インタビュー参加メンバー

千葉県 伝道師
安堂舞花（あんどうまいか）

最近うれしかったこと：コロナ禍で中止になったハワイ遠征が新しく決まったこと

大阪府 伝道師
一ノ瀬かな（いちのせかな）

最近うれしかったこと：アイドルになって初めて地元・大阪で凱旋ライブができたこと

埼玉県 伝道師
上野りこ（うえのりこ）

最近うれしかったこと：電車でおばあちゃんおじいちゃんのご夫婦に席を譲ったら10回くらい「ありがとうございます」って言われたこと

新潟県 伝道師
笹川ささ（ささがわささ）

最近うれしかったこと：台湾とタイに行けたこと

山口県 伝道師
藤崎ふみ（ふじさきふみ）

最近うれしかったこと：海外遠征ができるようになったこと、海外のファンの方も遠征して日本に来てくれるようになったこと

山口県 伝道師
藤崎しおり（ふじさきしおり）

最近うれしかったこと：家族に大きな鍋を買ってもらったこと

神奈川県 伝道師
皆戸理芳（みなとりま）

最近うれしかったこと：ナタリーさんの取材を初めて受けられたこと、去年10枚買ってみた宝くじが5枚当たっていたこと

埼玉県 伝道師
餅丸夢姫（もちまるゆうき）

最近うれしかったこと：去年着ていたコートのポッケから1万円が出てきたこと

2年間で感じた前向きな変化

──前回のインタビューから約2年が経ちました（参考：BANZAI JAPAN「BANZAI FIGHTER / 縁起が良い街 / エールデリバリー」インタビュー）。この2年間でどんな変化がありましたか？

皆戸理芳　所属事務所が主催する「IDOL LIVE JAPAN」というイベントで、BANZAI JAPANを広く知ってもらえるようになりました。このイベントはYouTubeで無料配信されているので、海外の方でも観られるし、BANZAI JAPANを広める大きな機会になっていると感じました。

笹川ささ　それと似た話で、コロナ禍でオンライン特典会とかTalkportというテレビ電話の特典会が始まって、遠方の方と話せる機会が増えたのもよかったと思います。コロナ前も配信はしていたんですけど、やっぱり現場で直接会うのがメインだったので。

藤崎しおり　ライブについて言うと、フロアとステージの一体感がBANZAI JAPANの魅力だったのに、2年前は声出しができなくて、ファンの方と一緒に盛り上がることができなかったんですよね。でも、最近はそういうこともできるようになってライブがより楽しいと思えるようになってきました。

藤崎ふみ　私は加入して8年目なんですけど、先輩がいなくなったり、後輩が増えたり、新メンバーだった子が中堅になったり、そういう変化がありつつ、コロナ禍で自分を見つめ直す時間やメンバー、スタッフさんと話し合う機会も増えて。BANZAI JAPANをよくするために試行錯誤できた2年間だったと思います。今は3月28日のワンマンライブ「千人斬り -The Last SEASON-」やシングルのリリースに向けて、やる気がみなぎっているし、メンバー間の距離も縮まって意見し合える関係になった感覚があります。BANZAI JAPANはほかのアイドルユニットさんと比べても異常なくらい仲がいいんですよね。

お互いを尊重し合う空気

──大人数のグループはどうしてもメンバーの変動が起きやすいですが、BANZAI JAPANの結束力はどうやって保たれているんですか？

ふみ　日本の魅力を伝えるというグループのコンセプトがしっかりしているし、日本の文化や自分の地元が好きなメンバーが集まっているので自然と結束しているんだと思います。BANZAI JAPANって、愛にあふれているメンバーが多いなと思っていて。メンバー同士の愛もそうだし、ファンの方に対する愛もそうだし、日本の文化への愛も深い。

皆戸　メンバーで話し合うときには、なるべく全員で集まるようにしていますね。なんでわざわざみんなで話し合うのって思われるような小さなことでもみんなで輪になってミーティングします。例えば「予約特典どうする？」みたいな（笑）。

笹川　全員が全部を自分ごととして考えているよね。

一ノ瀬かな　その中で自分たちがもっと大きくなるにはどうしたらいいか話すことが増えてきているように思います。

上野りこ　私は加入してまだ半年なんですけど、自分の経験では想像が及ばないことを先輩たちが教えてくれるし、メンバーそれぞれのことを理解しようとする気持ちや姿勢もあって。長年の活動の積み重ねで、そういう心の広さが生まれたんだなと思うと素敵ですよね。そんな先輩方のおかげで前向きな気持ちになれています。

皆戸　そう言ってもらえてうれしいですね。でも、私は年齢も加入時期もそこまで気にしていなくて、それぞれのメンバーの年齢があまりわからないんですよ（笑）。先輩後輩関係なく、みんな意見を出してくれるし、もちとか舞花も大人しそうに見えるけど、しっかり言うことは言うよね。

安堂舞花　私はこれまでずっと後輩メンバーとして、先輩たちについていく感覚だったんですけど、リーダーが卒業しちゃったり、新しい子が増えたりしたこともあって、自分がしっかりしなきゃと思うようになりました。最近はレッスン中にも意見を言うし、まとめなきゃという意識も出てきたところなんですけど、今りこちゃんの話を聞いて、もっと先輩としてがんばらなきゃと思いました（笑）。

餅丸夢姫　私は自分の思っていることを言葉にするのが苦手なんですけど、みんな私の下手な日本語をうまく汲み取ってくれて、いつも助かっています（笑）。

──メンバーの意見がまとまらないことはあまりない？

笹川　あります（笑）。今回の取材は8人ですけどグループ全体で20人近くいるので。それでも、それぞれの意見を尊重し合うようにしています。

皆戸　1人ひとり意見を出し合って、ひとつのものにしていくのは、チアダンスと一緒というか。

ふみ　いいこと言うやんけ。

皆戸　（笑）。だから今回のシングルは私たちにピッタリだなって。

ふみ　それでは聴いてください！

一同　「チアダンスタイム」！

同じライブは本当に1つもない

──せっかく曲振りしていただいたところですが、新曲の話の前にもう1つ質問させてください。BANZAI JAPANの特徴として、ライブごとにステージ上でのポジションが異なり、1人のメンバーが複数のポジションを覚えなければいけないということが挙げられますが、半年前に加入した上野さんはそれに驚いたり、苦戦したりしませんでしたか？

上野　ポジションを覚えるのはとても苦手で、いつも先輩たちに「こっちだよ」「あっちだよ」って助けてもらってるんですけど、切り替えが大事なんですよね。例えばライブが1日に2本あって、同じ曲でも1本目と2本目でポジションが違うようなことがあるので、まずは最初のポジションのことだけ考えて、脳内で3回くらい踊るんですよ。それで体にクセを付けつつ、終わったら、違うポジションで踊る新しい自分を思い浮かべます。

しおり　覚え方って人によって違うよね。

一ノ瀬　私が入りたてのときには3時間半かけて40曲くらい披露するライブがあったんですよ。当時は知らない曲が多かったからめちゃくちゃ苦戦して、泣きながら覚えて（笑）。でも、ファンの方はそういうライブの試みを楽しみにしてくださってるし、新しいポジションに立つことは、自分の新しい魅力を見つけてもらうチャンスなんですよね。大変だけど強みにしていきたいところです。

ふみ　餅丸はかわいい曲が似合うとか、笹川はカッコいい曲が似合うとか、1人ひとり得意な分野があって、それに合うポジションをメンバーみんなもらってるんですけど、リリースイベントではファンの方が観たい曲とポジションをリクエストできる特典がありまして。そのときが一番焦りますね（笑）。例えば私ならロックな曲とか元気な曲が得意で、そういう曲のセンターに入れていただくことが多いのに対して、かわいい曲ではあんまりセンターを担当することがなくて。リリースイベントで「Love From Far East」というBANZAI JAPANの中でも王道のかわいい曲のセンターをやらせてもらったときは、脳と体が一致しなくて内心バクバクでした（笑）。でも、そういうことができるのもBANZAI JAPANの強みの１つだと思います。

皆戸　私たちのグループならではですね。

笹川　毎回本当に違うライブを見せることができるので。

ふみ　セトリも変わるし、ポジションも変わるし、1回1回がオンリーワンです。