「@JAM EXPO 2022」特集|総合司会×ナビゲーターユニットYou Never Know 現役アイドルとOGが語り合う「@JAM」の醍醐味 (2/3)

ユニットお披露目は緊張で吐きそうだった

──You Never Knowの3人からも、メンバーに抜擢されたときの気持ちを聞かせてください。You Never Knowは「@JAM」を盛り上げるために結成され、「@JAM EXPO 2022」をもって解散する期間限定ユニットで、8月23日にはシングル「ストロベリースタート」をリリースします。

峰島 私たちが所属しているコレット(コレットプロモーション)のグループは今まで「@JAM」の期間限定ユニットのメンバーに選ばれたことがなくて、コレットには一生話が来ないんじゃないかと噂していたんです(笑)。そんな中でお話をいただいたのでびっくりしました。最近、新世代のアイドルが増えてきたなという印象があるので、新しいアイドルの時代を盛り上げられるようにがんばらなきゃと気が引き締まりました。(総合司会の3人のほうを見ながら)力強い方がたくさんいらっしゃいますので……。

峰島こまき(ナナランド)

峰島こまき(ナナランド)

EON パワーが強いみたいに言わないで(笑)。

高見 心が強いってことだよね(笑)。

峰島 はい(笑)。You Never Knowも3人で力を合わせてがんばりたいと思います。

咲真 MyDearDarlin'は去年「@JAM EXPO」のメインステージ争奪戦に勝って、ストロベリーステージに立たせていただいたんですけど、「@JAM EXPO」に出ること自体そのときが初めてだったんです。だから、アイドルの先輩方の中に混ざってユニットのメンバーに選んでいただけたことが驚きでしたし、私も最初は嘘だと思いました(笑)。泣くほどうれしくて、メンバーも「まだデビューして2年だよ!」と一緒に喜んでくれました。今日もこんなすごい方々と一緒に取材を受けさせていただいていることが信じられないです。

咲真ゆか(MyDearDarlin')

咲真ゆか(MyDearDarlin')

優雨 クマリデパートからは去年、楓フウカが期間限定ユニットに選ばれていて。そのあと、去年の末くらいから、橋元さんに会うたびに「次はナコにやってもらうから」と言っていただいてたんです。正直、グループを代表して1人で仕事をすることが苦手で……ほかのお二人に迷惑をかけられないという緊張がマックスで、お披露目のとき(5月29日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で開催されたライブイベント「@JAM 2022」)は吐きそうなくらいだったんですけど(笑)、そのあとから楽しめるようになってきたので、この気持ちで「@JAM EXPO」を盛り上げていきたいと思います。

EON 2年連続で期間限定ユニットのメンバーに選ばれるのってすごいことですよね。めっちゃプレッシャーじゃないですか?

優雨 Task have Funさんは3年連続でメンバー1人ずつ選ばれていたので、もしかしたらクマリデパートもそういうパターンなのかも……とちょっと期待していました。でも、去年選ばれた楓フウカが歌もダンスも上手なのに対し、私は両方苦手なのでやっぱりプレッシャーが半端じゃないです。来年もクマリデパートから選ばれるようにがんばります!

EON 応援してます! クマリデパートさんは6人組でしたっけ?

優雨 そうなんですよ。だから6年連続で選ばれるようにがんばらないと(笑)。

力量を試される花道

峰島 私は「@JAM EXPO」のメインステージでパフォーマンスしたことがないので、正直かなりプレッシャーを感じています。当日のことを想像しただけで私も吐いちゃいそうなので、あまり考えないようにして生きています(笑)。

EON アリーナクラスのステージに単独で立てる機会ってなかなかないですよね。お客さんが大勢ついて、有名にならないとライブ会場を大きくできないし。そんな中、初めて「@JAM EXPO」で横浜アリーナのステージでパフォーマンスしたときはガチで気持ちよかったです。その機会をいただける「@JAM」さんにはホントに感謝していますし、素敵な場所だなと毎年思ってます。

EON

EON

沢口 メインステージの花道が思ったより長いなって、毎年感じてました(笑)。イントロで花道に出て、歌い出しまでにその先のステージにたどり着けたらカッコいいなって、みんな勢いよく花道に出るんだけど、だいたい間に合わなくて。

高見 基本、ぶっつけ本番なんだよね。花道の音響の確認もできないから、本番で声と音がずれちゃうこともあって。

峰島 えー!

EON 花道の手前と先で聞こえる音が全然違うから、別々のタイミングで飛んじゃったりするんです。

高見 あるあるですね。いかに早めに歌うかっていう(笑)。力量を試されます。あの花道は。

沢口 You Never Knowの緊張を煽ること言っちゃった(笑)。配信の映像を観て音痴に聞こえるのが悔しくて、毎年がんばって改善していました。

咲真 去年メインステージに立ったとき、歌っている声と耳に入る声が違って聞こえるという経験を初めてしました。花道の歩幅についても大きなスタジオを借りて練習したんですけど、どうしても間に合わなくて。今年の課題にしています。

高見 そういう経験も普段はなかなかできないから、「@JAM」はありがたい場所ですよね。

優雨 クマリデパートはお披露目のライブが「@JAM PARTY」(話題のアイドルグループやニューカマーが集うライブシリーズ)だったんですよ。そこから毎年「@JAM EXPO」にも出させていただいているんですけど、去年6年目にして初めてメインステージに立つことができて。やっとその景色を観ることができたときはすごくうれしかったです。

左から峰島こまき(ナナランド)、PC画面内の優雨ナコ(クマリデパート)、EON。

左から峰島こまき(ナナランド)、PC画面内の優雨ナコ(クマリデパート)、EON。

峰島 今年は通路のステージ(横浜アリーナ内の外周通路に設置されるステージ)が復活するということで、そのにぎわいが見れるのも楽しみです。

咲真 私はその通路のステージを見たことがないので、想像がつかないです。

高見 ライブを横目に人が移動していって。その中に私たち総合司会が出るトークステージもあるし、異種格闘技みたいな感じですね(笑)。

EON ファン以外の方にも観てもらいやすいから、アピールするチャンスだよね。

沢口 ケータリングも復活するといいな。

EON ホンマに! チョコフォンデュがあって、バナナを突っ込んだり、マシュマロ突っ込んだりして。

咲真 えー、楽しそう!

高見 あれがアイドル同士の交流の場になるもんね。「ライブ終わりですか?」「チョコバナナ食べます……?」みたいに。

EON 去年はコロナの影響でケータリングがなかったので、楽屋で壁のほうを向いてお弁当を食べてました(笑)。

後輩にカバーされる気持ち

──今日はせっかくの機会なので、お互いに聞いておきたいことがあったら質問をぶつけ合ってみてはどうでしょうか?

峰島 私たちも含めアイドルって先輩グループさんの曲をカバーすることが多いですけど、それについてどう思ってるのかめっちゃ気になっていて。うれしいと思ってくださっているのか、実はそうじゃないのか……。

高見 嫌な気持ちはまったくないです! EONはあるかもしれないけど。

EON ないない!(笑) めっちゃうれしい。私たちはワンボーカル制でグループとして歌いにくい曲ばかりだし、ボーカルがカメラに抜かれることが多いから、ダンスを映像で確認しづらいんですよ。それなのに振付込みでカバーしていただくことがあって、すごく感動します。九州女子翼さんが「その手」をカバーしてくれたときはホントにうれしかったですね。ベビレの曲もみんなよく歌ってますよ。

高見 4年前に解散したグループなのにカバーしてくれるのはホントにうれしいですし、ベビレはいい曲ばかりだと自分でも思うので、どんどん歌ってほしいです。カバーするうえで参考になればと思って、YouTubeに踊ってみた動画も上げているんですよ。

沢口 それはめっちゃ助かるね! うちは曲の系統としてあまりカバーされることがなくて……(笑)。大人な楽曲が多いからデビューしたての子たちにはハードルが高いんだと思います。でも、たまにカバーしてくれることがあって、そういうときはYouTubeで検索して動画を観ています。誰が私のパートをやってるんだろうと気になるし(笑)、とにかくめっちゃうれしいです。

峰島 よかったです……! あと、もう1つお聞きしたくて。グループの中でしゃべるのが得意な子と苦手な子がいる場合、トークってどうしてましたか? しゃべれる子に任せちゃうのか、この話題のときはこの子、というふうに1人ひとり役割を決めるのか。

高見 この話、しゅかしゅんは当てにならないなー。

EON うちはみんなしゃべりたがるグループだったから(笑)。

高見 でも、逆にどうしてたの? みんなが前に出たらごちゃごちゃしちゃうじゃん。誰か引くの?

EON いや、誰も引かんときもあって。事務所の方から「EON以外しゃべるな! みんながしゃべるからおかしなってる」と規制が入りました(笑)。

左からEON、沢口けいこ、高見奈央。

左からEON、沢口けいこ、高見奈央。

峰島 ナナランドはトークが苦手なメンバーがわりと多くて。だから大場と私でずっとしゃべっちゃうんです。

沢口 うちもステージ上でしゃべるのが苦手なメンバーがいて。10人体制のときは基本的に得意なメンバーがトークを回していたんですけど、6人体制になったとき、3人だけしゃべって、もう3人はしゃべらないのは変だねという話になり、1人1回は話すように意識してました。うまく話せなくても緊張してあわあわしてる姿がかわいいし、メンバーからのパスだったら普段通りしゃべれたりするし。

峰島 なるほど……そのパスの役目は大場にやらせます。

高見 (笑)。うちも「◯◯はどう?」とメンバーがメンバーに聞いてました。あとは告知を担当するメンバーとか、しゃべらないビジュアル担当とか、役割分担してましたね。「@JAM」のトークはほんわかした空気だし、気負わずに臨んでもらえたらと思います。

沢口 爪痕を残そうと考えると難しくなるから、ぜひ楽しんでください。