尊敬しているからこそガチンコ対決をしたい

──ではまず、まきさん、今回のイベントにBiSとベイビーレイズJAPANが出演することになった経緯を教えてください。

まき（あゆみくりかまき）　感情があふれて泣いてしまったらすみません（笑）。まず2組とも本当に大好きなアイドルさんなんです。BiSさんとベビレさんに対して、私は「エモい」という共通点を感じていて。だからこそどうしても出演していただきたくて、熱いオファーを出したらその思いが届いて本当にうれしいです。今回はご出演いただきありがとうございます。これを機に仲良くなりたいです！

ペリ・ウブ（BiS）　こちらこそ！ BiSは自分たちの事務所以外のアイドルさんと対バンをすることがあまりないので、誘ってもらえて率直にうれしいなと思いました。あとほかのアイドルさんはどんなことを考えて活動しているのか知りたいと思っていたので、この機会にいろいろ教えてください。

パン・ルナリーフィ（BiS）　みんな同じアイドルだけどそれぞれの色があってある意味異色対決になりそうな貴重な機会をいただけてうれしいです。私たちはBiSらしく、アイドル真剣勝負みたいな感じでできたらって思っています。

高見奈央（ベイビーレイズJAPAN）　私たちはあゆくまさんに呼んでもらえて「ついにこのときが来たか……」って思ったんです。それぞれコンセプトは違うけど、芯にあるものは一緒なのかなと思っているので、それぞれのファンの人に3組とも好きになって帰ってほしいですね。

パン　好きになってほしいですね。

高見　それぞれ乗っ取って、乗っ取られて、バチバチにやりたいです。

まき　私たちも大好きで尊敬しているからこそガチンコ対決をしたいと思っていたんです。自分たちが今できる最大限のパフォーマンスをして刺激しあって、お客さんにも楽しんでもらえる、そんなイベントを作りたい。あゆくまは負けませんよ！

高見　うちも勝つ気で行きます！

ペリ　うちもです。

まき　もうめっちゃ楽しみになってきました。とにかく当日を迎えるのが楽しみです。

3組の共通項は？

まき　2組ともライブがアイドルのライブじゃないと言うか、本当に熱量があってすごいですよね。それは楽曲のテイストもあると思うんですけど、ライブパフォーマンスでそれぞれ大切にしていることってなんなのかなと思って。どういうことを考えて毎回ライブに臨んでいるのか、気になります。

高見　私たちより歌がうまいとかダンスがうまいアイドルって山ほどいるじゃないですか。じゃあベビレはどうやってそこに勝っていくかって考えたら魂しかなかったんですよね。ベビレの曲は私たち自身の人間性とか歩んできたストーリーを表している曲が多いので、届けようとする気持ちを大切にしています。

パン　私個人の意見なんですけど、この前対バンしたTHE BOYS&GIRLSのライブを観ていたときに心をドカンと打たれて、自分もそうなりたいなと思ったんです。それ以来、心の叫びを伝えてそれに共感してもらいたいという思いでライブをやっています。

ペリ　うん。聴いてくれる人に届けたいという思いを一番優先していると思います。

まき　2組とも魂を大事にしているってことですよね？ すごくわかりますね。あと、あゆくまは去年ライブパフォーマンスをちょっと変えたんですよ。

高見　どんなふうに？

まき　「行くぞー！ オラー！」みたいな煽り方ってどうなのかな？って。ちょっと上から目線な気がしたんですよね。

高見　あー、その問題は出てきますよね！

ペリ　BiSもそういう悩みがありました！

まき　わかりますか!? やっぱりまずは来てくださっているお客さんを楽しませることが何より大事で、そのうえで自分たちも楽しむことが大切やと話し合いを重ねるうちに思うようになって。そうなると煽りも必然的に「みんなで一緒になろうよ！」っていう感じに変わっていったんですよね。そこから徐々にライブに来てくださるお客さんの数も増えてきたように思うので、私たちの考えは間違ってなかったなと思っています。

高見　バンドさんのライブだとそういう煽りがカッコいいじゃないですか。でも私たちはアイドルやし……って。

ペリ　わかるー！

まき　今は誰かのマネじゃなく、自分たちの言葉で伝えていかないといけないなと思ってライブをしていますね。