1カット1カットすべてを吉田美和が監修
──「AQUOS QD-OLED」GS1ライン、「AQUOS XLED」GP1ラインの店頭プロモーションでは、「ドリカムワンダーランド2023」から「大阪LOVER」と「決戦は金曜日 - DOSCO prime Version -」の2曲のライブ映像が流れます(※店舗や期間により上映されていない場合あり)。まずは、「大阪LOVER」の見どころを教えてください。
この曲は大阪出身・在住の男性を好きになった大阪出身・在住ではない女性の話なんです。ストーリーがわかりやすくあるので、そこを楽しんでいただけるのではないかと思います。そして「ドリカムワンダーランド2023」では、メインステージの壁面から花道の床面まですべてをLEDビジョンで覆いました。これまでにはない試みでしたが、LEDビジョンに東京タワーや通天閣のアニメーションが映し出され、その世界観の中で吉田美和を中心とした大規模なパフォーマー集団がコレオグラフ(振付)を披露します。LEDビジョンを背景にした映像というのは、これまでのテレビだとどうしても滲んでしまっていたんですが、この2機種ではくっきりとした映像で楽しんでいただけます。そこはこのテレビの実力が大いに発揮されるところですし、我々の演出としてもLEDビジョンとともに楽しんでいただきたいシーンですね。
──「決戦は金曜日 - DOSCO prime Version -」についてはいかがですか?
タイトルの通り、新しいバージョンのアレンジでやっていて。吉田美和のコレオグラフのテーマとしてあるのは「ネオ盆踊り」なんです。「ドリカムワンダーランド2023」はセンターステージの外周部分がターンテーブルのようにぐるぐる回る仕様になっていて、盆踊りとヒップホップが融合したショーを会場の皆さんと繰り広げてひとつになりたいという思いがありました。「ドリカムワンダーランド2023」の中でもクライマックスと呼べるシーンになっているので、ぜひ映像作品で体験していただきたいですね。
──「ドリカムワンダーランド2023」の映像作品を制作するうえで目指されたのはどんなところですか?
実際に会場に来ていただいた皆さんが改めて映像作品を観て、「あのシーンの裏側はこうなっていたんだ」とか、「この場面では実はこんなことが起きていたんだ」というふうに、吉田美和が創出した360°、3Dの演出を映像作品だからこそ体験していただけるようなものを目指さないといけない。今映っているものの裏側を感じ取れないと、平面的なものでは「ドリカムワンダーランド2023」にならないんですよね。それを2Dの画面でどう表現できるかというところが今回の映像作品で最も苦労したところかもしれませんね。ちなみにこの作品の映像は1カット1カットすべてを吉田美和が監修しています。だからかな? 僕がほとんど映ってないのは(笑)。
──そんなことはありません(笑)。当たり前ですけどマサさんもしっかりと映っています。今回は全体のセットリストがテーマごとのブロックに分かれていて、それぞれにストーリー性を感じました。そういった見せ方についてはどのような考え方のもとに決めていったのでしょうか?
ベースとなるのはファンの皆さんの投票です。それを吉田美和がまとめ上げるんですが、今回はおっしゃったようにブロックごとにストーリーを描きつつ、MCも含めて全体が密接に絡み合うような、そんなセットリストを目指して、実際にそのようにできたと思っています。特にわかりやすいのは、「未来予想図 ~VERSION'07~」「未来予想図II ~VERSION'07~」「ア・イ・シ・テ・ルのサイン ~私たちの未来予想図~」のブロックと、アンコールで披露したドラマ「救命病棟24時」の主題歌5曲、「朝がまた来る」「いつのまに」「何度でも」「その先へ」「さぁ鐘を鳴らせ」のブロックですね。今までこんなふうに、ひとかたまりで連続性を持たせて曲を披露したことはなかったので、そういう意味では特別感があったのではないかと思います。
──その点も含めて、やはり「ドリカムワンダーランド2023」が特別なライブであるというのが映像作品を通してもよくわかります。
そうですね。DREAMS COME TRUEのライブバンドとしての実力をどこまで高めていくか、ということを毎回更新していかなければいけないライブなので、4年に一度というとけっこう間が空いているように感じられるかと思うのですが、それだけ準備に時間がかかります。
“オーディオビジュアルオタク”の感覚が戻ってきた
──先ほどオーディオビジュアルが好きだと話されていましたけど、それにしても……詳しいですよね(笑)。
詳しかったんです。あくまで過去形(笑)。今でももちろんずっと好きなんですよ。でもある日突然“オーディオビジュアルオタク”ではなくなったんです。小学生の頃は毎週日曜日になると秋葉原に行って、ステレオのカタログを集めてはそれを見て、最新のスペックに心躍らせていた少年でした。アンプのワット数と音の出力がどうのこうのとか、プリアンプだったらこれだなとか。それが高じてだんだん“家電好きアーティスト”として認知されるようになっていったんですけど(笑)、スマホの登場でサブスクが浸透したことによって音楽の聴き方が変化して、そこでガラッと変わりましたよね、世間の意識というのが。それまでは、いかに自分の好みに合わせたスペックのものをそろえて、環境を整えたうえで音楽を楽しむかを考えればよかったのですが、それが均一的になってしまったというか。なんとなくそこでオタクとしての役目が終わったように感じたんですよ。だから今回ひさしぶりにSHARPの方々に最新の「AQUOS」2機種のスペックの細かいところまで説明していただいて、すごくうれしかったです。昔の感覚が戻ってきましたね(笑)。
──こうして家庭用の機材が進化することは、音源や、それに伴う映像作品の制作者としての意識に変化をもたらしますか?
もちろんハードやサウンドシステムの進化に合わせていくというか、意識することは絶対に必要なんですが、かと言って正解はないんですよ。どんなアウトプットでも、たとえそれがこちら側(制作者)の意図した通りに100%出なかったとしても、本当に大切な部分……それが“音楽の魂”と呼ばれるものだと思うんですけど、そこが伝わるような物作りをすればいいんだってむしろ割り切れてきましたね。今回のこの2機種は、そこが最もいい形で伝わるものだったので、制作者にとっては本当にうれしいですね。音楽に限らず古い映画とかスポーツとかでも、このテレビで観たらどんな体験になるんだろうと楽しみが広がります。
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プロフィール
DREAMS COME TRUE(ドリームズカムトゥルー)
ベーシストでコンポーザー、アレンジャーの中村正人と、ボーカリストでコンポーザー、パフォーマーの吉田美和からなるバンド。時代に合わせて楽曲をクリエイトし、吉田が生み出す歌詞は世代を超えて多くの人に愛されている。2024年1月にはライブBlu-ray / DVD「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2023」をリリース。最新シングルは映画「カミノフデ ~怪獣たちのいる島~」の主題歌として書き下ろされた、2024年3月配信の「Kaiju」。
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