「@JAM EXPO 2019」特集|クセの強い5人が切り開くアイドルの新たな可能性

まえだゆう(predia) インタビュー

この歳だからこそできるパフォーマンスを

──@JAM ALLSTARS 2019のメンバーに選ばれた今の気持ちはいかがですか?

率直にめちゃくちゃうれしいです。prediaは大人のアイドルとして活動していて、@JAM ALLSTARSみたいなアイドルさんの代表に選ばれると思ってなかったので。

──まえださんが@JAM ALLSTARSに選ばれたことについて、prediaのほかのメンバーは何か言っていましたか?

まえだゆう(predia)

「やったじゃん! がんばっておいでね!」ってみんな喜んで応援してくれてますが、心配もしてました。「ちゃんころぴーの面倒見てくれる人いなくても大丈夫かな」って(笑)。

──(笑)。@JAM ALLSTARSのメンバーを知ったときはどう思いました?

「えー、ちゃんがメンバーでよかったのかな!?」とぶっちゃけ思いましたし、4人に会うまで緊張していて仲よくなれるか不安だったんですけど、初めて顔を合わせたときにみんなからハッピーなオーラが出ていて。「この人たちと一緒にがんばりたい」と思いました。

──これまで4人とはあまり交流はなかったんですか?

二丁魁さんとかフィロソフィーさんとは対バンやコラボでご一緒させていただいたことはあるんですけど、きっか(吉川友)ちゃんは顔見知りくらいであまりお話ししたことがなかったです。えいたそさんははじめましてだったので緊張しました。でも、みんな明るくて気さくだったのですぐ打ち解けられたし、これからもっと仲よくなりたいです。

──皆さん個性が強い方々ですが、prediaファンから天然キャラとして親しまれているまえださんも負けず劣らずですよね。

いや、皆さんには負けてしまいます! @JAM ALLSTARSの中でもちゃんころぴーらしくいられたらなと思います。

──prediaは2014年の初回から毎年「@JAM EXPO」に出演されていますが、中でも特に印象に残っているステージはありますか?

えー! なんだろう……2年前のチャオベラ(チャオベッラチンクエッティ)さんとのコラボかなー。初めてストロベリーステージに立たせていただいたんですけど、ステージ裏や廊下でめちゃくちゃ練習した思い出があります。あと、去年ストロベリーステージにpredia単体で立てたのもすごくうれしかったですね。

──prediaは「@JAM EXPO」の出演者の中でも大人なグループで、若手アイドルと比べてかなり貫禄があるように思います。

初めて「@JAM EXPO」に出たとき、楽屋の隣の席にランドセルを背負ってるアイドルちゃんがいて、めちゃくちゃ衝撃を受けました。「prediaの最年長メンバーだったら、それくらいの歳の子供がいてもおかしくないじゃん!」って(笑)。

──(笑)。大人のアイドルグループであることについて、普段意識して活動しているんですか?

まえだゆう(predia)

うーん、あまり自分たちの年齢については考えてないかもしれないです。普通に皆さんと一緒に夢を追いかけていて、ただ年齢層が高いだけなのかなって。アイドルである限りずっと夢を追いかけられると思っているし、ファンの方から元気をもらってアイドルをやらせてもらっているという気持ちです。

──では、特に気負うものもなく?

そうですね。でも、この歳だからこそできるパフォーマンスを見せたいとは思っています。若い子たちと同じことをしてもしょうがないですし、セクシー路線に挑戦しています。

──@JAM ALLSTARSがグランドフィナーレで披露する「夢の砂~a theme of @JAM~」はprediaの楽曲とは雰囲気の違う王道のアイドルソングですが、この曲にどんなイメージを持っていますか?

ちゃんころぴーにとって新たな挑戦になるというか、元気で明るくて、みんなにエールを与えるというアイドルならではの曲というイメージです。挑戦でありつつ、楽しみな気持ちですね。ちゃんはprediaの中でうるさくて大人びていないメンバーなので、こういう曲を歌ってみたいという思いもありました。

──最後にprediaとして、そして@JAM ALLSTARSとしての「@JAM EXPO 2019」への意気込みをお願いします。

「@JAM EXPO」に出るたびに、prediaを知っている方が徐々に増えてきたので、この調子でもっともっと知名度を上げて、たくさんの人に私たちのステージを見てもらいたいです。大人の魅力たっぷりにパフォーマンスできるようにがんばります。そして、@JAM ALLSTARSとしてアイドルさんの代表に選んでいただいたからには、皆さんの気持ちを背負ってお客さんに元気を分け与えて「『@JAM EXPO』最高だったな」と思ってもらえるような締めくくりにしたいです。

ぺいにゃむにゃむ(二丁目の魁カミングアウト) インタビュー

時代を先駆けるきっかけをくれた「@JAM EXPO」

──まず、@JAM ALLSTARS 2019のメンバーに選ばれた感想を聞かせてください。

ぺいにゃむにゃむ(二丁目の魁カミングアウト)

私たちは2014年に「出れんの!?@JAM!?」という「@JAM EXPO」に出るための公開オーディションに参加して。結果、オープニングアクトとして「@JAM EXPO 2014」に出演できたんですけど、ゲイアイドルが女性アイドルの大きいイベントに出させてもらうということ自体が前代未聞だったので、そのときはすごくうれしくて、心が広いイベントだなと思いました。私たちが女性アイドルのイベントに出させてもらえるきっかけになったのが「@JAM」なので、すごく感謝をしています。今回は@JAM ALLSTARSのメンバーにも選出していただいて、また時代を先駆けるきっかけをくれたと思っているので、「@JAM」の歴史に残るようなパフォーマンスをしたいです。

──5年前と今では、グループを取り巻く状況が大きく変わりましたよね。

そうですね。「出れんの!?@JAM!?」のときは、おなカマ(二丁目の魁カミングアウトファンの呼称)の数が片手で数えられるくらいだったんですけど、今はたくさん増えました。そこが一番変わったところですかね。「ありのままの自分でいていいんだ」と思えるようになりました。

──男性のおなカマも増えましたよね。

はい。お客さんとしては女の子のアイドルを観に来ているので、ゲイアイドルが出てきたら「は?」と思うのが当たり前で。「@JAM」のほかのイベントに出たときも、うちらの枠がほかの女性アイドルだったらいいなと考えてた人もいたと思うんですよね。お客さんの顔が冷ややかなときもあったし、当時はけっこうビクビクしていて。ライブが終わると「どうもすみませんでした!」という挨拶をして捌けていたんですけど、途中からミキティー本物が「ありがとうございました!」という締め方に変えたんです。オリジナル曲が増えて自信が付いたことも大きいですね。

──二丁魁は初回から毎年「@JAM EXPO」に出演しています。特に思い出に残っているステージはありますか?

二丁ハロから二丁目の魁カミングアウトに改名してから、初めて立った「@JAM EXPO」のステージは印象に残ってますね。どの年のステージもよく覚えてるんですけど、だんだんと段階を踏んで大きいステージになっていて。ゆくゆくはメインステージのストロベリーステージに立ちたいですね。全アイドルの夢だと思います。

──そのストロベリーステージで@JAM ALLSTARSは「夢の砂~a theme of @JAM~」を披露します。今年のメンバーは個性的な方ばかりですが、顔ぶれを知ったとき、率直にどう思いました?

まず、笑いました(笑)。このメンバーでよかったと思います。私が若い子たちの中に混ざるのも変ですし、いい大人の雰囲気というか、長年培ってきたものを披露できるんじゃないかなと。

ぺいにゃむにゃむ(二丁目の魁カミングアウト)

──アイドルの新しい一面を見せられそうですよね。

アイドルはいつ辞めちゃうかわからないし、長く続けることはすごく大変なことなので、私たちの“年輪”みたいなものを見せられたらと思います。

──「夢の砂~a theme of @JAM~」にはどんな印象を持っていますか?

2014年の「@JAM EXPO」のグランドフィナーレで、その年の@JAM ALLSTARSがこの曲を歌っていたときのことをすごく鮮明に覚えていて。私たちはステージの後ろで観させていただいていたんですけど、今まで経験したことのないようなお客さんの数だったし、そこに立つ当時のメンバーはセーラームーンのようにキラキラしたスターに思えたんです。「夢は1人だけのものじゃない」という歌詞がすごく心に響きました。

──聴いている人の背中を押すような歌詞ですよね。曲調もいつも二丁魁で披露されている曲とはまた違って、すごくポップで。

そうですね。橋元さんに「@JAM ALLSTRARSに入るのが夢なんです。『夢の砂』を歌いたいです」とずっとお願いしていて、それがホントに叶ったので、この曲を歌えることはすごくうれしいです。「生きている意味をここに刻もう」という歌詞がありますが、私も「@JAM」の歴史に刻まれたいです!

左からまえだゆう(predia)、吉川友、成瀬瑛美(でんぱ組.inc)、奥津マリリ(フィロソフィーのダンス)、ぺいにゃむにゃむ(二丁目の魁カミングアウト)。
でんぱ組.inc(デンパグミインク)
でんぱ組.inc
古川未鈴、相沢梨紗、成瀬瑛美、藤咲彩音、鹿目凛、根本凪からなるディアステージ所属の女性アイドルユニット。メンバーはそれぞれアニメ、マンガ、ゲームなどに精通したオタクとしても知られ、“萌えキュンソング”と呼ばれるアッパーな楽曲と情感豊かなライブパフォーマンスで国内のみならず海外からも注目を集める。2011年にシングル「Future Diver」でメジャーデビュー。2014年5月には初の東京・日本武道館公演を成功させた。2017年8月に最上もがが脱退し、同年末に根本凪と鹿目凛が加入。その後2019年1月の日本武道館公演をもって夢眠ねむがグループを卒業し、現在の6人体制に。8月9日にはニューシングル「ボン・デ・フェスタ」をリリースする。
吉川友(キッカワユウ)
吉川友
1992年5月1日生まれ、茨城県出身のソロアイドル。ハロー!プロジェクトの研修課程を経て、2011年5月にシングル「きっかけはYOU!」でソロデビューを果たした。アメリカ、フランス、台湾、ブラジルなど、海外でのステージ経験も豊富で、持ち前の歌唱力とユーモアあふれる巧みなトーク、自慢の“わがままボディ”を武器に精力的なライブ活動を展開している。2019年7月31日には配信限定シングル「暁 -yoake-」をリリースする。歌手活動以外では映画「チャットレディのキセキ」や、舞台「遙かなる時空の中で3」で主演を務めるなど女優としても活動し、好評を博している。
フィロソフィーのダンス
フィロソフィーのダンス
2015年に結成された、加茂啓太郎がプロデュースを手がけるアイドルグループ。「Funky But Chic」をキーワードに活動しており、宮野弦士が編曲、ヤマモトショウが作詞を担当するソウルフルな楽曲で注目を集めている。2016年11月に1stアルバム「FUNKY BUT CHIC」、2017年11月に2ndアルバム「ザ・ファウンダー」を発売。2018年6月に東京・LIQUIDROOM で初の生バンド編成でのライブを行い、同月から6カ月連続で7inchシングルをリリースした。同年12月には東京・ステラボールでホーン隊を加えたバンドセットライブを開催。2019年4月に3rdアルバム「エクセルシオール」をリリースし、全公演バンドセットの東名阪ツアーを行った。
predia(プレディア)
predia
「可愛いだけじゃ物足りない。大人の遊び場へようこそ」をキャッチフレーズに活動しているアイドルグループ。“日本一のセクシーさと最強の歌唱力”を武器に、観るものの五感を刺激するライブで注目を集めている。2014年に日本クラウンからメジャーデビューを果たし、シングル6作がオリコン週間シングルランキングでトップ10入り。今年2月の東京・TOKYO DOME CITY HALL公演でメンバー4人が卒業し、現在は湊あかね、沢口けいこ、村上瑠美奈、水野まい、桜子、まえだゆうの6人編成で活動している。6月には新体制第1弾シングル「NAKED」をリリース。9月からは結成9周年を記念した全6都市を回る全国ツアー「predia 9th anniversary tour 2019 [SHINKA]」を開催する。
二丁目の魁カミングアウト(ニチョウメノサキガケカミングアウト)
二丁目の魁カミングアウト
ミキティー本物、ぺいにゃむにゃむ、きまるモッコリ、白鳥白鳥の4人からなるゲイアイドルグループ。「ゲイでもアイドルになれる」をコンセプトに活動している。2011年に二丁ハロ名義で活動をスタートさせ、2017年3月に1stミニアルバム「Good As Yesterday」を発表した。同年5月に二丁目の魁カミングアウトに改名。2018年5月に東京・TSUTAYA O-EASTでワンマンライブ、同年10月から2019年1月にかけて東京・ステラボール公演をファイナルとする初の全国ツアーを成功させた。7月には東京・Zepp Tokyoで全レパートリーを披露するライブを行い、目標であった動員数2000人を達成。2020年1月8日に東京・中野サンプラザホールでグループ史上最大規模のワンマンライブを開催する。
  • 2019年8月24日(土) 神奈川県 横浜アリーナ
    <出演者>
    アイドルカレッジ / ael-アエル- / あそびダンジョン / アップアップガールズ(仮) / アップアップガールズ(2) / アップアップガールズ(プロレス) / amiinA / IVOLVE / いぎなり東北産 / uijin / WILL-O / HKT48 / AKB48 Team 8 / AKB48 フレッシュ選抜 / SKE48 / STU48 / NMB48 / ERЯOR(from 香港) / 大阪☆春夏秋冬 / 風光ル梟 / CoverGirls / 神宿 / 煌めき☆アンフォレント / グーグールル / CROWN POP / さくらシンデレラ / さんみゅ~ / Jewel☆Neige / Jewel☆Rouge / SWEAT16!(from タイ) / 青春高校アイドル部 / ZOC / sora tob sakana / Task have Fun / Chuning Candy / Chu-Z / つぼみ大革命 / tipToe. / 手羽先センセーション / Devil ANTHEM. / 寺嶋由芙 / 転校少女* / 東京女子流 / Tokyo Rockets / DREAMING MONSTER / ナナランド / なんきんペッパー / 虹色の飛行少女 / 26時のマスカレイド / notall / Party Rockets GT / ハープスター / バクステ外神田一丁目 / はちみつロケット / ばってん少女隊 / 原田珠々華 / BANZAI JAPAN / パンダみっく / Pimm's / ひめキュンフルーツ缶 / FES☆TIVE / Fullfull Pocket / BenjaminJasmine / WHY@DOLL / 真っ白なキャンバス / まねきケチャ / 眉村ちあき / Malcolm Mask McLaren / 未完成リップスパークル / monogatari / ヤなことそっとミュート / Yamakatsu / ゆるめるモ! / Lovelys / 愛乙女☆DOLL / Lily of the valley / raymay / わーすた / 我儘ラキア / ワンダーウィード / ゑんら / ヲルタナティヴ / R2K(@JAM ナビゲーター)

    <総合司会>
    高見奈央(ex. ベイビーレイズJAPAN) / 森詩織(ex. PASSPO☆)

  • 2019年8月25日(日) 神奈川県 横浜アリーナ
    <出演者>
    アイドルING!!! / 赤の流星 / アキシブproject / 天晴れ!原宿 / あゆみくりかまき / アンジュルム / Ange☆Reve / イケてるハーツ / =LOVE / ENGAG.ING / OBP / 開歌-かいか- / 吉川友 / QUEENS / クマリデパート / くるーず~CRUiSE! / KRD8 / 上月せれな / kolme / 小桃音まい / CY8ER / サクヤコノハナ / 桜エビ~ず / Jewel☆Ciel / じゅじゅ/ 神使轟く、激情の如く。 / 純情のアフィリア / シンセカイセン / CYNHN / SUPER☆GiRLS / 青SHUN学園 / SAY-LA / 絶対直球女子!プレイボールズ / 全力少女R / Task have Fun / Chu☆Oh!Dolly / DEAR KISS / ディア☆ / DESURABBITS / dela / 転校少女* / でんぱ組.inc / 東京パフォーマンスドール / ときめき♡宣伝部 / Dorothy Little Happy / 22/7 / 虹のコンキスタドール / 26時のマスカレイド / 二丁目の魁カミングアウト / nuance / ネコプラ∞ / 乃木坂46 4期生 / パクスプエラ / ハコイリ♡ムスメ / バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI / PiiiiiiiN / PiXMiX / 日向坂46 / フィロソフィーのダンス / predia / マジカル・パンチライン / MAJIBANCH / Mi☆nA / MIGMA SHELTER / 桃色革命 / 夢みるアドレセンス / RIOT BABY / RYUTist / LAVILITH with 旋律MerryRonde / lyrical school / LinQ / Luce Twinkle Wink☆ / READY TO KISS / Lollipop / 東池袋52 from クレディセゾン / R2K(@JAM ナビゲーター) / @JAM ALLSTARS 2019

    <親善大使>
    古川未鈴(でんぱ組.inc)

    <総合司会>
    高見奈央(ex. ベイビーレイズJAPAN) / 森詩織(ex. PASSPO☆)

@JAM ALLSTARS 「夢の砂 ~a theme of @JAM~」
@JAM ALLSTARS「夢の砂 ~a theme of @JAM~」

[CD]
「@JAM EXPO 2019」
各先行予約チケットに付属

収録曲
  1. 夢の砂 ~a theme of @JAM~