音楽ナタリー Power Push - AWA×音楽ナタリー My Music History

Case 2:KEYTALK

「好きな音楽との“出会い”と好きだった音楽との“再会”」をコンセプトに掲げ、邦楽、洋楽合わせて数百万曲がいつでも聴き放題で楽しめる定額制音楽配信アプリ・AWA(アワ)。5月末に提供開始され、年末には約1000万曲が聴き放題になる予定だ。利用者によって作成されたプレイリストは7月現在110万件を超え、音楽を楽しむ新たなツールの1つとして注目を浴びている。

音楽ナタリーとAWAのコラボ企画第2回にはKEYTALKが登場。AWAの特色である“プレイリスト機能”を使って、メンバーそれぞれの「KEYTALKがカバーしてみたい曲」を挙げてもらった。また後半は4人の“音楽との出会い”についての話も聞いている。

取材・文 / 小林千絵 撮影 / 佐藤類

KEYTALK's PLAYLIST

テーマ KEYTALKがカバーしてみたい曲

寺中友将(Vo, G)
  • 乃木坂46「ぐるぐるカーテン」
  • 尾崎豊「ダンスホール」
八木優樹(Dr, Cho)
  • Dirty Loops「Sayonara Love」
  • Jamiroquai「Love Foolosophy」
小野武正(G, Cho)
  • RIP SLYME「楽園ベイベー」
  • The Specials「Little Bitch」
首藤義勝(Vo, B)
  • Sum 41「makes no difference」
  • ORANGE RANGE「ロコローション」

AWAでプレイリストを聴こう

プレイリストを開く前に、AWAが端末にインストールされているかご確認ください。

乃木坂46と尾崎豊をバンドで

──今回は「KEYTALKがカバーしてみたい曲」というテーマで1人2曲ずつ挙げてもらいました。まずは1人ずつ選曲理由を教えてください。寺中さんは乃木坂46「ぐるぐるカーテン」、尾崎豊「ダンスホール」の2曲ですね。

寺中友将(Vo, G)

寺中友将(Vo, G) 「ぐるぐるカーテン」はここ5年くらいで一番いい曲だなって思った曲で。歌詞とメロディのバランスがすごくいい。初めて聴いたときに本当にすごいなと思った印象があります。あとバンドアレンジしたらいい感じになりそうだなって思って選びました。

──「ダンスホール」は?

寺中 この曲はずっと目標にしてる曲で。こういう曲を死ぬまでに作りたいなと思ってます。

──バンドで演奏するとどんな感じになりそうですか?

寺中 原曲はシンセの音がたっぷり入ってるので、雰囲気がガラッと変わりそうですね。あとAメロとBメロしかない曲なのでアレンジとか考えるの楽しそうだな。

──八木さんはDirty Loops「Sayonara Love」とJamiroquai「Love Foolosophy」の2曲です。

八木優樹(Dr, Cho)

八木優樹(Dr, Cho) 特に意識してなかったんですけど、すごくファンキーな選曲ですね。

──無意識だったんですね。

八木 はい(笑)。潜在的にファンキーな性格なのかも。この2曲は歌モノの曲で、僕がドラムを叩きたい曲ですね。

小野武正(G, Cho) どっちもテクい曲だよね。

八木 Dirty Loops「Sayonara Love」はテクニック満載のフュージョンで、なぜかサビに「サヨナラ」っていう歌詞が出てくるっていうめっちゃ面白い曲で。こういうテクニカルなドラムを叩いてみたいっていう気持ちがずっとあります。

──「Love Foolosophy」は?

八木 Dirty Loopsとは反対で、すごくシンプルな曲。“シンプルで踊れる”って実はすごく難しいと思うんです。でもできたら気持ちいいだろうなあって。

小野 よし、練習するから譜面書いてきてもらっていい?(笑)

八木 オッケー!

「楽園ベイベー」「ロコローション」でリベンジ?

──小野さんはRIP SLYME「楽園ベイベー」とThe Specials「Little Bitch」という夏っぽい2曲ですね。

小野武正(G, Cho)

小野 「楽園ベイベー」は昔、大学のサークルで巨匠(寺中)とコピーしてたんです。

寺中 うわー、懐かしい。タミフルズっていうバンド名でした。

小野 2008年くらい。大学1年生の頃に組んだバンドです。そのとき僕はドラムだったんで、今のKEYTALKで再現してみたいですね。

──「Little Bitch」はどうですか?

小野 僕スカが大好きなんですよ。KEYTALKの曲でもスカっぽいフレーズは入れたりしているんですけど、いわゆる2トーンスカをやってみたらどうなるかなと思って選曲しました。KEYTALK風にテンポを速めにアレンジしたらカッコよさそう。

──首藤さんはSum 41「makes no difference」とORANGE RANGE「ロコローション」ですね。

八木 え、Sum 41って義勝が選んだんだ! 意外!

首藤義勝(Vo, B) そうだよ。高校生のときにいろんなバンド組んでたんですけど、そのうちのメロコアのコピバンで最初に演奏した曲で。「カバーしてみたい曲」ってお題でコピーしたことを思い出してまたやってみたくなりました。

八木 誰が歌う?

首藤義勝(Vo, B)

首藤 俺っすかね。

八木 ははは、似合わねー!(笑)

首藤 カッコよかったよね、Sum 41。

小野 うん、当時みんなの憧れのバンドだった。

首藤 ギターボーカルのデリック・ウィブリーはアヴリル・ラヴィーンと結婚してたし。

八木 その話題性もロックスターっぽくてカッコいいよね。

──「ロコローション」はどうですか?

首藤 これは高校生のときに1人でコピーしてた曲で。でもバンドでやる機会がなかったんで、10年越しのリベンジです。

──1人でカバーしてたというのは?

首藤 めっちゃ「キャーキャー」言われてるのを想像しながら、毎日部屋で1人で……。

飽きないカバーアルバムになりそう

──今回、プレイリストのお題選びからお任せしました。「カバーしてみたい曲」というテーマにしたのはなぜですか?

小野 テーマを決めたのは僕なんですけど、KEYTALKってあんまりカバーをしたことないんで、考えるの面白そうだなと思って。昔のロックバンドってよくカバーアルバムとか出してたじゃないですか。今のところまったく予定はないですけど、カバーアルバム作ってみたいな。今回の8曲で作ったら飽きないアルバムになりそうだね。

KEYTALK

八木 うん、バランスいいよね。

──特にやりたい曲はありますか?

八木 「楽園ベイベー」かな。

寺中 いいですね。全員歌えるし。

小野 ホントだ。やりましょう!(笑)

──この4人でよくカバーしてる曲ってありますか?

八木 cinema staffの「AMK HOLLIC」ですかね。スタジオで、誰ともなく弾き始めて合わせるみたいなことしてます。みんなこの曲好きなんですよね。

──じゃあKEYTALKの曲で誰かにカバーしてほしい曲は?

小野 「物販」っていう曲ですね。ライブ会場限定CDの収録曲なので、知らない人も多いと思うんですけど、ハチャメチャな曲なのでどんなふうになるんだろうって。

八木 ああ、確かに見てみたいね。

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KEYTALK(キートーク)

2009年7月結成。首藤義勝(Vo, B)、寺中友将(Vo, G)、小野武正(G, Cho)、八木優樹(Dr, Cho)で構成される。2013年11月にビクターエンタテインメント内のレーベルGetting Betterからシングル「コースター」でメジャーデビュー。2015年5月にメジャー2ndフルアルバム「HOT!」をリリースした。10月にバンドにとって初の東京・日本武道館公演を行う。


2015年8月14日更新