ナタリー PowerPush - agraph
新鋭エレクトロニカアーティストのアニヲタ疑惑を徹底検証
11月3日にリリースされるagraphの2ndアルバム「equal」は、ピアノの響きに重きを置いて制作されたエレクトロニカ作品。前作にみられた美しくメランコリックな世界観はそのままに、より繊細で深みを増した絵画のようなサウンドスケープが広がっている。
デビューアルバム「a day, phases」の発売から2年を経て、もはや「電気グルーヴや石野卓球らの屋台骨を支えるエンジニア」という説明を必要としないほど1人のアーティストとして評価を高めている彼だが、実はアニメオタクという今まであまり知られていなかった意外な一面を持っているという。そこで今回ナタリーではアルバム「equal」についてのインタビューに加えて、彼がどれだけコアなオタクなのかを確かめるインタビューも実施。雰囲気のまったく異なった2種類のインタビューから、気鋭の電子音楽家とアニヲタという2面性を持つ、agraphこと牛尾憲輔の本質に迫る。
取材・文/橋本尚平(1~3ページ)・臼杵成晃(4~6ページ) 撮影/中西求
CD収録曲
- lib
- blurred border
- nothing else
- static, void
- nonlinear diffusion
- flat
- a ray
- light particle surface
- while going down the stairs i
- while going down the stairs ii
- lib (remodeled by alva noto)
agraph(あぐらふ)
牛尾憲輔のソロユニット。2003年よりテクニカル・エンジニアとして石野卓球、電気グルーヴ、RYUKYUDISKO、DISCO TWINSの音源制作やライブをサポート。2007年に石野卓球主宰レーベル・platikから発表されたコンピレーションアルバム「GATHERING TRAXX VOL.1」にkensuke ushio名義で参加。agraphとしては2008年12月3日リリースのアルバム「a day, phases」が初の作品となる。
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