悪ガキ3人共、ちゃんとやれよ

──KOUHEIさんは普段からバンドを俯瞰して観ることも役割としてあると思いますが、KOUHEIさんから見た04 Limited Sazabysってどういうバンドですか？

浮き沈みが激しいバンドって感じですね。安定しない。これはいい意味でも悪い意味でもあると思ってるんですけど。赤点みたいなライブもすれば、「お前らそんなライブできたん？」ってくらいのライブするときもあるんですよね。できればそのアベレージは上げていきたいんですけど、「なんか今日、4人共“入って”んな」みたいなときは「ちょっと今の俺たち、強えかも」っていう気分になれる。逆にそうじゃないときは自分がしっかりしなきゃと思って引っ張るようにして。なんかお父さんみたいな感じですね。「悪ガキ3人共、ちゃんとやれよ」みたいな。むちゃくちゃでもいいし、何やってもいいけど、それを行きすぎたときに修正するのが僕の役目みたいな。

──04 Limited Sazabysの強みってなんだと思いますか？

強みか……なんなんだろう。あ、みんな音楽が本当に好きなんだろうなって感じはします。特にRYU-TAとGENは本当に音楽に埋もれて生きていたいみたいな人たちなんで、そこは強みかもしれないですね。だからいろんなバンドを好きになれるし。

──皆さんに聞いているのですが、ほかのメンバーのいいところ、好きなところを教えてください。

RYU-TAは全力なところ。曲作りとかで何か言われても、めげずにちゃんと出した課題はやろうとするし、ライブでの気合いの入り方は誰も勝てないんじゃないかって思うくらい、あいつは全力ですね。カッコいいなと思います。HIROKAZはみんなの意見を聞こうとするところかな。いいところでもあり、悪いところなのかもしれないけど、ああいうふうに話を1回ちゃんと聞こうとする姿勢がある人って、バンドにはやっぱり必要だと思うので。あと絵がうまい。

──あははは（笑）。

うまいっていうか、絵心があるんですよ。適当に「GEN描いて」とか言うと、10秒以内で書き上げるんです。それが、めっちゃ下手なんですけど特徴を捉えているんですよね（笑）。GENのいいところは人付き合いがうまいところですかね。バンドの顔としてちゃんとやってくれてる感じがしてますね。そこはやっぱ感謝もしてますし、僕にはできないことだなって思います。