ナタリー PowerPush - 80_pan
ナタリー×MySpace共同企画 ついに明かされる事実!吉田豪が80_panの素顔に迫る!
ニューシングル「ドラミエレクトリック」のリリースを記念してナタリー×MySpaceの共同企画が実現! インタビュアーに吉田豪を迎え、前編をナタリーで、後編をMySpaceで掲載するスペシャルロングインタビュー。ニューレイヴの歴史を塗り替える個性派ユニットの問題発言をじっくり味わってもらいたい。
取材・文/吉田豪
20代のアイドルはいかがなものかと……
朋美 今日は吉田さんのインタビューってことで緊張して夜も眠れないどころか、朝も起きれなかったんですよ、ほんまに。
真子 だから寝坊したんです(笑)。
——それ、そんなに緊張してない感じがしますけどね(笑)。ブログにも「あした(日付かわりきょう)は、取材で東京です☆ アマストコナクお話してきます◎笑☆☆」とか書いてましたけど、ハレンチ☆パンチ時代からのブログを全部見るのがこれだけしんどいとは思わなかったですよ!
真子 え! あれを全部見たんですか!
朋美 じゃあ寝てはりませんか?
——ほとんど寝てないですけど、最近の更新が少ないおかげで助かりました(笑)。
真子 吉田さんのためにですよ(笑)。
朋美 私、いとうまい子さんが好きだから『元アイドル!』を読んだことがあったんですね。そこだけを立ち読みで(笑)。
——あ、そうだったんですか。『BOMB』から出した単行本で「芸能界には裏があって、オーディションも全部決まってて」とか暴露したり、自分のプロフィール部分で初潮の日時まで書いてたことを追求するインタビューだったんで、あれを読んでたら怖いですよね、確かに(笑)。
朋美 そうですね、私たちアイドルっていっても、そこまでネタはないので……。
——ダハハハハ! で、いきなりなんですけど、(懐からCDを出して)capsuleのニューアルバム『MORE! MORE! MORE!』のジャケ見て驚いたんですよ。これ、どうしても80_panにしか見えなくて(笑)。
真子 うわっ、ホントだ!
朋美 これは80_panですねえ(笑)。聴いてくれはったのかな、capsuleさん。私、ウィッグ被ってスッピンにしたら、ちょっと(中田)ヤスタカさんに似てるんですよ(笑)。
——ダハハハハ! こうなるまでの流れを、今日はたっぷり聞かせてもらいます。
朋美・真子 はい。お願いします!
——2人の付き合いは長いんですよね。
朋美 そうですね、高校1年のときからの同級生なんで、もう8年目ですね。
——年齢はもう公開していいんですよね。最初はなんで非公開だったんですか?
朋美 一応アイドルということで、20代のアイドルはいかがなものかという……。
——デビューがちょうど20歳になる年で。
朋美 そうです。で、黙っときました。
——でも、バレますよね?
朋美 そうなんですよ。新聞とかに名前が載ると、「朋美(21)」とか出て(笑)。
——ちなみに高校で最初に会ったときは、お互いどんな印象だったんですか?
朋美 いまでこそこれだけ落ち着きがあるんですけど……バカな子でしたね。入学式の予行演習があったんですよ。そのとき奥菜(真子)と小笠原(朋美)で前後だったから、一番初めに話したのも真子だったんですね。
真子 で、入学式の日に正門のところで待ち合わせをしたときに、カッターシャツの襟がメチャクチャ硬いと思ったら厚紙が入ったままだったんです(笑)。だから、どうしてもネクタイできなくて……。
朋美 そういうのからバカって言われて。
真子 でも、私が思ったんは、みんな学生証にする証明写真を持ってくるじゃないですか。「私、変な顔で……」とかお互い言い合うんですよ。で、「変な顔でもいいから見せて」って言われて見せたら、「ほんまブッサイクやな」言われて(笑)。
朋美 「ほんま変やな」言ったやん(笑)。
——謙遜して言っただけなのに(笑)。
真子 初めて会ってそれですもん。そんな印象でキツい感じだったね、当時は。
朋美 それから3年間、真子とずっと同じクラスで。進学クラスだったんですよ、一応。進学クラスなんで、いつも授業が8時間目、9時間目まであったんですよ。
CD収録曲
- ドラミエレクトリック
- Produced by DJ DORAMIgrooove - Remix コンプレックス
- Produced by JAZZIDA GRANDE - スペースコントロール
- Produced by FQTQ - ドラミエレクトリック
- J&B.K ver. - Produced by J&Beat Kill Knee
プロフィール
80_pan(はれぱん)
TomomiとMacoの2人によるガールズ・ユニット。2005年に3人組アイドルグループ「ハレンチ☆パンチ」として、シングル「白線~スタートライン」でデビュー。キュートなルックスと親しみやすいキャラター、パワフルな歌声で人気を獲得する。2007年にグループ名を「80★PAN!」に改名し、音楽性もロック路線へと変更。ヘヴィメタル誌に登場するなど、大々的なイメージチェンジを図った。2008年に「80_pan」へと再びユニット名を変え、ニューレイヴの要素を取り入れたエレクトロポップサウンドを展開することを発表しファンを驚かせる。移り変わりの激しい音楽シーンにおいて、つねに新しい音楽性を取り入れるなど独自のスタンスを保ちながら活躍中。