ギタリストとして輝きたい

──04 Limited Sazabysとしては今年が結成9年目ですが、今までで一番キツかった、苦しかった時期はいつですか？

「CAVU」（2015年4月リリースのメジャー1stフルアルバム）を作ってるときはけっこうつらかったですね。自分の思うようなギターのフレーズが出てこなくなって。

──スランプ？

スランプなのかな。初めての1stフルアルバムということでプレッシャーがすごいあったんです。メジャーに行って1枚目だったし。レコーディング期間中は家でギリギリまで考える感じで、引きこもってました。それを乗り越えてからはフレーズもするする出てくるようになりました。「CAVU」が完成したら「いいものができたな」と思って開放感ができたんですかね（笑）、そこからはそんなに考えすぎないようにしようと楽になりました。もちろんいいもんを作りたいんですけど、あんまり考え込まないようにしようとは思いました。

──武道館公演を終えて、今後はどういう存在になっていきたいと思ってますか？

この間、「下北沢ギタリスト会 2017春」っていうイベントに参加したんですけど、僕以外、クソうまな人らばっかりだったんですよ。めちゃくちゃ輝いてて。それを見て自分もギタリストとして輝きたいなと改めて思いました。今までは“バンドとして”ということしか考えてなかったんですけど、もっとギタリストとして目立っていきたいなと。まだまだなのはわかってますけど、自分ももっとやれると思ったので、これからはギタリストとして前に進みたいなと思いました。

──では最後に、バンドとしての目標も聞かせてください。

やっぱりライブハウスで育ってきたんでライブハウスでやりつつ、今はありがたいことにお客さんが増えてきてくれているので、デカいところでもできるならやりたい。いいバランスで両立していきたいなと思います。ライブハウスから離れることはできないし、でもチケットが取れない人がいるのもつらいので、どちらも大事にしていきたいです。