藤井隆、レイザーラモンRG、椿鬼奴は、バスツアーでファンとともに富士急ハイランドへ向けて出発。車内DJを買って出たRGが「目覚めの曲です」と言って「ビバリーヒルズ・コップ」のテーマ曲を流すと、車内からは手拍子が巻き起こる。RGはマイケル・ジャクソンの「Man In The Mirror」やRED HOT CHILLI PEPPERSの「Give It Away」などを選曲して車内を盛り上げた。後半はカラオケタイムに突入。RGは尾崎紀世彦の「また逢う日まで」を終始音程を外しながら歌って藤井に「曲が台無し」と言われ、鬼奴は中学2年生の頃から歌っているという梅沢富美男の「夢芝居」を情感を込めて歌唱。続いて美空ひばりの「お祭りマンボ」を披露したところでバスは富士急ハイランドに到着した。
園内に着いた3人が最初に向かったのはFUJIYAMAの乗車ホーム。突如現れた3人に、乗車待ちをしていた客からは悲鳴にも似た歓声が沸き起こる。藤井が一般客に交じってFUJIYAMAに乗車している間に、鬼奴はBON JOVIの「You Give Love A Bad Name」を熱唱して現場のテンションをさらに上昇させる。戻ってきた藤井も「FUJIYAMAサイコー!」と興奮しながら語った。次に3人は園内放送で今回のイベントの主旨を説明。鬼奴は「25歳のときに付き合っていた彼氏とFUJIYAMAで撮った写真を捨てるかいまだに迷っている」といったエピソードを来場者にアナウンスした。
その後3人は高飛車前の広場に移動。鬼奴はAEROSMITHの「Cryin'」をシャウトし、RGは替え歌を交えながらRED HOT CHILLI PEPPERSの「By The Way」で軽快なラップパフォーマンスを見せた。続いてウォーターパドラー乗り場へとやってきた3人だったが、RGが藤井と鬼奴を岸に残して1人でボートに乗車。湖を自由に移動しながらWHAM!の「Freedom」を気持ちよさそうに歌唱するRGを、2人はうらやましそうに見守った。メリーゴーラウンドでは白馬にまたがった鬼奴がアリシア・キーズの「Empire State Of Mind」をしっとりと歌い上げる。彼女は「皆さんの目にはプロモーションビデオみたいに映っていると思います」と語り、アンコールとしてCharaの「やさしい気持ち」も披露した。
最恐戦慄迷宮の出入り口に移った一行はTHE PRODIGYの「Omen」で、ホラーハウスにチャレンジする客の恐怖心を煽る。何も知らず迷宮から出てきた人たちは彼らの突然の出迎えに驚きを隠せない様子を見せていた。また3人は途中で棄権した人たちのためにJOURNEYの「Don't Stop Believin'」を用意。怖さのあまり泣いていた中国人と笑顔で歌う場面も見られ、RGは「僕たちの気持ちは海を越えて伝わったと思います」と満足した表情を見せた。
そして夕焼けが空を染め始めた頃、藤井、RG、鬼奴はマッドマウス前特設ステージに登場。3人がDEAD OR ALIVEの「YOU SPIN ME ROUND」からライブをスタートさせると、会場からは手拍子が起こりタオルを回す人の姿も。MCで鬼奴が「先ほど『Empire State Of Mind』を歌わせていただいたんですけど、すごく気持ちよかったです」と話しながらステージそばのメリーゴーラウンドに目をやると、そこにはRGの息子の武丸くんの姿が。まさかの偶然に会場は笑いに包まれた。
鬼奴はFUJIYAMAでも歌ったBON JOVIの「You Give Love A Bad Name」を再び披露し、高音に苦戦しながらもホイットニー・ヒューストンの「Saving All My Love For You」を聴かせる。RGはジョージ・マイケルの「FAITH」とA-HAの「Take On Me」で会場を盛り上げた。そして藤井は「洋楽ではないですけど、英語詞ということで聴いてください」と曲紹介をして、自身の「I just want to hold you」を披露。アンコールではGLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINEの「1-2-3」をオーディエンス全員と歌い、大盛況のうちにイベントは終了した。
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