SHARP 「AQUOS QD-OLED」GS1ライン 「AQUOS XLED」GP1ライン|DREAMS COME TRUE グレイテストヒッツライブ「ドリカムワンダーランド」の興奮をもう一度

DREAMS COME TRUEの4年に一度の大規模ライブイベント「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2023」の模様を収録したライブBlu-ray / DVDが1月に発売された。このライブでは、ドリカムがこだわり抜いた華やかな演出や衣装で、ファンからのリクエストをもとにした楽曲の数々をパフォーマンスした。

この特集では、鮮烈な映像美と包み込むような立体音響を体感できるSHARP「AQUOS QD-OLED」GS1ライン、立体音響に加えて「AQUOS」史上最高の明るさ(※)で映像を美しく見せる「AQUOS XLED」GP1ラインでドリカムのビッグイベントを視聴してレビュー。長年ドリカムの活動を追ってきた音楽ライターの谷岡正浩がこの2機種のテレビを通じて、視覚的な見どころもサウンド面での聴きどころも多いライブのハイライトを振り返り、画質・音質の両面で高いクオリティを実現し、アーティストのライブ映像を楽しむのにも最適な製品の特色を紹介する。

※SHARPが発売した「AQUOS」ブランドのテレビにおいて、同サイズの輝度(面)の値。

文 / 谷岡正浩

製品情報

SHARP「AQUOS QD-OLED」GS1ライン

最新の量子ドット有機EL(QD-OLED)パネル、立体音響システム「AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS」を搭載し、立体音響技術「Dolby Atmos」に対応した4K有機ELテレビのフラッグシップモデル。新世代の量子ドット有機ELパネルと独自技術で輝きの表現力を高めている。量子ドットリッチカラーによる光波長変換で純度の高い3原色(赤、緑、青)を生み出して明暗豊かで鮮やかな色を映し出す。本体には合計11個のスピーカーを搭載し、総合音声出力100Wの高出力を実現。クリアでパワフルな音声を再生する「パワーボイススピーカー」をすべてのミッドレンジスピーカーとサブウーハーに採用し、音を斜め前方向に放出する前傾20°のハイトスピーカーを画面上部に配置してユーザーを包み込むような立体音響を実現する。また放送映像のみならずインターネット配信動画の画質・音質も自動で最適化する「AIオート」モードを搭載している。

製品情報

SHARP「AQUOS QD-OLED」GS1ライン

SHARP「AQUOS XLED」GP1ライン

高密度に敷き詰めたmini LEDのバックライトで「AQUOS」史上最高の明るさ(※)と豊かな発色を実現する新開発「N-Black Wideパネル」や新世代の画像処理エンジン、GS1ラインと同仕様の立体音響システム「AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS」を搭載。さまざまな映像コンテンツがリッチに体感できるmini LEDテレビのフラッグシップモデルだ。GS1ラインと同様に量子ドットリッチカラーによる光波長変換で光の3原色(赤、緑、青)を生み出し、広色域かつ高純度な色再現を実現する。またコントラスト性能を高める「フレアブライトネス」によって漆黒の闇から光のまぶしさまで豊かに再現することが可能。広い視野角特性によってテレビの正面だけでなく、斜めからでも色調が乱れず、美しい映像を楽しめる。GP1ラインにも放送映像のみならずインターネット配信動画の画質・音質も自動で最適化する「AIオート」モードが搭載されている。

※SHARPが発売した「AQUOS」ブランドのテレビにおいて、同サイズの輝度(面)の値。

製品情報

SHARP「AQUOS QD-OLED」GP1ライン

※本記事で紹介しているライブ本編(Blu-ray)の音声は「STEREO / リニアPCM ステレオ(96kHz/24bit)」「5.1ch / Dolby True HD 5.1ch サラウンド(96kHz/24bit)」。

映像紹介

史上最強の移動遊園地
DREAMS COME TRUE
WONDERLAND 2023

「ドリカムワンダーランド」は1991年より4年に一度開催されている大規模ライブイベント。吉田美和と中村正人のこだわりが詰まった豪華絢爛な演出と、ファン投票によるセットリストをもとにしたパフォーマンスで多くの観客を魅了してきた。2023年7月~10月には北海道・札幌ドーム、愛知・バンテリンドーム ナゴヤ、大阪・京セラドーム大阪、福岡・福岡PayPayドーム(現:みずほPayPayドーム福岡)、東京・東京ドームという5大ドーム、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナと沖縄・沖縄アリーナのアリーナ2会場で計13公演が行われ、約44万人を動員した。

どこまでもクリアな吉田美和のフライトシーン

「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2023」は各地ドームの観客動員記録を塗り替え、トータル約44万人を動員した大規模なコンサートツアー。「ワンダーランド」は開催が4年に一度ということ、ファン投票をもとにセットリストが構成された“ベストヒッツライブ”であること、さらに世界初の試みとなる「3Dフライト」を取り入れた演出など、観る者の想像をはるかに超えるであろう特別なショーなのだ。その熱狂と興奮をパッケージした映像作品をSHARP「AQUOS」の2つのフラッグシップモデル「QD-OLED」GS1ライン、「XLED」GP1ラインで体感した。

会場のアリーナ中央にそびえるのは、高さ21mにもおよぶ巨大メリーゴーラウンドを模したステージセット。遊園地を再現したそのステージからは十字に4本の花道が伸びている。「ワンダーランド」といえばセンターステージ。今や当たり前となった、360°客席に囲まれたセンターステージによるライブも、「ワンダーランド」を開始した90年代初頭からドリカムが試行錯誤して定着させたものと言っても過言ではない。

オープニングで「A theme of the WONDERLAND」が鳴り響く中、正面方向の花道先端に中村正人が登場。続いて、センターステージの最頂部に吉田美和が姿を現す。そこで「ワンダーランド」のスタートを宣言すると、「次のせ~の!で - ON THE GREEN HILL -」のイントロがかかる。その瞬間……飛んだ! 「ワンダーランド」では欠かせない吉田による「3Dフライト」だ。「3Dフライト」はアメリカ・ラスベガスを拠点とし、「シルク・ドゥ・ソレイユ」のショーや映画のアクションシーンの制作に携わるオートメーションフライングシステムのチームが手がけるフライト技術だ。吉田は21mの高さから花道先端で待ち受ける中村のもとへ急降下。そしてそのまま上昇してスタンド席のオーディエンスに触れ合わんばかりの距離でドーム内を旋回していく。

「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2023」の様子。

この場面、「AQUOS QD-OLED」GS1ライン、「AQUOS XLED」GP1ラインで鑑賞すると、映像の美しさと鮮明さが際立つ。「3Dフライト」は秒速10m(時速に換算すると36km)であらゆる方向に飛び回ることができる。吉田を捉えたカメラの映像は、背景がものすごい速さで流れていく。このテレビであれば、まるで吉田と一緒に飛行しているかのような臨場感を味わえる。

LEDビジョンの映像もくっきり

圧倒的な映像美は、「大阪LOVER」でさらに実感することになった。センターステージの8面、そして十字の花道すべての床一面にLEDビジョンが仕込まれている。「大阪LOVER」では、青空を背景に東京タワーと通天閣が描かれたアニメーションがすべてのLEDビジョンに映し出される。アーティストのパフォーマンスを彩るLEDの演出は、ライブ会場で観ると華やかであり、その楽曲の世界観を作るうえで欠かせない。しかし、それを映像作品で十分に堪能できるかといえば、にわかに信じがたい。ただ、この「AQUOS QD-OLED」GS1ライン、「AQUOS XLED」GP1ラインは別だ。本製品でライブ映像を観てしまうと、正直言って、ほかのテレビでは十分にその魅力を映し出せていないではないかとすら思えてしまう。それだけ、ライブ演出におけるLEDビジョンの映像をテレビ画面でクリアに映し出すことは難度の高いことなのだ。

背景と足元をLEDパネルに囲まれた中で12名のパフォーマーたちとダンスをしながら歌う吉田と、クリス・コールマン(Dr)や武藤良明(G)をはじめとした総勢14人のバンドメンバーとプレイする中村。「AQUOS QD-OLED」GS1ライン、「AQUOS XLED」GP1ラインにくっきりと映し出される、出演者の表情や一挙手一投足を観て感動した。筆者は会場でも、映像作品でも、何度も「ワンダーランド」を観ているが、およそ違う体験をしているような興奮があった。

「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2023」の様子。
「AQUOS QD-OLED」GS1ライン、「AQUOS XLED」GP1ラインの
「AIオート」モード

AIが学習した100万通り以上のデータベースから、リアルタイムにシーンを検出して色味や輪郭などを自動で調整。放送・配信される番組だけでなく、インターネット動画やBlu-rayなど外部入力の映像もわずらわしい設定なしでシーンに合った美しい映像を楽しめる。

「AQUOS QD-OLED」GS1ライン、「AQUOS XLED」GP1ラインの「AIオート」モード
「AQUOS QD-OLED」GS1ライン、「AQUOS XLED」GP1ラインの「AIオート」モード
「AQUOS QD-OLED」GS1ライン、「AQUOS XLED」GP1ラインの「AIオート」モード

「AQUOS QD-OLED」GS1ライン、「AQUOS XLED」GP1ラインの
「AI超解像」

AI解析を使用し、放送・配信番組やインターネット動画をクリアで精細感のある4K映像に変換。

「AQUOS QD-OLED」GS1ライン、「AQUOS XLED」GP1ラインの「AI超解像」

「AQUOS QD-OLED」GS1ライン、「AQUOS XLED」GP1ラインの
「スマートアクティブコントラスト」

映像全体をリアルタイムに解析。さらに映像内をエリアごとに解析して、最適なコントラストに自動調整する。

「AQUOS QD-OLED」GS1ライン、「AQUOS XLED」GP1ラインの「スマートアクティブコントラスト」

2024年7月5日更新