ゆず＆JUJU、同名曲でクリスマス映画主題歌＆劇中歌に

11月22日に全国公開される映画「すべては君に逢えたから」の主題歌が、ゆずの新曲「守ってあげたい」に決定。また、ゆずがこの曲をJUJUに提供し、JUJUバージョンの「守ってあげたい」が同映画の劇中歌となることもわかった。

映画は、来年12月で開業100周年を迎えるJR東京駅を舞台に、それぞれ境遇の異なる男女10人の恋模様をオムニバス形式で紡いでいくラブストーリー。玉木宏、時任三郎、倍賞千恵子をはじめとする実力派に加え、本田翼、木村文乃、高梨臨など今後が期待される新人俳優がキャスティングされた話題作となっている。

主題歌「守ってあげたい」は、北川悠仁の作詞・作曲による“大切な人を守りたい”という強い思いを歌ったラブバラード。もともとはゆずの新曲として制作を進めていたが、「自分たちの歌詞と対になる女性目線で女性アーティストに歌ってほしい」という北川のアイデアにより、以前から交流のあったJUJUへアプローチした。

男性目線から強い誓いを歌うゆずに対し、JUJUバージョンは歌詞とアレンジを変え、女性目線から男性を支えようと優しく語りかける楽曲に仕上がっている。過去に楽曲カバーやアンサーソングといったコラボは存在するものの、2組のアーティストが同時期に同一の曲を異なるアレンジで歌うのは異例と言える。両者のファンは、それぞれの「守ってあげたい」がどのように映画を彩るのか楽しみにしておこう。

ゆずコメント

「守ってあげたい」は、ラブソングでありながらもっと大きな愛情を込めた曲にしたいなと思いつくりました。恋愛はもちろん、家族や友達、いろいろな人との中に起きる“愛”を感じながら聴いてもらえたらと思います。僕たちの歌で、「すべては君に逢えたから」の登場人物たちが繰り広げる恋愛ストーリーに少しでも華を添えることができたら嬉しいです。

JUJUコメント

最初にゆずさんから楽曲を頂いた時は、こんなステキな曲を女性目線で歌えるのか！と嬉しかったのと、「守ってあげたい」というサビのワンフレーズがとても印象に残ったのを覚えています。本当に素晴らしい愛の歌。男女両サイドからお聴きいただきたいです!! 今までにない企画だったので非常に恐れ多いですが、とにかく聴いてくださる方が前向きになるといいなと思いながら歌っています。映画に関しては、残念ながらまだ観れていないのですが、とても楽しみにしています！

本木克英監督コメント

ささやかながら確かな愛が、あまりに美しく、せつなく伝わってきたので、それに応える映像演出ができるか不安もありました。クリスマスイブに一人東京を去ろうとする玲子のシーンは、JUJUの歌をイメージして撮り、返歌ともいえるゆずの楽曲には、この映画を貫くテーマを強く感じて、何度も聴きながら撮影をしました。