=LOVE齊藤なぎさが語る映画「アラジン」|大のディズニー好きアイドル、実写化された“運命の出会い”に興奮

全部のシーンを見逃さないように!

──映画の予告編が公開されたとき、ウィル・スミスさんがジーニーを演じるということで話題になりましたが、実際に映画を観るとぴったりでしたね。

映画「アラジン」より。

力強い低い声もジーニーっぽくて、違和感がなかったです。洞窟でジーニーとアラジンが「フレンド・ライク・ミー」を踊るシーンも本当に素晴らしくて、引きの画になったときに2人のダンスがぴったりそろっていてびっくりしました。

──主人公のアラジンの印象はどうでした?

カッコよかったです! 心情の変化が伝わってきたし、なんといってもダンスしたり、街の中でアクロバティックな追いかけっこをしたり、敵と戦ったりするシーンは見応えがありました。盗み技もすごかったし、身体能力が高いうえ、心にしっかり芯を持っているところが素敵でした。

──僕としては、最後にアラジンが3つ目の願いをジーニーに頼むシーンでグッと来ました。2人の友情が伝わってきて。

齊藤なぎさ(=LOVE)

あのシーンは泣きました。ずっとリピートして観ていたいくらいです。アラジンがジーニーの幸せを願っていることに本当に感動して、「こういう友達がいるのは幸せだな」と思いました。あと、アラジンがジャスミンに「僕を信じて」と手を差し出すシーンも素敵すぎて。しかも2回も言ったじゃないですか! 思わず「なんで2回言ったの!」とツッコミたくなるほど最高でした。

──対する悪役のジャファーはいかがでした?

ジャファー

目の演技がすごくて! 私もスクリーン越しに魔法をかけられてしまうんじゃないかと思っちゃうくらい迫力がありましたし、頭のいいキャラクターだなと感じました。いつか改心してくれたらいいなと思います。

──特にイコラブメンバーにおすすめしたいポイントやシーンはありますか?

音楽が映像とマッチしていて、1つひとつのシーンが素晴らしいところですね。シリアスなシーンでは「どうなるんだろう……」とドキドキしたし、アラジンとジャスミンがしっとりと「ホール・ニュー・ワールド」を歌うシーンでは思わずにやけてしまったし。楽しい場面はひたすらに楽しくて。それと俳優さんがここまで踊れるのはすごいなと思いました。イコラブのみんなには「ダンスも音楽も含め、全部のシーンを見逃さないように!」と伝えたいです。

魔法のじゅうたんに乗っているかのような気持ちに

──主題歌「ホール・ニュー・ワールド」は「アラジン」を観たことがない人を含め、多くの人に知られている楽曲です。老若男女問わず世界中で愛され続けている理由はどんなところにあると思いますか?

聴いていると心が落ち着くし、同時に新しい世界に飛び出すときみたいにドキドキするし、ディズニーの世界にいるような気分になるんですよね。いつまでも聴いていたいと思わせるところが皆さんに愛される魅力なのかなと思います。私、ディズニーの曲をよく聴くんですが、「ホール・ニュー・ワールド」は1日1回聴くくらい大好きで。幸せな気持ちになれるので寝る前に流すこともあります。

──「ホール・ニュー・ワールド」は、ディズニーの曲の中でもカラオケでとてもよく歌われている人気の楽曲です。

齊藤なぎさ(=LOVE)

男性と女性のデュエットの声の混ざり方が素敵ですし、女性同士でもハモれますからね。英語バージョンと日本語バージョン、どっちにも違う魅力があって。私は両方聴きますし、カラオケでも歌います。発音が悪いので、英語バージョンは1人のときにしか歌わないですけど(笑)。

──アラジンとジャスミンが魔法のじゅうたんに乗って「ホール・ニュー・ワールド」を歌う場面は、この映画の1つのハイライトですよね。

始まったら「あっ! 『ホール・ニュー・ワールド』だ!」とワクワクして、もう口角が上がりっぱなしでした。役者さんの表情が本当に素敵だし、自分も魔法のじゅうたんに乗っているかのような気持ちになりました。

──劇中では「ホール・ニュー・ワールド」や「フレンド・ライク・ミー」以外にも、パーティやパレードのシーンなどでさまざまな楽曲が歌われましたが、なぎささんが一番気になった曲はどれですか?

一番心に残ったのはやっぱりジャスミンが力強く歌う「スピーチレス~心の声」ですね。声と表情に圧倒されて、曲自体も心にとても染みました。

──ではちょっと視点を変えて、自分やイコラブでカバーするとしたらどの曲を歌ってみたいですか? 歌の難しさなどは一旦置いといて、純粋にやってみたいという考え方で。

齊藤なぎさ(=LOVE)

えー! なんだろう……冒頭の「アラビアン・ナイト」もめちゃくちゃ素敵だったんですけど、私がカバーしてみたいのはやっぱり「スピーチレス~心の声」かな。イコラブでカバーするとしたら、「フレンド・ライク・ミー」が楽しくていいかなと思います。

──大人数で歌って踊ったら、より映えそうな曲ですよね。

楽しそうですよね! でも、大人数だったらアリ王子の曲「アリ王子のお通り」もいいと思います。

私にとっての運命の出会いは指原さん

──映画では貧しい街で暮らすアラジンと王女のジャスミンが身分違いの恋に落ちますが、なぎささんはこういった障害のある恋に憧れますか?

映画「アラジン」より。

そうですね。でも、映画を観て身分よりも心が大事だと感じたので、私もいつかアラジンとジャスミンみたいな恋ができたらいいなと思います。

──また、本作では「運命の出会いによって動き出す願い」「願いを叶えるのは魔法ではなく出会いや、それによって変わっていく自分自身」ということがテーマとして描かれています。なぎささんにとって、これまで運命を変えるような出会いはありましたか?

やっぱり、指原莉乃さん(=LOVEのプロデューサー)ですね。アイドルになったことによって自分の生活が変わったし、心が強くなりました。指原さんは私にとってのアラジンですね……いや、ジャスミン?

映画「アラジン」より。

──もしくはジーニー?(笑)

ジーニーかもしれないです(笑)。これまでの人生の中で一番の運命の出会いでした。

──ちなみに、なぎささんが魔法のランプを手に入れたらどんな願いごとを叶えてもらいますか?

うーん……1つは食べても太らないようにしてもらう(笑)。2つ目の願いではアブーみたいに常に一緒にいてくれるパートナーをもらって、3つ目では瞬間移動できるようにしてもらいます!

──ディズニーや「アラジン」のファン、「ホール・ニュー・ワールド」は聴いたことあるけど作品についてはよく知らない人など、これからいろんな人が映画を観ると思います。中には実写化に対する期待と不安の両方を感じつつ、映画館に足を運ぶ人もいるかもしれません。最後にそういった方々に向けたメッセージをお願いします。

齊藤なぎさ(=LOVE)

すべての音楽、登場人物の表情や言葉が心に染みて、最初のシーンから引き込まれてしまうし、誰でも楽しめるお話なので本当に多くの人に観てもらいたいです。幸せな気持ちになれるし、映画を観ながら自分の表情が変わっていくのがわかります。アニメーション版を観たことがある人もない人も、ディズニー好きな方も、子供も年配の方もみんなに観てほしい作品です!

「アラジン」
公開中
ストーリー

“ダイヤモンドの心”を持ちながら、本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジンが巡り合ったのは、王宮の外の世界での自由を求める王女ジャスミンと、“3つの願い”を叶えることができる“ランプの魔人”ジーニー。アラジンとジャスミンの心が重なるとき、昨日と同じ世界が “新しい世界”となって輝き出し、2人はこれまで気付かなかった願いに気付いていく。この身分違いの恋を見守るジーニーもまた、宇宙で最も偉大な力を持ちながらも、ランプから自由になることを密かに願っていた。この運命の出会いによって、彼らはそれぞれの“本当の願い”を叶えることができるのだろうか……?

スタッフ

監督:ガイ・リッチー

脚本:ジョン・オーガスト、ガイ・リッチー

音楽:アラン・メンケン

キャスト

アラジン:メナ・マスード

ジャスミン:ナオミ・スコット

ジーニー:ウィル・スミス

ジャファー:マーワン・ケンザリ

プレミアム吹替版キャスト

アラジン:中村倫也

ジャスミン:木下晴香

ジーニー:山寺宏一

ジャファー:北村一輝

=LOVE(イコールラブ)
=LOVE
代々木アニメーション学院と指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ。指原が自身の理想のアイドルをプロデュースするために、代々木アニメーション学院とのタッグでオーディションを行い、審査の末に大谷映美里、大場花菜、音嶋莉沙、齋藤樹愛羅、齊藤なぎさ、佐々木舞香、佐竹のん乃、髙松瞳、瀧脇笙古、野口衣織、諸橋沙夏、山本杏奈の12名がメンバーとして選出された。2017年8月に行われた「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」で初パフォーマンスを披露し、SACRA MUSICからメジャーデビューすることを発表。同年9月にデビューシングル「=LOVE」をリリースした。2018年2月には初主演舞台「けものフレンズ」、7月には「ガールフレンド(仮)」が「あにてれ×=LOVE ステージプロジェクト」として上演され好評を得る。2019年2月に東京・昭和女子大学人見記念講堂で1stコンサート「初めまして、=LOVEです。」を開催。同年4月には1stライブツアー「今、この船に乗れ!」を行ったほか、通算5枚目のシングル「探せ ダイヤモンドリリー」を発売した。