音楽ナタリー Power Push - 清水エイスケ(Age Factory) × 椎木知仁(My Hair is Bad)

影響を与え合う関係

told

すずきほづみ(told)

いつでもAge Factoryは鋭く、そしてこのアルバム。これもまた金属のような鋭さ。それは伝説の名刀のような想像しがたい鋭さでなく、職人がひとつひとつ手で作り上げたおろし金のような身近な鋭さ。あれで手を切るとものすごく痛いんだよなぁ。
そんな鋭さを私は感じました。

或る感覚

タチバナロン(或る感覚)

全曲聴きながら「うんうんその通り」ってずっと言ってました

TOKYOGUM

舘洋介(TOKYOGUM)

6曲目「Puke」のギターリフでノックアウトです。
マンネリ化したジャパニーズギターロックを塗り替えるのは彼らかもしれません。
きっとそうだと期待しています。
彼らを愛していると同時に、出会えたことを誇りに思います。
新作『LOVE』、リリースおめでとうございます。

cinema staff

辻友貴(cinema staff / peelingwards / LIKE A FOOL RECORDS)

その年で「LOVE」ってアルバム名が付けられるって。
色々早く悟りすぎて、バンドやめないように頼むよ。最高なんだから。マジで。
またどこでも参加やりちんギタリストとしてギター弾かせて。

Ivy to Fraudulent Game

寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)

Age Factoryは日常の中にある言葉にうまくできない情景を音で曲で思い出させてくれる。
青春の中の決して華々しくない影の部分や幼い頃、
夕暮れ時の線路沿いで感じていた得体の知らない寂しさみたいなものが蘇る。
俺の大好きな、これからお互い時代を作り上げていきたいと思っているバンド。
悲しみも優しさも狂気もこの1枚に入っています。

プププランド

西村竜哉(プププランド)

全部ブッ壊す!
と言わんばかりの衝動的で耳をつんざくようなサウンドなんだけど、
ことばはどうしようもなく人肌で温かくて優しい。
まるで1人の男に潜り込んで、その人の人生を体験しているようなリアルさがあった。それが生々しく心地良い。
心にひっそりと寄り添ってくれる曲がこの10曲の中から必ず見つかると思います。

フィッシュライフ

ハヤシング(フィッシュライフ)

一丁前に「カッコつけてコメントしようかね」とかなんとか思いながら、再生ボタンを押した"LOVE"。
そんなささやかな矜持はM1:Seventeenを聴き終わる頃には早くも粉々になってました。
これだ、これを待っていたんだ!またスンゴイの作ったなオイ…!
おのれエイスケー!負けねえぞー!と、一通り聴いてまだ半分ウットリしながら、ハヤシくんはイキってみるのでした。
こういうの天才って言うんだろうなあ。

雨のパレード

フクナガコウヘイ(雨のパレード)

もし今もロックという言葉がその意味を持っているならAge Factoryが一番似合うと思う。

裸体

ペーター(裸体)

触れる物だけが本当だとすると、私たちはいつ愛に触れ、それを感じる事が出来たのか。
例えそこにいなくても「触れる」事が出来るのは俺たちがまだ青臭いからだろうか。
前作より増した轟音、カオス、ハード感、優しさ、静寂、哀愁、全てを「LOVE」で包み込んでプレス。素晴らしいCDが出来たみたい。

LILI LIMIT

牧野純平(LILI LIMIT)

コメントを書くために何日間か真剣に聴いて言葉を探した。
仕事をしてる時も聴いた。
もちろん移動中も聴いた。
どれだけ聴いても結局、かっこ良いしか言えなくて困った。
かっこいい。
それだけでコメントが成立すると思う。
具体的に書いて補助する必要がまったくない。
本当にかっこいい。
ありがとうって言いたい。

dry as dust

松永晴貴(dry as dust)

Age Factoryの「LOVE」を聴いたらジワジワ体の中に染み込んできてハッとした。
本当に色んなことを思い出した。
10代の頃の気持ちも最近のことも。
そしてこれからのことも。

飾らず真っ直ぐに曝け出す彼らの音楽を僕自身も大事にしたい。

ありがとう。

MASS OF THE FERMENTING DREGS

宮本菜津子(MASS OF THE FERMENTING DREGS)

Age Factoryの存在を知ったのは、ライブをはじめて見たのは、
今年2月のことでした。
何の前情報もなくたまたま居合わせたその現場で感じた感触は、
鮮明かつ繊細でとても色濃く、いいバンドだなあ!とこころがざわざわしたのをよく覚えています。
11月の対バン、よろしくね!いまから楽しみです。

LONE

毛利翔太郎(LONE)

愛情はどれだけ抱いていてもすべてが伝わることはないと思う。
僕たちが表現している音楽もそうだ。
これが愛なのか、愛情なのかはわからない。
ただ、聴き終えた時に感じたものが正しいのならこれは紛れもなくLOVEであり、エイジファクトリーだ。
本当におめでとう、とんでもないものを創ったな。

Brian the Sun

森良太(Brian the Sun)

エイスケと初めて会った時
彼は「1億ターブってなに?」と真面目に言っていました。
彼は、その驚くべき勘違いを正すことなく育て
1オクターブをほんとに1億ターブにしてしまったのかもしれません。
この音を聞いて彼には白と黒の88鍵の鍵盤には定義されない、支配されない強烈な情念を感じました。
心を爆発させたいとき、愛する人を思うとき、消えてしまいそうなとき
俺はこの音を思い出してしまうかもしれません。

THE ORAL CIGARETTES

山中拓也(THE ORAL CIGARETTES)

そのほとんどが男性的スピリットの元で構築されているのに、
なぜ所々でこんなにもフェミニンな要素が垣間見えるのか?
絶妙な中性的さを感じるのか?と。
そこには圧倒的なメロディの優美さと、それが繊細に組まれたコード進行の中に存在するからで。
激情の中で鳴らすメロディの美しさは唯一無二の存在だと思います。
全ての楽器が楽器としてだけではなく、彼らの声となって溢れ出る音楽は非常に秀逸で、
Age factoryは恐ろしい後輩です。

THE BACK HORN

山田将司(THE BACK HORN)

『LOVE』聴いた。気付いたら街ゆく人の歩幅と流れる車をただ見てた。
エイスケの声が好きだ。
なんか思いっ切りブッ壊したくなって、誰かを思いっ切り愛したくなって、思いっ切り青春したくなった。
呑もうよ今度、また新宿で。

キュウソネコカミ

ヨコタシンノスケ(キュウソネコカミ)

Age Factoryは間違いなく今を奏でて歌うバンドなんだけれど、同時に、今のバンドシーンに物足りないものを感じる人に届くバンド。括られてるジャンルとかシーンにいまひとつピンときてない人が胸張って好きだと言える彼らの音楽、それは同世代の中で頭角を表すどころか、かっこいいの価値観をひっくり返す力さえ持ってる。ってかなんでこんなにスレてないんだろう。自分達にかっこいい音楽をやってる自信がむちゃくちゃあるから?確かにかっこいいわ!
あと4曲目、金木犀っていうタイトルの淡くて儚いイメージから、この感じ(聴いてみて!)の曲になっちゃうのがやっぱ普通じゃない。この曲どうかしてて、すごくかっこいい。

My Hair is Bad ニューアルバム「woman's」 / 2016年10月19日発売 / EMI Records Japan
初回限定盤 [CD+DVD] / 4536円 / UPCH-29228
通常盤 [CD] / 3024円 / UPCH-20430
InterFM897「Age Factoryの愛に近づくまで」

2016年10月5日(水)26:00~26:30

<放送内容>
1stアルバム「LOVE」のリリースを記念してAge Factoryの真の魅力に迫るドキュメンタリータッチの番組。ナレーションを担当するのはcinema staffの辻友貴。

Age Factory(エイジファクトリー)
Age Factory

清水エイスケ(Vo, G)、西口直人(B)、増子央人(Dr, Cho)からなるスリーピースバンド。2010年4月の結成以来、地元の奈良を中心に全国で年間100本近くのライブを重ねてきた。2014年12月にデビューミニアルバム「手を振る」を、2015年9月に「NOHARA」をリリース。2016年10月に、LOSTAGEの五味岳久をプロデューサーに迎え1stフルアルバム「LOVE」を発表する。