DOBERMAN INFINITYから学んだこと
──BALLISTIK BOYZはDOBERMAN INFINITYにかわいがられているグループという印象があるんですよね。武者修行にも遊びに来ていましたし。
日髙 ドーベルさんは本当に優しくていつも僕らのことを気にかけてくれます。主催するフェスや初の日本武道館単独公演のステージにも呼んでくれて、いろんな機会を与えてくださるんです。僕らもドーベルさんに感謝の気持ちを伝えたくて、メンバーさんがお誕生日のときはメッセージ動画を撮って送ったりしていて。
砂田 毎回凝った動画を作ってるよね。
日髙 うん。1人ひとりに違うものになるように考えて撮って送ってる。
加納 KUBO-Cさんのお誕生日のときは僕と竜太くんも一緒にお祝いさせてもらって。そこにはドーベルさんがいつも仲良くしている方々がいらっしゃって、周りの人をすごく大事にされる方だなと思いました。
日髙 絆がすごい。
加納 そうそう。仲間を大事にすることを僕たちに見せてくれるんだよね。本当に素敵な先輩だと思います。
まさかこんなに早く行けるとは
──アルバム「BALLISTIK BOYZ」のお話も聞かせてください。武者修行では「テンハネ -1000%-」も披露されていましたね。
日髙 この曲は先輩のEXILE SHOKICHIさんが作ってくれました。白濱亜嵐さん主演のドラマ「小説王」の主題歌ですし、自分たちを知ってもらうきっかけになる曲だと思っていたので気合いを入れてレコーディングしました。
──曲をもらったとき、どういう印象を受けましたか?
日髙 いい意味でEXILE TRIBEっぽくなくて新鮮だなと思いました。だからこの曲を自分たちが歌うイメージが正直あまり湧かなくて。7人でレコーディングをして、振り付けも決めたら、自分たちの等身大の思いや勢いが詰まっていてパフォーマンスもすごく映える曲だと気付きました。今の自分たちを表現できる曲をいただけてすごくうれしいです。
──「テンハネ -1000%-」のミュージックビデオはロサンゼルスで撮影されたんですよね。
松井 橋で踊っているところがあるんですけど、地元の警察の方に橋を通行止めしていただいて、限られた時間の中で踊って、2分間車を通して、また通行止めにして踊って……というふうに撮影したんです。短い時間の中でいかに自分たちのベストを出せるのかと集中して踊ってますし、景色もきれいなのでぜひ注目してもらいたいポイントです。
──留学組がニューヨークに滞在していた頃によく行っていたお店にも行ったそうですね。
砂田 結成当初からメンバーに「いつかみんなで行きたい」と話していたお店にも行けました。
日髙 まさかこんなに早く行けるとはね。
深堀 行きたかったごはん屋さんには全部行けたよね。
──ロスには何日間いたんですか?
砂田 6日間いて「テンハネ -1000%-」のMVは2日かけて撮影しました。あとはアーティスト写真やジャケット写真とかも撮ったし、「PASION」のドキュメンタリーMVも撮影しました。かなりツメツメのスケジュールでしたね。
──「PASION」はラテン風の情熱的な楽曲で、武者修行でもすごく盛り上がっていました。
砂田 サビのビートが一度聞いたら頭から離れない曲なんですよね。ラテン調だったのでダンスホールというジャンルの振り付けを力也が考えてくれました。「PASION」はBALLISTIK BOYZが初めて披露したオリジナル曲なので、メンバーも応援してくださる方々も思い入れのある1曲です。祭やパーティの始まりみたいな曲なので、武者修行でも1曲目に披露をしていました。あの曲がかかるとスタートみたいな、そういう始まりの曲ですね。
ソロとしても強く、グループとしても強く
──今回は提供曲7曲からなるアルバムですが、今後は自分たちで曲を作ったりもしていくんですか?
砂田 そうですね。未来は作詞作曲ができるし、ラップを担当するメンバーはリリックも書けるので。振り付けはすでに自分たちがやっているんですが、いずれは全部セルフプロデュースできるようになりたいです。
深堀 家に曲作りができる機材もそろっているので、今後のためにどんどんトラックを作ってストックしてます。何か機会があったときに出せたらと思ってます。あと僕は絵を描くことも好きなので、グッズとかジャケのデザインもしたいと思っています。
日髙 自分たちで“作れる”というのは僕らの強みだと思います。
砂田 やりたいことがいっぱいあるんですよね、それぞれ。
奥田 バラエティ出たいわあ。
深堀 俺も出たい。
砂田 ナダルさんはちょっと……(笑)。サッカーの日本代表みたいな感じで、みんなが個性をしっかり出してそれぞれがそれぞれの分野で活躍して、グループになると最強の集団になれるのが理想の形です。
海沼 ソロとしても強く、グループとしても強くありたいですね。
──今後はソロ活動も視野に入れているんですか?
海沼 まずはグループで活躍することが一番なので、そういう立場になってきたらソロでも活躍していきたい。というかソロでもやれるだけのスキルがあったほうがグループにとっても将来的にはいいと思うので、みんなで高めあっていきたいです。
BALLISTIK BOYZが目指すもの
──BALLISTIK BOYZは世界進出も目指すグループですが、具体的にやりたいことがあったら教えてください。
砂田 僕がよく言うのはワールドツアーやりたいとか、ビルボードチャートに載りたいとかですかね。あとはハリウッド映画の主題歌を歌いたいし、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでパフォーマンスをしたい。いろんな野望があります。僕がアメリカに3年半いて思ったのは「日本人でよかった」ということなので、そんな日本のカルチャーを世界に広げていきたいという思いがあります。
──ブラジル公演もできたらいいですね。
海沼 やりたいけどできるのかな。
砂田 できるよ。ワールドツアーをしたら!
奥田 あっちってJ-POPがけっこう流行ってるんでしょ?
海沼 そうそう。母がブラジル人なんですけど、ブラジルだとBALLISTIK BOYZという名前が意外と知られていてWebサイトもあるみたいで。
日髙 それは流星のお母さんが作ってるんじゃなくて?
海沼 違う違う(笑)。それはさすがにない。応援してくれる人がいる場所には全部行きたいね。そのためにも世界に向けて活動をして、ワールドツアーをしたい。
砂田 まずはまだまだやることがいっぱいあるからね。
海沼 1億個以上あるよ。未来を想像してがんばっていきたい。
砂田 まだ僕らは先輩方が作ってくれたレールの上で活動しているので、そのレールをたどりつつ自分たちで新しい道を切り拓いていきたいです。それがBALLISTIK BOYZが作られた意味だと思うので。