美杜ちゃんがいきなり歌い出す

──皆さん結成した当時はやっぱり緊張してました？

富永　最初はそうでしたね。みんなあまり会話もなかったです。

溝呂木　ガチガチでした。レコーディングで会ったときもスタジオでみんな無言になるという（笑）。

──今みたいに距離が縮まったきっかけは何かあったんですか？

小林　やっぱり「girls@party」ができあがってからですかね。振り付けを練習するときにお互いの動作を確認しあってたので。そこからだんだんと距離が縮まって仲良くなりました。

──お互いの特徴もだいぶつかめてきましたか？

小林　はい。本番前になると美杜ちゃんがいきなり歌い出しますね（笑）。

溝呂木　そう、いきなり（笑）。

小林　だから私も釣られて歌い出して自然に振りの確認をするという。

溝呂木　普通に会話してたのにいきなり歌い出すとびっくりしますけどね。

富永　ずっとそうしてきたので、体に染み付いてるというか……。

──それが習慣になってたんですね。

溝呂木　晏夕ちゃんはめっちゃ声量あるし歌がうまいです。私、あまり声量がないって言われるから負けないようにと背中を押されている感じで。晏夕ちゃんには本当に歌唱面で引っ張ってもらってます。

小林　私としてはダンスも歌もがんばりたいんですけど、どちらかというと歌に力を入れていきたいと思ってます。それはTPDや晏美蘭としてというよりも小林晏夕本人として、って感じですね。ここでの活動を経てより表現力や歌唱力を磨いていきたいなと。なので晏美蘭での活動は個人的にもすごく勉強になってます。

──溝呂木さんはやっぱりMC力ですか？

溝呂木　もともとしゃべるのは苦手なほうだったんですけど「@JAM THE WORLD」でトークを鍛えられました。なので晏美蘭ではしゃべりの部分でがんばっていきたいなとは思ってます。

橋元　世蘭ちゃんは本当にMC力が上がったと思いますよ。もともとチキパの中でも個性が強いほうだったから彼女を起用したんですけど、今は番組でも欠かせない存在になってます。3人が3人、晏美蘭で活動したことでいろいろな可能性が見えてきて、まだまだ引き出せるものがあるなって思ってるんですけど、本番までもうあまり時間がなくて。8月29日までにこの3人のよさをもっと引き出していきたいです。

新たな出会いを積極的に探してほしい

──「girls@party」の歌唱中に自撮り棒を使って撮影するパフォーマンスがあるじゃないですか。あれは誰のアイデアですか？

橋元　あれは実はメンバーでも僕でもなく、振り付けの先生のアイデアなんですよ。斬新ですよね（笑）。

──お披露目ライブのときもいきなりステージ上で撮影を始めたのでお客さんもポカーンとしちゃって。

橋元　ステージで撮った写真は毎回Twitterにアップしようって言ってたんですけど、失敗のパターンも多くて上がったり上がらなかったりで（笑）。

溝呂木　私が撮影すると自分がほとんど写ってないんですよ。すみません、失敗パターンが多いです（笑）。

──皆さんはナビゲーターということなので、今年の「@JAM EXPO 2015」の注目ポイントを教えてほしいのですが。

溝呂木　やっぱり今回は120組ものアイドルさんが出演することですかね。ステージも7つ用意されているので、どうやって回るか楽しみ方もいろいろだと思います。事前に予定を組むのも楽しいですよね。

小林　ちなみに私たちは当日ライブもやりますが、MCをやったりトークステージに出演したりもしますので、チェックして観に来てもらいたいです。

──過密スケジュールなので回るのも大変かと思いますが、120組もいると新たなグループとの出会いもありそうですよね。

溝呂木　やっぱりそれもだいご味だと思うんですよ。新たな出会いを積極的に探しに行ってほしいです。あとはアイドルにまだそんなに興味がない友達がいたら、そういう人も連れてきてほしい。絶対にハマるグループがあるはずなので、まだそんなにアイドルに興味がない人ほど逆にオススメのイベントになると思います。

橋元　今のアイドルはいろんなジャンルの音楽でライブをやってますし、音楽ファンにもオススメなんですよね。普通に夏フェスを観に行く感覚で来てもらってもいいんじゃないかと思います。あと今年のメインステージは客席と直結しているので、アリーナの外周を360度走り回ることが可能な作りになっています。

──アイドルがファンの近くまで飛び出していけるってことですか？

橋元　そうですね。でも1周するとかなりの距離になるので無理はしないほうがいいと思いますよ（笑）。

「@JAM」を背負って盛り上げていきたい

──皆さんは出演アイドルの中で気になっているグループはありますか？

溝呂木　最近PASSPO☆さんと仲良くさせてもらっていて、先日はっちゃけ隊 from PASSPO☆さんのステージを観させていただいて。文字通り、あのはっちゃけた感じがすごく好きです。「気分はサイコー！サイコー！サイコー！」の歌詞が頭からずっと離れないです（笑）。あとはギニュ～特戦隊ですね。

──パフォーマーの方たちですよね。サイリウムを使ったヲタ芸をする集団。

橋元　今回は“サイリウムクリエーション”っていう名前を付けて彼らにも出演してもらうことにしました。「@JAM EXPO 2015」にはDJもいるし、アイドル以外にもパフォーマーがいてもいいんじゃないかと。特に彼らのパフォーマンスは海外の方が観ても絶対に面白いって思っていただける自信があります。もう立派な日本のカルチャーの1つだと思っているので。

溝呂木　あとは二丁ハロさん。ミキティー本物さんがうちの男性マネージャーのことをすごく好きらしくて。

──なるほど（笑）。

溝呂木　まだパフォーマンスを観たことがないのでこの機会に観てみたいんです。私、王道っていうよりはちょっと面白い系統のグループのほうが興味があって。

富永　私は今ダンスを勉強中なのでパフォーマンスのカッコいいグループをたくさん観たいです。だからTPDさんのライブは絶対に観たいと思ってます！ あとは楽曲的に惹かれるのはでんぱ組.incさん。callmeの楽曲の方向性とは真逆だと思うんですけど、そのほうが自分たちとしては勉強になるというか。callmeにない部分でキャッチーなメロディや面白いメロディに出会えるとすごくうれしいです。

──最後に「@JAM EXPO 2015」に向けた意気込みをお願いします。

小林　私としては当日晏美蘭としてイベントを盛り上げて、終わったあとにも「また晏美蘭が見たい！」って言ってもらえるように一生懸命努めたいなと。期間限定ユニットなので別れが寂しいですけど、また復活できるようにがんばりたいです！

溝呂木　晏美蘭としては当日のイベントを盛り上げるために結成されたので「@JAM」を背負って盛り上げていきたい。来てくれた人たちに「めっちゃいい1日になった！」って思ってもらえるようにがんばりたいです。チキパとしてはメインステージのいい時間をいただけたので、めっちゃがんばります！

富永　橋元さんにこの3人を選んでいただいたので、120組のアイドルさんの先陣を切って「@JAM、最高！」って言ってもらえるようなステージを作っていきたいです。皆さんが楽しめる空間を作っていきます！