだねって言ってもらえることが多かったんですけど……毎回緊張しましたね（笑）。一緒のユニットの菅谷梨沙子さん（Berryz工房）と譜久村聖さん（モーニング娘。'14）がすごくセクシーな方々で私には勝てないので、今回は歌に集中してがんばりました（笑）。

高木　いやあ、よかったよ？ 菅谷さんと譜久村さんはセクシーさがにじみ出るって感じだったんですけど、とも（金澤）はあのぎこちない感じがよかった（笑）。

金澤　かなり苦労しました（笑）。

宮本　私は℃-uteさんの「悲しきヘブン」っていう曲を、モーニング娘。'14の小田さくらちゃんと2人で歌わせていただいたんですけど。最初はハモリのところが全然合わなくてスタッフさんに何度も怒られたんですけど、2人で研究したり℃-uteさんにもいろいろ教わったりして、初日はキレイにハモれたんです。終わったときはさくらちゃんと2人で感動しちゃいました。

──そうやって先輩たちからいろいろ学びながら成長しているJuice=Juiceですが、現時点でモーニング娘。’14、Berryz工房、℃-ute、スマイレージといった先輩たちにここだけは負けない！っていう個性や強みってどこだと思いますか？

高木　スマイレージさんはすっごく若くてキャピキャピしてるイメージで、私的には新ユニットってそういうフレッシュなイメージがあったんですよ。でも私たちは楽曲がすごく大人っぽいものが多くて。下は中3の子（宮本、植村）もいるのにこんなに大人っぽい曲を歌うということで、ステージでは大人っぽさを意識するようにしてます。なので、「ジュース女子」みたいな普段の私たちとステージでの私たちのギャップでは負けないと思います！

宮崎　つんく♂さんからは「これはまだJuice=Juiceにはできないんじゃないかっていう難しめな曲でも、みんな必死に食らいついてくる姿勢がいい」って言ってもらったんですけど、そういうところも私たちの個性なのかなって思います。まだ結成1年の新人だし、わからないこともいっぱいあるしパフォーマンスもまだまだそろってなかったりもするけど、がんばろうっていう気持ちでは誰にも負けたくないです。

お祝いごとをいっぱい作って、何度も乾杯したい

──ではJuice=Juiceでよかったな、この5人でよかったと思うときはどんなときですか？

植村　私、最近よく思うことがあるんですけど、Juice=Juiceのメンバーと一緒だとすごく落ち着くんです。

高木　うん。私もそれ、昨日思った！ すぐメンバーに会いたくなるもん！

植村　そうなの。みんないい意味で気を遣わなくても大丈夫で、すごい居心地いいんです。例えばほかのグループのメンバーさんと一緒にいると、しゃべらずにシーンとしてると「何かしゃべらなくちゃ！」ってちょっとドキドキするんですけど、Juice=Juiceのメンバーだとそんなこと気にしなくて。

金澤　確かに。

植村　すぐJuice=Juiceに会いたいって思っちゃうんです。

──「Juice=Juiceに会いたい」って自分もJuice=Juiceじゃないですか（笑）。

一同　あははは（笑）。

──でもそれくらいこの1年で結束が強くなったというか、お互いに必要な存在になったわけですよね。

宮崎　なりましたね。

──では最後に、Juice=Juiceとしての2014年の目標を教えてください。

宮本　単独ツアーですね。

高木　あと、Juice=Juiceで舞台をやりたいです！

宮崎　そしてお祝いごとをいっぱい作って、何度も乾杯したいなって思います！