これはCHEESE CAKEが今月リリースした新曲「音の無い世界のうさぎ」の発売を記念して開催されたイベント。精華女子高等学校吹奏楽部は、全国の高校の吹奏楽部の中でもトップクラスの実力を誇っており、創部から現在まで数々のコンクールで金賞を受賞している。その吹奏楽部150名と、同じく地元・福岡を拠点に活動するCHEESE CAKEがブラスバンドとバンドをコラボレーションさせた「ブラバンド」と題したライブを行った。
この日のライブは夕暮れ時の18:00にスタート。まずは吹奏楽部による「アフリカンシンフォニー」「オールディーズ」「風になりたい」といった楽曲が力強く演奏され、その圧倒的なパフォーマンスに引き寄せられた人々で会場は埋め尽くされた。そして会場の空気が温まったところで吹奏楽部は一旦退場。続いてCHEESE CAKEがステージ中央に用意されたバンドブースに登場すると「夏のサイダー」からライブを開始した。間奏で岩淵紗貴(Vo, G)は「短い時間ですけどみんなで楽しんでいきましょう。よろしく!」と観客を煽り、吹奏楽部の演奏にも負けないくらいの力強い歌声でライブを盛り上げた。
曲の披露が終わると岩淵は今回のライブを行うことになった経緯について「(田村)三果ちゃん(B)が中学生の頃に吹奏楽をやっていたこともあって、バンドとコラボできたら面白いなと。そこで『音の無い世界のうさぎ』をリリースしたタイミングで精華女子さんに『よかったら一緒にやりませんか?』とご提案させていただきました」とコメント。また「音の無い世界のうさぎ」を一緒に演奏することについて岩淵は「これは私たちが高校生のときに作った曲です。青春時代の葛藤やもやもやした気持ちを歌った曲でもあるんですけど、その曲を今高校生の皆さんと一緒に演奏できるということに勝手ながら運命感じちゃってます」と気持ちを語った。
そしてCHEESE CAKEは吹奏楽部と一緒に「音の無い世界のうさぎ」をコラボ演奏。ブラスバンド隊が奏でる演奏とバンド演奏のコラボレーションに岩淵の熱のこもった歌声が重なり、演奏を聴いた大勢の観客からは惜しみない拍手が巻き起こった。さらに演奏後は観客からアンコールが起こり、再び吹奏楽部とCHEESE CAKEがステージに登場。最後は全員で「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」を披露し、大盛況のままイベントは幕を閉じた。
イベント終了後、ナタリーではCHEESE CAKEに取材を行った。まずこの日のイベントの感想を尋ねると岩淵は「すごい楽しかったです。コラボというのはやったことなかったし、バンドと吹奏楽ではリズム感が思ってたよりも違ったので合わせるのが難しくて。でもみんなと1つになれたのがうれしかったです」とコメント。続いてリーダーの一瀬貴之(G)は「全国に名の知れた吹奏楽部とデビューしたてのバンドとの共演だったんですけど、こういうのは楽しいですね。ジャンルとしてはかけ離れているかもしれないですけど、コラボしたらこんなにも楽しんだって。新たな発見ができたと思います。夏のいい思い出になりました」と笑顔で語った。
CHEESE CAKEは10月6日に東京・Shibuya O-Crestと10月11日に福岡・SPIRAL FACTORYでワンマンライブ「ワンワンライブだワン」を開催する。
CHEESE CAKE「ワンワンライブだワン」
2013年10月6日(日)東京都 Shibuya O-Crest
2013年10月11日(金)福岡県 SPIRAL FACTORY
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音楽ナタリー @natalie_mu
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